- 第三章「仕事」「家族」「人間関係」について
- Q23 部下に厳しい上司にどう対処したらいいのか。
- Q24 職場の同僚のゴマすりがたまらなくいやだ。
- 上司、恋人の欠点が目についてどうしても好きになれないのですが……。
- Q26 ギャンブルをやめたいのだが。
- Q27 新しい家でご近所付き合いがうまく出来るか心配。
- Q28 学校に行きたがらない子供にどう対処したらいいの
- Q29 背が低いのがいやだ。
- Q30 キャリアウーマンの生活を続けてきたが、むなしさ、不安を感じてしまう。
- Q31 嫁姑の対立は同居家族の宿命?折れるべきか、別居するべきか。
- Q32 小さな会社を経営しているが、優秀な人材が得られない。
- Q33 子育てのことで悩んでいます。すぐにカッとなって子供に暴力をふるってしまいます。
- Q34 新人の女子社員ばかりをチヤホヤする男性社員に、頭にきています。
- Q35 ギャンブル好きの主人と別れたい。
- Q36 いつもダイエットに失敗するのだが。
- Q37 優柔不断の性格を直したい。
- Q38 ひどい赤面症〟で困っています。
第三章「仕事」「家族」「人間関係」について
Q23 部下に厳しい上司にどう対処したらいいのか。
うちの課長は、上役にはニコニコ、ペコペコ、女子社員にはニヤニヤ、ベタベタ。そのくせ、部下のぼくにはガミガミ、ネチネチといいところなし。
ぼくのほうは仕事をどっさり押しつけられて、毎日クタクタです。なんでこんな課長につかえなければいけないんだ。もう会社を辞めたい!(大阪市 S・Tさん/25歳)
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部下をイジメるのを生きがいにしてるようなどうしようもない上司がいて、もう会社に行くのもウンザリ。でも会社自体は働きがいのあるいい職場なので、ガマンしてこのまま勤めるか、いっそのこと辞めようかと迷っています。
深見:課長がひどい奴、とのことですが、では、神様仏様みたい課長だったらいいのでしょうか。
ミスを叱りもせず、逆にかばってくれるような上司は、下にいる者にとってはたしかに楽です。しかし、五年、十年経ったらどうですか。今度はあなたが部下を指揮する立場になります。
たぶん、マニュアル通りの管理はできても、突発事態に出合うと行き詰まってしまうはずです。
臨機応変、迅速適切な問題処理ができない。なぜならば、「経験」というものが決定的に不足しているかです。
一歩会社の外に出れば、それこそ生き馬の目を抜くようなビジネスの世界ですから、人の足を引っ張ろうとする人間もいれば、イジメ、イビリを楽しみにしているような人々も大勢います。
そうした人々と互角にわたり合って、自分の仕事をまっとうしていくにも、人づきあいの経験とノウハウがものを言うのです。
部下にガンガン仕事をさせて自分が楽をしようなんていうのは、考えようによってはありがたいことです。というのは、人間の素晴らしい点は学習能力が非常に優れているところで、どんなに大変な仕事も、やればやるほど慣れて、上手になっていく。
よく「修羅場をくぐる」とか、「場数を踏む」と言いますが、会社組織においては“経験を積む”は、“仕事ができるようになる〟と同義。
だから、どっさり仕事を与えられたら、それだけチャンスをもらったのだと思えばいいし、ガミガミ、ネチネチも、自分を伸ばすために指導してくれているのだと思い、表現方法はその人の言い方、クセだと思って気にせず、その内容だけを理解する努力をするのです。
「いやだけどガマンをする」のではなくて、積極的にその上司の良きも悪きも理解し、さらにその上司の技の見切りをするのです。
即ち、「ここ押えれば喜ぶ、ここを刺激すれば怒る、こういう言い方とアプローチをすればスンナリと納得する」というツボ所を体得するわけです。
一般的に言って会社において「仏の○○さん」と言われる人は出世していない人が多い。
逆に「鬼の○○」とか「○○天皇」などと言われる人の方がやり手であり実力があり、出世している場合が多い。
そういう人は自分に自信を持っているから、概してワガママでワンマンであり小さなことでも見逃すことなく、厳しい処断をするものです。
こういう人にかわいがられるようになると、実力がつく上に出世も早い。
そして、そういう上司は自分でも自分がやり難い人間で、部下は大変だということをある程度解っているもので、どこかに孤独を感じているものです。
だから他の部下と比べて自分に好意を寄せている風に見えたり、自分のやり方によく耐えているなと思える部下には、「仏の○○」より、何倍もその部下をひいきにするのです。
周囲の人や他の上司も、それを知っていて、「あのやり難い○○さんの元で、よく耐えて明るく頑張っているな。彼はなかなか辛抱強くて立派だね」と評価されているはずです。
オニ部長も、ヘビ次長も、キツネ課長も、みんなぼくを鍛えてくれている、ぼくがもっと仕事ができるようになればいいと手助けをしてくれているんだと考え、自分の今の苦労は、「天知る、地知る、人が知る。
そして、我が守護霊も知っている」と思えば立った腹もおさまるし、実際、あなたの能力はぐんぐん伸びていきます。
若い時にモマれたという経験は、いいかたちで身につきますし、必ず後になって役立ちます。
サラリーマンにとって、経験はすなわち財産。逆に、職場がつらいと言って逃げていたら、いつまで経っても同じことなのです。
ホトケのような上司に気に入られ、手取り足取り仕事を教えてもらうのも、悪いことではありませんが、どうしても能力伸長のスピードは遅くなります。
「ぼくはホドホドでいいよ」と、あくせくしないで勤めて、その上司の出世に従ってあなたも上に引っ張ってもらえれば、それでよし。
問題はそんなに順調にことが運ばない場合で、むしろ、会社という組織はそんなに甘くないと思っていて間違いありません。
管理職適齢期を迎えて、まだ管理能力が備わっていなかったらどうか。十中八九、苦い汁をなめることになるはず。
だからこそ、どんな上司の下でも、どんな無理難題でも、現在の条件の中でなんとかやり遂げようとする気持ち、その困難を自分の成長の糧にするんだという気持ちが会社人としてある才能でありサラリーマン生活を続けていく上で最も大切なことなのです。
感情的なことや細かいことは、腹の中にドンと呑みこんで、サラリーマンの給料とは叱られて〇〇円、ボーナスとは汗ccあたり○○円、昇進は耐えてするゴマの量○○g単位で天が計算し、自分に与えてくれるものというふうに意識的に自分を大きくしていれば、そのうちに本当に瑣末なことがらにはこだわらなくなります。
上司からの叱責や注意も素直に耳に入ってきて、「あ、自分の配慮が足りなかった」「もう少していねいに説明しておけばよかった」とまずこれを省みるようになり、何事も包み込むような度量と包容力が備わってきます。
大きな心と長期的展望でがんばってください。
Q24 職場の同僚のゴマすりがたまらなくいやだ。
たいして能力もない同僚が、ひたすら上司におべっかを使い、出世街道を走っています。
それに引きかえ、是非を明確にしないと気のすまない私は、上司から評価されません。
こんな会社は辞めてしまおうと思いつつ、悶々と日々を送っています。(新潟県長岡市 K・Aさん/31歳)
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課内でゴルフブームが起きています。私はゴルフが好きではないため、ブームに背を向けていたところ、仕事の面でも取り残された形になってしまいました。
どうやらゴルフをしながら、仕事の話が行われているようです。遊び仲間に入らなければ無視されるというのは、おかしいと思いますが。(福岡県北九州市 T・Mさん/30歳)
深見:野球界のドン・川上哲治氏は、かつてこう述べたそうです。
「尻尾を振る犬はかわいいものだ」KAさんの筋を通す生き方も立派ですが、現実世界では、このような人は嫌われます。
もしKAさんがブルーカラーであるならば、かえってそういう性質の方が優秀な技術や職能を身に付けることができるでしょう。
そして、経営者はその性質と技能を理解して、ある程度はそういう分野で昇進させるはずです。しかし、ホワイトカラーなら別です。
会社人としての実力とは、上、同、下との対人関係における表現力であり、咀嚼力であると言っても過言ではありません。
特に営業、販売、広告、渉外などという分野では、誠心誠意ゴマすりを行なうのが仕事と言えます。
仕入や資材や経理部門なら、まだそれほどゴマすり力は必要ないでしょう。
しかし、会社が人間関係によって成り立っている限り、多かれ少かれ、ゴマすり的要素を抜きにしては仕事はできません。これはどんな会社に行っても同じことです。
しかし、K・Aさんの思い込みの内で、「ゴマすりは良くないことだ」という観念と誤解がある限り、どんな会社に移ってもだめでしょう。「ゴマすり」とは決して悪ではありません。
「人の情を気持ち良くさせる社会的表現力」であり、社外及び社内における営業力なのです。
ただ問題となるのは、目上にだけ偏ったゴマすりです。同僚や目下が不愉快な思いをするからです。
目上にも、同僚にも、目下にも、まんべんなくゴマすりができて、しかもそれが持続するのが本物の善なるゴマすりです。
そういう人は、皆から愛されて必ず出世します。
それにしても、K・Aさんは、ゴマをする人の苦労や大変さをご存知ないようです。
ゴマをするとは大変ストレスのたまる行いであるために、相手のワガママを是認した上で、それを和ませる集中と話術と礼節の要る行為なのです。
本当に忍耐と根気の要る下座行です。
私は「ホワイトカラーのサラリーマンでありながら、ゴマも一人前にすれない人は、傲慢であり、プライドが高く、社会的表現力や人の気持ちを解する感性とか文学性が欠如している人であり、対人関係に難がある人である」と信じています。
それで、ゴマも一人前にすれない人が、ゴマすり人間の苦労や努力も知らず、それを批判するのは言語道断だと思っています。単にそれはその人の出世をねたむ嫉妬だと思うのです。
あなたも、その人以上に上司にゴマをすり、さらに誠意を増して同僚や目下にもゴマをすりまくって大いに出世したらどうですか。
その上で、物の是非を明確にするあなた本来の性質を発揮すれば、立派経営者になれるでしょう。
T・Mさんのゴルフ嫌いは、おそらく「食わず嫌い」と同じだと思いますから、一度やってみてはいかがですか。
やってみて、反吐を吐きそうに嫌いだというなら別ですが、結構楽しいものです。一人だけ疎外感を味わうのがたまらないというなら、自分から参加すればいいではありませんか。それが積極的な生き方というものです。
上司、恋人の欠点が目についてどうしても好きになれないのですが……。
五年前に大学を卒業。就職しましたが、その後三回職場を変え、今もデューダしようかどうかと迷っています。
原因はいずれも上司との軋轢です。バカな上司、尊敬できない上司、生理的に嫌悪感を覚える上司にばかり当たってしまったためです。
よい上司に恵まれるにはどうすればいいのでしょうか。(埼玉県大宮市 A・Nさん/26歳・会社員)
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何回か交際しましたが、これといった男性がみつかりません。三高を望んでいるわけではないのですが、付き合っているうちに、相手の欠陥が鼻につき、結婚に踏み切れないのです。
福岡県北九州市 R・Tさん/24歳・OL)
深見:A・NさんもR・Tさんも、一度じっくり鏡を見てほしいと思います。鏡なんて毎日見ているとおっしゃるかもしれませんが、単に自分の姿を見るのではありません。
自分の心を映し出すつもりで見つめてほしいのです。
人は他人に対して、常にシビアな目で観察するくせに、自分自身の観察は怠りがちです。
あなた方が、他人の欠点を見抜けるということは、相手もあなたの欠点を知っているということでもあるのです。
A・Nさん。あなたが上司を嫌えば、上司もそんなあなたを嫌います。人間の心は、あたかも鏡のようなものだからです。
相手に欠点があれば、自分にもあるだろうと考え、自らの欠点を知ることに努めてください。といって、欠点を直せというのではありません。
欠点も美点も合わせて人間の感性なのであり、それを認め合うことが人間関係を創る第一歩なのです。
常に自分に正義があるとし、相手の非を打ち鳴らす間は上司に恵まれることはないでしょう。人の縁とは、自分に内在するものの要素によって結ばれたり、変化するものだからです。
R・Tさん。「アバタもエクボ」といいますが、人を愛するということは、アバタをエクボと錯覚することではなく、「アバタもあればエクボもある」と認めることなのです。
第一、一点のスキもない完璧な人物(なんて存在しませんが)と付き合って心が安まりますか。
鏡に己の心を映し、己を知り、そこからスタートしてください。ちなみに、わが皇室には三種の神器が祭られていますが、その一つが八咫鏡であるのはなぜなのか、考えてみてほしいと思います。
天照大御神を表わすと言われていますが、一説には自霊拝と言って、鏡に己を映して天皇が自己の研鑽に励んだとも言われています。
また、最初は六角形の鏡、次に八角形の鏡、最後に円形の真澄の鏡というふうに、自己研鑽のレベルに合わせて鏡を変えたとも言われています。
いずれにしても、己を知り、内を修めることによって、古代の天皇が民族の長としての徳を磨いたことは、良き人の縁を呼び、どんな人とでも円満にやっていける和魂の徳を磨くための、良き対人法になると思います。
Q26 ギャンブルをやめたいのだが。
競馬、競輪からパチンコまで、お金があるとギャンブルに使ってしまいます。もうかることもありますが、トータルではかなりの金額を使い果たしてしまいました。
結婚もできないので、何度もやめようと思いましたが、いつも誘惑に負けてギャンブル漬けの日々に戻っています。
絶対にやめられるような方法があればお教えください。(船橋市匿名・男性)
深見:街中にギャンブルの誘惑がありますので、ついつい…という気持ちはわからなくもないですが、あなた自身もすでにご承知のように、賭けごとで「もうかる」ことはありえませんから、その分貯金でもして気立てのいいお嬢さんと結婚した方が幸せであることは、あらためていうまでもありません。
やめたいけれどやめられない、誘惑・欲望に負けてしまう――この原因は人によってさまざま、複雑な要素がからみ合っていることがありますが、根本は意志・信念の弱さです。
しかし、それは、わかっちゃいるけどやめられない、というのが本音でしょう。
誘惑に勝つ意志力の始まりは、まず、孔子の言にある「非礼視る勿れ、非礼聞く勿れ、非礼言う勿れ、非礼動く勿れ」の「四勿主義」から始めるのが一番です。
つまり、ギャンブルの誘惑をそそる新聞の箇所やテレビや雑誌等を見たり、聞いたりしないこと、口にしないこと、そして、心を動かさないこと。とすすみ、自分の意志力が確固たるものになるまで、その始めの糸口を大切にする工夫をするのです。
さらにウルトラの方法を教えましょう。まず自分で「一度決めたことは守るんだ」という強い気持ちを持って自分に何度も言って聞かせる習慣をつけて下さい。
そして、どうしてもくじけそうになった時は、「ノーマク、サーマンダ、バーザラダンカン」と声に出して唱えるのです。
これは不動明王の真言といって、信念を不動にするおまじないと考えてもいいです。「明日競馬に行きたいな」と思ったら、これを十回、二十回と唱える。友達から麻雀の誘いの電話がかかってきたら、受話器を覆って、「もう麻雀はしないんだ。」
「ノーマク、サーマンダ、バーザラダンカン」と唱える。これで気持ちが揺らがなくなり、きっぱり断ることができます。
ギャンブルに遠ざかると、ふだんは気にもしなくなりますが、ある時突然ものすごい誘惑が襲ってきます。
たいていの人はここで負けてしまうので、いつも真言を忘れずにいること。それで二、三年がまんできればもう大丈夫です。
その一方で、ほかに何か打ち込めるものを見つける。
オーディオでもパソコンでも、「ギャンブルで負けるくらいなら、こっちにお金を使おう」となればいい。
結婚するにしても貯金がなくては話になりませんから、一年間で五十万貯めるとか、百万貯めるという具体的な目標を立てて努力する誓いを守らない時は地獄に落ちる、神様に罰をもらうという祈願の方法はありませんが、大きな意味でいえば、ギャンブル漬けの日々そのものが、すでに地獄のようなもの。自分の生活や将来を真剣に考えて、自分の人生のため、幸福のために信念を貫くのだという気持ちを心がけてください。
Q27 新しい家でご近所付き合いがうまく出来るか心配。
秋に結婚予定ですが、新しい家でご近所の方とうまく付き合えるかと心配です。
もともと人みしりするたちでもありますが、近所の人と仲良くしなければと思う反面、何かトラブルでも起きたらいやだという気持ちがあり、いまひとつ社交的になれないのです。(東京都多摩市 T・Sさん・女性)
深見:第一にわかってほしいことは、近所付き合いでも友達付き合いでも、多かれ少なかれトラブルは起こるもの。
トラブルのない人生はないのです。ただ、一度おきたトラブルを二度繰り返さないために、トラブルの原因をよくつきとめることです。
原因が相手にあるのなら、あまり気にしない努力、相手の誘いに乗らない努力、言葉で丁寧に逃げる努力が必要ですし、原因が自分にあるのなら、ほとんどが礼と距離を置いた付き合い方を工夫すれば解決されるはずです。
これが人付き合いの人付き合いたるゆえんです。
だから、先のことはあまり深刻に考え込まないで、トラブルが起こったら、その時その時で対処すればいいだけのこと。
こういう心配をする人は世の中に意外と多くて、何に対しても一歩引いた不安と消極のスタンスをとっています。実はその姿勢こそ、トラブルを自ら招き寄せたり、大きくしたりする要因なのです。
ご心配のひとつには、習慣やしきたりをよく知らないからということもあるのでしょうが、それも近所付き合いの中で一つ一つ覚えていけばいいのです。
わからないことは素直に礼をもって教えをこえば、「若いのだから知らなくて当たり前、ちゃんと聞いてくるなんて感心だわ」と、親切にしてくれるはずです。
要は何でも良い方に考えて、解決に積極的になること。せっかくの幸せな新婚生活ですから、もっともっと楽しくして、幸せをまわりの人にも分けてあげなくてはいけません。
あなたのためにも、新しいご近所のためにもなるよき近所付き合いの三原則をお教えしましょう。
〜近所付き合いの三原則〜
第一は「明るい挨拶」。最初はこれがいちばん肝心です。顔を合わせたら自分のほうから「おはようございます」「こんばんは」と声をかける。
この挨拶を明るく元気にしていると、どちらからともなく「今日のおかずは何にするの」などとだんだん話がはずんでいくものです。
相手が気がつきそうもないから、挨拶しなくてもいいだろうというのは絶対にダメですよ。いつでも自分から声をかけるように心がけてください。
第二は「温かい言葉」。「お庭のバラがきれいですね」とか「息子さんのご入学おめでとう」などと、人の幸せ、努力、成功を知ったら必ずそれを祝ってあげる、人の喜びを、自分もともに喜ぶのです。
これを言われて不愉快になる人は絶対にいませんし、反対にあなたに赤ちゃんが産まれたりすれば、ご近所の人々は本当に喜んでくれるでしょう。
第三は「何でもおすそわけ」。実家から送ってきた特産物、旅行先で買った土地の名産品などを、少しずつでもいいから近所の人におすそわけする。
こんなところから付き合いが広がり、深まっていくもの。何事も、いいこと、いいものをみんなで分かちあうという心と、その徹底したまめさが大事なのです。
Q28 学校に行きたがらない子供にどう対処したらいいの
娘のことで悩んでいます。私が中年になって授かった子なので大変可愛がっているのですが、小学校に上がって一月ほどで学校へ行きたがらなくなり、口数も少なくなってきました。
勉強が嫌いというわけでもなく、妻も「原因がわからない」と言うので、思案に暮れています。(厚木市 H.Sさん・会社員)
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小学3年生の息子が、最近一人でぼーっとしていることが多くなりました。もともとおとなしい子で、一人遊びが好きですが、暗い部屋で虚脱状態になっているような具合で、とても心配です。
深見:この頃「登校拒否」だとか「自閉症」だとか、子供さんたちのあいだに精神的な問題が増えているということをよく耳にしますので、私も心配に思っています。
やはり、うわべだけの豊かさや経済効率優先の生活が、目に見えないかたちで健全な成長を飲んでいることも事実で、見過ごすことができないと思います。
ただ、だからといって、社会全体をいっぺんに改革することはとうていできませんし、そればかりがあなたのお子さんに悪影響を及ぼしているとは限りません。
周りを見渡していただければおわかりのように、健やかに育っておられる子供さん方も大勢いらっしゃるわけです。
では、あなたのお子さんと、近所の明るく元気なお子さんたちとは、どこが違ってしまったのか。それを考えていただくことが、解決の第一歩です。
生活環境や食事環境、あるいはしつけや、ほめ方叱り方の違いもあるでしょう。が、まず第一の原因は、乳幼児の頃から可愛がり過ぎて、親離れの時期が遅すぎたということが言えます。
母親の側にいつも一緒に居すぎたために、他の子供とのコミュニケーションが上手く行かないのです。
そして、なんでもお母さんがやってあげるので、自主自立の精神を養成する教育要素が足りなかったために自分でなんでもやれる自信がないのです。
それを解決するためには、まず、ふとんの上げ降ろしや、ベッドメーキングを自分でやらせること、おもちゃや勉強道具など出したものは必ず自分でかたづけさせること。
皿洗いや食卓のかたづけなども、どんどんやらせるべきです。子供の生活への適応というのは、全て体で覚えてゆくものなのです。
そして、もし言うことを聞かないときは、なぜ、それが良くないかということをよくお話しした上で、バシバシたたいて体罰を与えることです。
いきなりたたくのは、子供も意味がわからずやられるので反抗するし、意気も沈滞します。逆に平和主義のお話をするだけでは、わがままは直せませんからだめです。
そして、それらのことは全て母親としての愛のムチであり、もっと子供が小さいしつけの時期にしっかりと母親がやらなければならなかったことであるはずです。
やはり、しつけは親がして、教育は他人がするというのは箴言です。
今からでも決して遅くありませんから、親としての大きくて深い愛を、丁寧で焦ることなく厳しく厳しくしつけることで表現して下さい。
特に母親が関与して子供が言うことを聞く時期は、中3から高1ぐらいまでです。高校受験まではお父様も気を抜かないで奥様とともに教育機会を活かして下さい。
その他、こういう子供の場合には、複数の水子霊が障っている場合も多いのです。お子さんに何かをしてあげる時、「アーマーテーラースーオーオーミーカーミー」を、十一回連続を一クールとして唱えるといいでしょう。
これは子供の健やかな成長を司る〈太陽神界〉に波長を合わせるパワーコールで、お子さんがもともと持っている運勢の強い部分を引き出してくれます。
気持ちを集中し、口に出して何回も唱えるとより効果があります。ぜひ実践されることをおすすめします。
Q29 背が低いのがいやだ。
ぼくは背が低いことがいやで、気になってしょうがないのです。友達と話していても「チビのくせに」などと言われるのではないかと、つい引っ込み思案になってしまいます。
そろそろ成長期も終わる年齢なので焦っています。
神霊的に背を伸ばす方法があれば教えてください。(名古屋市 S・Sさん・学生)
深見:背が低いというコンプレックスを持つ人はけっこういますが、実際に身長を聞いてみると、それほどでもない場合が多い。
つまり、気持ちが萎縮していることで、余計に小さくなっている。スポーツ選手を別にすれば、身長のあるなしは人間の値打ちをなんら左右するものではないということを、まずわかってほしいと思います。
神霊的にとのことですが、たしかに修行等で身体を大きくする方法もないではありません。
しかしその場合、やはり大きな要素となるのは気持ちの持ち方であって、「女のコにもてたい」「他の男にうらやましがられたい」という妄執からくる動機では、残念ながら君の期待に添う結果は得られないでしょう。
そもそも背が低いとか鼻が低いとかは、自分の努力を超えた次元のことで、言ってみれば宿命の一つです。
私は「背が低い」というコンプレックスを持つ人の前世を鑑定したことが何度もありますが、だいたいが前世において人を見下していた人が多いのです。
ですから今世では人に見下されるという報いでもある。
これらの宿命的ハンデというものは、変えるのではなく、超えるしかないわけです。
精神的に乗り超えねばならない。こうした相談を受けると私はいつも、「背の低い人の方が大胆で、そのコンプレックスをはね返そうと思って人の何倍も頑張るから、かえって大出世をしている政財界、芸能界の人も多いですよ」
「私も昔は一般より随分背が低かったのですが、背の高い人間との身長の誤差は、地球の上にお互い立っているのですから、地球の直径プラス私の身長と、地球の直径プラス背の高い人間との身長誤差というふうに考えてみると、限りなくゼロに近い。
それで気にしなくなりました。そう思っていたら、大学に入った後から約10㎝程身長が伸びたのです。
後から考えたら、私はただ晩熟成の体質だっただけだったのでしょう。
しかし、背が低い時に得た「常に、地球の直径や銀河系の大きさから自分の身長や体重を考える」という習慣は、チビやデブと言われる人にとっては、尺度の変換という、悟りのコツの一つになるものでしょう」と答えることにしています。
背が低いのはもうしかたがない。問題は、だからどうなのか、です。いつもコンプレックスを抱きながら、人前に出ないようにしてウジウジと一生を送るのか。
あるいは、それをバネにして身長よりも自分の可能性を伸ばし、堂々と、積極的に人生を生きるのか言うまでもなく、答えは後者しかありえません。
気宇壮大という言葉がありますが、心の豊かさ、志の高さほど人を大きく見せるものはありません。目を大きく開いて、スケールの大きい世界に身をおいてほしいと思います。
Q30 キャリアウーマンの生活を続けてきたが、むなしさ、不安を感じてしまう。
外資系商社に勤めて、もう10年近くになります。仕事が面白くて夢中で突っ走り、気がつくと、これといって趣味もなく、恋人もできないまま30代も後半になってしまいました。
会社では役職にもつき、上役の信頼も得ていますが、若い社員からは敬遠され、時には嫌われているのではないかとさえ感じることもあります。
最近はそうした日常をむなしく思うこともあり、不安定な精神状態です。(東京都杉並区K・Rさん)
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短大を出て就職して以来、25年間同じ会社に勤めています。OLとはいえ、専門的な分野の仕事なので給料も高く、重宝がられるままに年月がたちました。
でも、このあとも同じ生活が続き、それで一生が終わってしまうかと思うと、なんてつまらない人生なのだろうと考えるのです。
夜眠れない日など、自殺を考えたりすることもあり、自分が心配です。(東京都渋谷区 G・Yさん)
深見:当節でこそ「キャリアウーマン」などとカッコよく呼ばれたりしますが、仕事一筋に生きる女性は昔から大勢いたわけです。
世の中の役に立ちたい、自分の力を試してみたい…単に「独身だから自分で働く」という人も当然いました。
ただ、そういう意志を持った女性は、数として少なかっただけのことです。それが女性の就職の機会も増え、実際に仕事一筋に生きる女性も増えてきたので、また悩める人も増えてきたということでしょう。
私は、何の仕事をするのでも、男女の区別はないと考えていますから、こうした悩みも男女に共通していると思っています。
さらに言うと、これは大人のハシカみたいなものですから、あまり深刻に考えないほうがいい。何か一つのことをまっしぐらにやってきた人が、40代50代になると、いっぺんは考えることです。
仕事仕事、会社会社で無我夢中で働いてきたけれども、ある日、ふと立ち止まってみると、心の中に空洞があき、風が吹いている・・・・・・これは男性でも女性でも、会社人間でも主婦でも、みんな似たようなことを感じます。「これで良かったんだろうか」と。
これは精神の不安定どころか、ある意味ではバランスを良好に保っている証拠なのです。
しかし、どうしてもマイナス側に向かう考え・思考ですから、暗くならざるをえない。頭に浮かぶのは、いままで自分は間違っていたのではないか、将来は大丈夫なのだろうか、などということばかりで、楽しかった思い出、自分の蓄積などはまず出てこないのです。
もう最初っから「暗く」なろうと思っている。ここでブレーキがきかないままに、深刻になりすぎると少々危険なわけです。
解消法としていちばんいいのは、高級ホテルに泊まってご馳走を食べたり、アクセサリーを買ったりして気晴らしをすることですが、今回の相談者のようにやや深刻になり過ぎてしまったならば、その前に次の方法を試してみてください。
まず、ただ不安がっているだけでなく、いままでの自分の人生を綿密に、かつ真剣に振り返ってみてください。
現在までの選択は、本当に後悔につぐ後悔の連続だったのか。素晴らしく幸せなことがあったからこそ、ここまで来たのではなかったかと思うこと。
具体的には、良き想い出を順番に回想してみることです。
第二に、ほかに生きる道があったとしたらそれは何だったのか。特に、ごく普通に結婚して子供を生み、家庭生活だけで生きている女性と会って話してみることです。
そうすると、逆に相手の方があなたをうらやましがって「夫と子供と姑に縛られて、自分のやりたいことが何もできない。一人で海外旅行に行くこともできず、自分の洋服や遊びに費やすお金もままならぬまま、子育てに追われ、ようやく子供が大きくなった頃に夫は浮気するし、定年がくる。
また、せっかく苦労して育てた子供も、自分一人で大きくなったように思って両親の面倒をみようとはしない。
子供が結婚すればやっかい物扱い。いったい、私の人生はなんだったのかしら。
今度生まれ変わってきたら、あなたのように、自分一人で生きて、好きなように自分の仕事をもって生「きたいわ」と言うでしょう。
特に夫婦仲の悪い人は、毎日が不自由な上に地獄のような思いの日々で「有れば有る悩み、無ければ無い悩み」があるのが人生なのです。
また、「人生何事かを為さば悔恨あり、何事も為さざれば、これもまた悔恨」という言葉がありますが、自分の生きる道の反対の道に生きている人が、決して幸せとはなっていないケースを多く見れば、あなたの今の幸せを実感し、感謝して「私の人生はこれでよかったのだ」と思えるはずです。
この二つをじっくりつきつめると、自分の選択は正しかったのだということが見えてくるはずです。
いや、過ぎ去った人生の時は帰ってこないから、なにがなんでも絶対にそう信じて、未来へのイメージをバラ色にするしか善き道はないのです。
ですからアドバイスとしては、これを機会に少し肩の力を抜いて、仕事に向かってみるといいでしょう。
特にK・Rさんは、おそらく「他人に負けまい」という気持ちで、いわば心にヨロイをまとって生きてきたところがあるのでは。
G・Yさんのほうも「ミスをしない、させない、許さな「い」という面がありませんか。お二人とも、日常の振る舞いに少し余裕を持てば、考え方の幅もぐんと広がってくると思います。
そういう自然体で圧倒的に明るい人生観の女性には、何才になっても縁談は来るし、恋愛のチャンスや可能性も、限りなく大きく広がるものなのです。
Q31 嫁姑の対立は同居家族の宿命?折れるべきか、別居するべきか。
結婚して1年半になります。最初から夫の家で、夫の両親と一緒に暮らしているのですが、義母はことあるごとに私に辛くあたります。
それこそハシの上げ下ろしまで、些細なことでも嫌味や皮肉を言われるのです。両親の家に住んでいるので、夫もあまり私をかばってくれません。
やはり、別居して暮らしたほうがいいのでしょうか。
(神奈川県鎌倉市主婦/31歳)
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妻と一人の男の子がいますが、種々の事情があって私の母の家に同居しています。
ところが母と妻の折り合いが悪く、両方からグチや泣き言を聞かされます。仲良くさせる方法をお教えください。(埼玉県与野市K・Jさん/38歳)
深見:最近は一般的に、結婚すると男性も女性も家を出て新所帯を構えるケースがほとんどで、「嫁姑の確執」もだんだん少なくなっていました。
それが近頃では、大都市圏の住宅事情の悪さと、高齢化社会ということで、二世帯同居などのかたちで、親の家に子供夫婦が一緒に住むケースが再び増えてきました。
世代も育った環境も違う大人が、年中顔を突き合わせているのですから、摩擦も起きて当然。それを明るくカラッと済ませられればいいのですが、陰湿になってしまうところに問題があります。
男性の調停力が低下していることも否定できません。
最近では、特に女性が自立意識を高めていて、思ったことをズバズバ言うため、家族という関係であっても「対立」の構図で表面化する場合が多いのです。
嫁にしても姑にしても、真の意味で「自立」しているかどうかは別にして、個人意識が強い人ほど「自分こそ正当、間違っているのは相手」と決め付け、その度合も強いわけです。
嫁と姑が折り合わないと言っても、その表面的な原因を聞いたら、はたの人は「そんなことで!くだらない」と、きっと笑うはずです。
では何がそうさせるのかといえば、昔は主に家庭内の主導権争いだったのですが、昨今は、個人としての生き方・考え方ライフスタイルにまで及んでいるのが特徴です。
始末におえないのは、根っこのところは高尚でも、それがほんの細かな部分にまで主張されることです。
それこそスリッパの柄にまで自分の好みが反映されないと気が済まない。これはすべて、「相手が嫌い」という気持ちから出ているからなのです。
だから、仲良くするには、その気持ちを取り払うことから始めなくてはなりません。別居をすれば確かに争いはなくなるでしょうが、お義母さんを嫌う気持ちはなくなりません。
いつまでもシコリのように残って、やがそれが、本当に大事な場面で噴出してくるでしょう。
お義母さんとのわだかまりが解けてからの別居であれば結構ですが、そうでなければ、まず「仲良くする」ことをめざして努力していただきたいと思います。
その手立てとしては、まず、老齢化した人は絶対に性格やクセは改まらないということを、若い方が早く、しかも徹底的に悟ることです。
そして、こうしそうなものだ、ああしそうなものだと思う「期待感」が裏切られるので腹が立つのだということを、深く自覚すべきです。
つまり、「相手のこの部分は、絶対に直らないところだから、もう完全にあきらめて直してほしいと期待するのはやめよう」と覚悟を決めることです。
そうすれば自分の気持ちは楽になり、いい部分だけを見てゆくゆとりが出てくるのです。
こうして、今までのいきさつを水に流して、お姑さんに好意を持って接近してください。相手の人格のいい部分といい価値観を認め、学ぶべきところは相手に学ぼうという姿勢になるのです。
その姿勢があれば、どんな人間関係でもうまく行くものです。
言ってみれば、お嫁さんもお姑さんも、まだまだ大人の魂になる修行ができていないから起こる悲劇なのですから、まずあなたが魂を大きくなるように磨いて人間としての格を上げる。
次に、そこから生じる善の波動をお姑さんに及ぼすわけです。
あなたにすれば「修行ができていないのは義母のほうで、私はそれに耐「えている」とおっしゃりたいところでしょうが、いくら耐えていても「いやなお義母さんだわ」と心の中で思っている。
その気持ちは態度にも出るし、言葉のはしはしにも出ます。
だからまず、前述したように、人間を全体としてとらえないで、いい部分と悪い部分としてとらえ、悪い部分に対するあきらめを早くすることでその気持ちを改めてください。
さらに、できれば歳も違えば、受け取り方も考え方も私とは違う、お義母さんにはお義母さんの人生経験があるのだから、それを尊重しよう、という姿勢で接してほしいと思います。
また、お義母さんは考えが古い、とあなたは思うでしょう。それは事実です。であれば、その古さを逆手にとって、目上の人として立てる、言葉づかいに気をつけるなどしていればいいのです。
自分は未熟なのだと考え、何かあれば「ありがとうございます」とお礼を言い、お義母さんのほうに明らかな非があったとしても、一歩へりくだって「大変勉強になりました」と相手を持ち上げるのです。
謙虚な人間は誰からも好かれるというのが、人間界でも霊界でも共通する善なる法則なのです。
そのように、心を謙虚にすると、お姑さんだけでなく、守護霊もとてもいい気持ちになって、より守護してくださるようになります。
最後の決めては、何かにつけ贈り物をするのがよろしい。誕生日でも母の日でも、おめでたい日には必ずプレゼントを上げてください。高価なものでなくてもいいのです。
お義母さんに「あなたのことをいつも忘れていません」と、こちらの気持ちを伝えるだけでいいのです。
そうしているうちに、必ずお姑さんの頑なな心も和らぎ、向こうからあなたの気持ちに寄り添ってくるようになります。
その日を信じて、ぜひ今日から謙虚な気持ちで接してみてください。
同様の悩みを男性側からお寄せになったのが、K・Jさんのような悩みですが、この解消法はたった一つです。
逃げないこと。お母さんと奥さんの仲が悪いのは、その両者の中にあなたがしっかりと立っていないことが最大の要因です。あなたは二人の諍いがイヤなだけでなく、自分はまきこまれたくない、と思ってはいませんか。
相手を嫌っていても構わないから、二人とも心の中だけにしまっておけばいいのに、と思ってはいませんか。
本当に安らぎのある家庭を築きたいなら、あなたが積極的に中に入り、三人で話し合ってください。
うわべの仲の良さは、言わば地獄の入り口で、間違いなく将来の不幸の芽を育てます。対立が陰険になればなるほど悪霊が集まり、落差の大きい失墜を準備しますから、不幸は芽のうちに摘み取るのが何より肝心なのです。
一時の安逸のために、現実の小さな不幸から逃げるようなことは、絶対にしないでいただきたいと思います。
気持ちを清らかにし、人と仲良くするために、守護霊の助けを借りる方法もいろいろあります。
それについては私の『恋の守護霊』(たちばな出版刊)をはじめとした著書に詳しく書いてありますので、お読みいただければ参考になると思います。
Q32 小さな会社を経営しているが、優秀な人材が得られない。
私はコンピュータのプログラムを作る小さな会社を経営しています。社員は私以外に三人ですが、どうも覇気もアイデアもなく、現在は同業者の下請け専門になっている有様です。
このままではジリ貧なので、優秀な人材が入社したら、私と二人で会社を発展させたいものだと考えています。
どんなふうに人材を見極めればよいのでしょうか。(埼玉県 H・Sさん/414歳)
深見:あなたの会社は、どんなに優秀な人材を迎えても発展は望めないでしょう。なぜなら、会社の責任者たるあなた自身が人の能力に頼ろうとしているからです。
それでは、現在の不遇も然り、社員の意気阻喪もまた然りです。
のっけから耳の痛いことを言いましたが、およそ会社を経営する人間に求められるものは、まず、どんな困難な状況も乗り越えて、売り上げを上げ、利益を生み出す商売の才覚を発揮することです。
無論、冷静な決断や、事が成るまでの辛抱、そして、社員一人一人への心配りも大切な要素ではありますが、中小企業の場合は、90%以上が社長一人の商売の才覚に成功、不成功の要因が帰結されます。
そして、中小企業には基本的に優秀な人材など来るはずがないのです。親戚か友人か大企業でなにかの難あってドロップアウトした人しか、まともな社員が来る訳がないのです。
現在の社員の方が、経験何年くらいか分かりませんが、3年や5年で一人前になる程優秀な人ならば、さっさと辞めて独立するのではないですか。
しかし、10年20年かかって一人前になる鈍才は、間違いなく会社の大黒柱になります。
松尾芭蕉の言葉に「無能無芸にして、この道に通ず」というのがあります。
これは、色々と多才な枝葉の道を絶ち切って、本源となる禅道修業に打ち込んだ結果、俳禅一味の境涯に立って句が詠めるようになったという深意でしょうが、以下のようにも受け取れる。
すべてに役立たずの鈍才こそ、いま携わっている道(仕事)しかできることがないので、結局は長く続け、やがてはその道のエキスパートになる、という意味です。
だから現在、会社に「役立たず」が3人いるなら、20年後にはトップレベルの社員を3人も抱えることになるではありませんか。それが「人材」でなくて何でしょう。
したがって、経営者であるあなたが為さねばならぬことは、他に俊英を求めることではなく、磨けば玉になる石を、まず自分が率先垂範して燃える男となり、丁寧に磨いてやること。切磋琢磨の場をこしらえるのもいいし、一人一人個別に鍛えるのもいいでしょう。
秀才技術者が1日でできる仕事を、鈍才が3人で、3倍働いて追いつけばいいではありませんか。足りない分は、社長であるあなたが頑張って全部補えばいいのです。
この90%まで自分がやるという情熱と努力と根性のない人は、中小企業を経営する資格はありません。無論、人もついてこないし、人材を呼ぶ運も来ないし、社運も盛り上がることはないでしょう。
結論として言えることは、人材など一切あてにせず、自分が土下座してでも商機や商売を取ってくるという、気迫に満ちた積極的な営業努力を先に立ててこそ社運が向上し、人の十人前を一人でやるぐらいのバイタリテを発揮すること以外に、今のジリ貧状態を抜け出すことは不可能であるということです。
Q33 子育てのことで悩んでいます。すぐにカッとなって子供に暴力をふるってしまいます。
四歳と二歳の男の子の母親です。子供がいうことをきかなかったりするとイライラして、つい手が出てしまいます。
また、上の子供は、何をするにものんびりしているので歯がゆくなって、すぐに大きな声を出してしまいます。
よくないことはわかっているのですが、どうしても抑えられません。(宮城県仙台市 M・Tさん/25歳)
深見:これは、子育てをしている女性の共通の悩みではないでしょうか。
いや、むしろ「よくないことはわかっている」という冷静さがある分だけ、あなたはまだ落ち着いているといえるかも知れません。
私は街や車中で、子供を連れて外出しているお母さんが、ところかまわず大きな声で子供を叱っているのをよくみかけます。
しかし、たいがいの場合、母親の方を注意したい気分になります。
なぜ、これほどにヒステリックになるかといえば、子育てに熱中するあまり、子供と自分の世界しか目に入らなくなって、社会性をなくしてしまっているからです。
まるで、お客がいる前で店員を叱りつけている店主のようなもので、見ている方は決して気持ちのよいものではありません。
何が原因かといえば、今の若い母親は、昔の母親に比べて高学歴であるため、その分だけ社会人として、また大人としての経験をつむ時間が少なくなっていることがあげられると思います。
年齢的には立派な母親であるはずなのに、中身は子供のままで、子供が子供を産むような状況が多くなっているというわけです。
そのあたりを自覚してカーッとくる前に、大人として常に冷静な気持ちの余裕を持つように心がけることが大切です。
いずれにしても、子供はある年齢までは厳しく躾けるべきですが、いつまでもそれを続けていると、精神的に萎縮して消極的な子供になってしまいます。
誤りを叱る一方で、時には大げさにほめてあげることも大切なのです。
そして何より、「叩かれた子供は、人を叩くようになる」ということを肝に銘じておいてほしいものです。
さて、あなたを鑑定すると、魂の働きのバランスが若干くずれていることがわかります。
人間の魂が動く時には、「奇魂(くしみたま)、荒魂(あらみたま)、和魂(にぎみたま)、幸魂(さきみたま)」の四つが作用します。
このうち荒魂が順調に働いている時は、勇気と忍耐力が高まりますが、統制がとれなくなると、必ず暴力的な動きが出てきます。
奇魂は、発想とひらめきを司っていますが、あまり働きすぎると神経が過敏になってきます。
あなたの場合、この両方がうまくかみ合っていないため、すぐに子供を叩くといった行動をとってしまうのです。
ですから、そのような状況に陥った時には、大きく息を吐いて吸う深呼吸を数回繰り返すこと、さらに、次の祈りを三回唱えてみてください。
「奇魂、荒魂、静まりください。幸魂、和魂、奮い起きなさい」。このように祈れば、荒れた気持ちは静まり、性格も温厚になってきます。
上のお子さんについても、「一人目の子供はのんびり育ってしまうのが「普通なんだ」と思ってください。
お母さんが、もう少しのんびり構えていれば、ゆったりとスケールの大きな子に育つはずです。
Q34 新人の女子社員ばかりをチヤホヤする男性社員に、頭にきています。
新人のS子は仕事もろくにできないくせに、男性社員にやたら人気があります。
それだけならまだしも、私がいつも仕事の尻ぬぐいをしてやっているのに知らん顔しています。
そんなS子を甘やかす男性社員にも、腹が立ちます。以前は私に群がっていた男性社員の、手のひをかえしたような態度は許せません。(神奈川県横浜市 Y・Tさん/26歳)
深見:まず、あなたは三つの考え違いをしています。
「仕事もろくにできない」のは、新人だから当然ですし、「尻ぬぐいをする」のは、先輩として当たり前のことです。
そして、若くてかわいい女性に男性が群がるのも一般的です。冷たい言い方かも知れませんが、客観的に判断すればそういうことになります。
しかし、あなたの悔しい気持ちもわからないではありません。
あなたを鑑定してみますと、「かなりわがままな面があり、常に自分が中心にならないと気がすまないところが見受けられるが、同時に、面倒見のよい姉御肌の部分も持ちあわせている」と出ています。
また、「頭脳も明晰で容姿も優れている」人ですから、男性をひきつける魅力もあるはずです。
ただ、「二六歳から仕事運が転換期に入り、人気運が下降線に入っている」のが気がかりです。
「運」というのは、まさに自分で自分を「運ぶ」ものですから、自信過剰になって努力しないでいると、逃げていってしまいます。
また、「人をう「らやむ気持ち」や嫉妬は、自分の運気のパワーをそぎ、「明るさ」という魅力も失うことになるので、注意しなければいけません。
そしてなにより、あなたは社会人としてプロの仕事と態度を求められる立場になったことに気がつくべきです。
あなたをチヤホヤしなくなったのは、「職場の花」としてではなく、立派な戦力としてみなされていることですから、大いに喜ぶべきことなのです。
もし、男性社員に向かって「あなたは職場の花」といったら、断じてほめ言葉とは受け取らないでしょう。
S子さんに対しては、短所には目をつぶり、よいところだけを見て励ましてあげるというスタンスで接してください。
そうすれば、周囲があなたを見る目が変わり、また、あなた自身に輝きが戻って必ず運気も上昇に転じていくはずです。
Q35 ギャンブル好きの主人と別れたい。
ギャンブル好きの主人と別れたいのですが、双方の両親が許してくれません。結婚して1年8カ月、1歳すぎの子供がいます。
夫は結婚当初から、ギャンブル(パチンコなど)遊びをするために毎日帰宅が遅く、休日も早朝から出かけて、夜遅く帰ってきます。
夫はいつも自分一人で好き勝手なことをしていて、私や子供との時間を持とうとしてくれません。
そこで、何度も離婚を申し出ましたが、両家の両親が許してくれないのです。その上、義母は夫には何も言えないのに、私には「離婚しても子供は渡さない」とまで言うのです。
今では愛情もなくなり、夫と義母に対する憎しみがつのり、殺意まで感じます。
子供と二人で本来の自分に戻って新しい生活を始めようと考えているのですが…。(岩手県 S・Mさん/22歳)
深見:毎日、そのような精神状態での生活は苦しく、大変なこととご推察いたします。
しかし、あえて厳しいことを言わせていただけば、あなたが夫やお義母さんを憎むのは、見当違いです。
通常一組の男女が結婚する場合、交際期間中に相手がどんな性格なのか、どのような趣味を持っているのか、結婚生活についてどう考えているのかなどをよく話し合ったり、観察し合うものです。
そして、お互いの信頼を確立した上で、共同生活が開始されるのです。
あなたのご主人がギャンブル好きであれば、そのことは結婚前に承知しているはずですし、もし結婚後にギャンブルに走ったのでしたら、あなたにも何か思いあたる点があるのではないでしょうか。
あなたのご主人を鑑定したところ、「子供の頃からわがままに育てられて、甘えん坊で自己中心的な性格。
賭事を好むが、小心な人なので大きく踏み外すことはない」ということがわかりました。一方あなたは、「頭は良くて生真面目だが、依頼心が強く、また、自分が中心にいないと気にいらないわがままな面を合わせ持つ人」と出ています。
つまり、二人とも甘えん坊で、自分本位の似たもの同士のカップルのように見受けられます。
双方の両親が離婚に反対しているのは、たぶんそのような二人の性格を知っているからではないでしょうか。
しかし、あなたの文面からは、「今の生活のままではいけない」という切実な思いが伝わってきます。
そこで、まず冷静になって、自分の本当の気持ちを見つめ直してみてください。そして、あなたの反省すべき点は反省をし、二人で話し合うべき点は、話し合ってみてください。
また、状況を見て、双方の親を話の中に入れる必要があれば、それも解決の糸口になるかも知れません。
ただし、この場合に気をつけなければならないのは、お互いの欠点を言い合うのではなく、共に前向きに話し合う姿勢が大切です。
話し合った後で、まだ気持ちの整理がつかないのなら、実家に戻って冷却期間を置くのも一つの解決策と考えてみてください。
そして、それでもやはり離婚したいという気持ちが強く、子供と二人で生きていく自信があるのでしたら、子供を連れて実家へ帰るか、あるいは自立することを考えてみてください。
もし、話し合ってもご主人が離婚を認めないと言うのでしたら、家庭裁判所に調停を申し立ててみることです。
その際、あなたに経済力が無ければ、子供はご主人側に渡されてしまうケースがありますので、それに備え自活の道を考えておくことです。
文面によると、あなたのご両親はご健在のようですから、子供の面倒をみてもらえるかどうかも相談してみてはいかがでしょうか。
もし、世間体を気にするような土地柄でしたら、思い切って都会に出るくらいの気持ちも必要ではないかと思います。
このような相談に対して、私は幾度もアドバイスしてきましたが、多くの女性は「でも、子供が小さくて働けない」と不安気な表情になります。
しかし、世の中には、小さな子供をかかえ立派に育てながら働いている女性はたくさんいるのです。
離婚するということは、これらの問題をかかえながら、なおかつ前向きに明るく生きて行こうとすることなのです。
そして、なによりあなたのいだく感情の中で一番悪いのは、人を恨むということです。人を恨む気持ちは、大変なエネルギーがいるだけでなく、その怨念が自分に返ってきてしまうからなのです。
とりわけ生霊の怨念は最も恐ろしいもので、人を恨む気持ちが霊魂となって相手をトコトン苦しめます。
しかも、それだけでなく本人も魂が欠けた状態になり、その隙間に悪霊が取りついて病気になったりすることが少なくありません。
「人を「呪わば穴二つ」という言葉は、このことを意味しているのです。
あなたは、まだ若く、その上、もともと明るくて元気な方と見受けられます。くよくよせず、自分の信じた道を歩んでください。きっと道がみつかるはずです。
Q36 いつもダイエットに失敗するのだが。
この春から女子大生として青春を謳歌していますが、ひとつだけ悩みがあります。
それはスタイルの問題。素敵な彼を見つけるためにもダイエットをしなければ、と思うのですが、ついつい食べてふとってしまいます。
自分でも意志が弱いと反省していますが、何かよい方法があればお教えください。(兵庫県 H・Sさん16歳・学生)
深見:ダイエットは、女性に共通の悩み。数多くある「やせる方法」を簡単に実行できるのであれば、世の中にふとった女性はいなくなるわけですからね。
あなたは現在どんなダイエット法をやってらっしゃいますか。
Q 水泳教室に通っていて、カロリーコントロールにも気をつけているのですが……
深見:おなかがすくと、ついつい食べてしまうのですね。ではあなたには〈やせるおまじない〉を教えますから、よく聞いて覚えてください。
「しりぞくしりぞくささのかみ、ふりさくふりさくちかわにく、あまつとびらにちかわひちる」いいですか?「しりぞくしりぞくささのかみ」の「ささの神」は「ささ身」のささと同じで筋肉のこと。
つまり「あれを食べたい、これを食べたい」という筋肉の働き、それがしりぞいていく。
「ふりさくふりさくちかわにく」は、血と皮と肉がふりさいていって、余計なものがなくなることです。
「あまつとびらにちかわひちる」。これは筋肉とか細胞が広がろうとする力が燃え上がって散っていく様子です。
このおまじないを唱えながら、食べたい時は胃をさする、あるいはふとっている部分をさすります。そうすると「食べたい」という気が失せ、余計な脂肪がすーっと消えていきます。
Q おまじないを唱えながら、自分のやせたいところをこするだけでいいんですか?
深見:これを司っているのは土星の神様ですから、必ず「土星の神様!」と言葉に出して、手を合わせてから唱えること。
そして余計だなと思うお肉のところを、おまじないをつぶやきながら、だいたい十回ぐらいなでさすれば、お肉がひいて、引き締まります。
Q 土星の神様というのは、宇宙の土星ですか?
深見:その通り。ですから、あの輪っかのある土星の姿を思い浮かべながさすれば、もっと強く反応します。
最初に両手を十回ぐらいこすり合わせて「土星の神様、土星の神様・・・・・・」とお願いするのを忘れないように。
呪文を唱えるにあたっては、「絶対に効く」という強い信念と、神様に対する謙虚な姿勢が大切です。
それが力の元となるからです。本当の効果とは、人間的な努力と併用する時に表われます。
ここに紹介したものは、目に見えざる力を授かる一つのヒントを示したものですから、正しい神仏の御心にかなう道は何なのかを考えたうえで、努力と工夫をしてみてください。
神仏の御力に頼りすぎたり、怠りの心を持つことがなければ、きっと好結果が出ると思います。
Q37 優柔不断の性格を直したい。
何をするにも度胸がなく、決断することができません。優柔不断の性格がわれながら情けなく、なんとか変えたいと思うのですが。(福島県 S・Kさん/25歳・男性)
[類似の質問]
私は優柔不断で、何事においても今一歩踏み出すことができません。決断力、行動力が出てくるおまじないはないでしょうか。
深見:優柔不断で、ここぞという時に踏み出せないのは、失敗した時のことを思ってしまうからです。失敗したら困るな、恥ずかしいなと思うから、つい実行に移せない。一般的にはそうです。
だったら――これは多分に逆説的な言い方ですがもう、はじめから失敗したときのことを想定して、そのときに対処するあり方を決めておくのです。
それでちょっと失敗した時はこうする、最悪のケースではこうする、自分はそのときに、こんな態度を取るんだ、と、腹の中で決めておくのです。
こうして、最悪のケースの腹さえ決めておけば、思い切った決断ができるようになります。
今までのように、「失敗したらどうしよう」ではなくて、「失敗したらこうするのだ」と具体的な積極的姿勢をもつことです。
そうすると、事に臨んで常に落ち着いていて、自然な気持ちで決断と行動の一歩が踏み出せるはずです。
そこで、誰だって最悪のケースを望む人はいません。いざ始めの一歩を踏み出したなら、「よし、最善の結果を出すぞ!」と、自らに言ってきかせて、あらんかぎりの努力をするのです。
それが最悪のケースになることはほとんど皆無といっていいでしょう。成功することしか頭に思いえがいてはなりません。常に成功している人は、そういう壁の越えかたをしています。
この自分への言ってきかせ方が何よりのおまじないでしょう。
もう一つうかがいたいのですが、自分を積極的にするような守護霊様についてもらうには、どうしたらいいのでしょうか?
深見残念ながら、消極的な人を積極的にするというような、いわば受け身の人間を甘やかす守護霊はどこにもいません。
守護霊にお願いしたら、自然に決断して実行できるということはないのです。
まず自分が「やるぞ」という気持ちになって、最初の一歩を踏み出さねばなりません。
それで、はじめて守護霊が動き、目指すものを獲得できるようにご守護を与えてくれる。
守護霊が居ることを信じて、まず、あなたがその一歩を踏み出したら、あなたの守護霊は必ず応援してくれます。そして一つうまく行き、二つ成功し……となり、どんどん運が向いてくる。
それにつれてあなたもどんどん積極的になっていきます。何をしてもいい結果が出ると思うから、いいアイデアも次々に浮かんでくるし、決断も速くなります。
まず必要なのは、逆に言えばそう信じて行なう最初の一歩。勇気をもっ踏み出してください。
Q38 ひどい赤面症〟で困っています。
幼い頃から人見知りが激しく、就職してからも、すぐ顔が赤くなる赤面症で困っています。人と話すのは嫌いではないのですが、いつ赤面するのかと心配で気になって仕方がありません。
また、赤くなったらどうしようかと思うと、人と会うのもためらってしまいます。
本当はみんなと楽しく話したり、食事をしたいのですが、食事の時も食べ始めるとなぜか顔が真っ赤になって汗をかいてしまいます。
そんな自分がみじめで、その場から逃げだしたくなります。人から見たらつまらない悩みかも知れませんが、こんな状態が続くのかと思うと憂鬱で、結婚もできないのではないかと考えてしまいます。
赤面症を直すよい方法をぜひ教えてください。(茨城県 N・Tさん/26歳)
深見:このような相談は、実はたくさんいただく質問のひとつなのです。つまり、あなたのような人は、世の中に大勢いるということです。
程度の差こそあれ、ちょっと改まった場に出ると、緊張してしまって、「思っていることの半分も言えない」とか「顔が赤くなってしまう」、ということは誰にでも経験があるのです。
しかし、大多数の人々はそれを、社会で経験を積んでいくことによって、だんだんと解消させているのです。とりわけ一五歳から二〇歳くらいの思春期には、皆同じような体験をしています。
それは、異性を強く意識し始める頃で、肉体と同時に精神的にも大人になるためのひとつのステップなのです。
そして、年齢を重ねるにしたがって、多少の差はありますが、やがて「そんな時期もあったな」ということになっていくものなのです。
ですから、まず、「私は赤面症という病気だ」などと思い込まないことが大切です。むしろ「人より感受性が豊かなんだ」、くらいに考えてください。
こんなエピソードがあります。私のところにみえるある有名なタレントさんも実は「とても気が小さくて、子供の頃はどうしようもない赤面症でした。
それが嫌で、赤面症を直すために劇団に入ったのです」と打ち明けられたことがあります。
現在は、誰もが信じられないほどいつも堂々としています。外見からではわからないのですが、あなたのような悩みを持った人は、世の中にたくさんいます。
ですから自分だけがそうなんだ、と思い悩まないことが大事なのです。
あなたを鑑定してみたところ、「几帳面で、どちらかというと完璧主義者タイプ。
一歩一歩着実に歩む人なので人から信頼される」一方、「自分に自信がなく、人の評価を気にしすぎるところがある」ことがわかりました。あなたは、人の視線を意識しすぎていませんか。
人と話す時、「こんなこと言うと笑われるんじゃないか」、「嫌われるんじゃないか」と考え過ぎていませんか。
「相手に良く思われたい」、「自分の弱点を見られたくない」、という意識が強すぎるのです。厳しい言い方をするなら、あなたが思い悩むほど、人はあなたのことを気にしていないものです。
顔が赤くなっても、「カゼで熱でもあるのかしら」と思うぐらいでしょう。逆にあなた自身が、そこまで人のことを考えたり、観察したりするでしょうか?
では、具体的な解決方法でお教え致しましょう。
まず、「必要以上に自分を飾らず、反対にまた、必要以上に自分を卑下しないこと」です。
「私は私であり、それ以上でもそれ以下でもない」と素直に自分を認めることです。仮に真っ赤になってしまっても「それが私なんだ」と自然に受け止めるのです。
もうひとつ大切なことは、普段から大きな声ではっきり、ゆっくり話すことです。
「おはよう」、「ありがとう」とこちらから先に、快活に挨拶してください。
赤くなるなら、先に赤くなってしまいましょう。また、姿勢も大切です。歩く時も座る時も、肩の力を抜いて背筋をピンと伸ばしましょう。
こうすると自然に腹式呼吸になり、大きい声が出ますし、精神状態も安定し、明るい表情になります。
そして、何よりも人と話す時は、「何か自分のことを話そう」、「気のきいたことを言わなければ」、と思わずに、相手の話を真剣に聞く心の姿勢を持ち続けていれば、いつのまにか気がついた時には自然に治っています。
しばらくの間は、私がお教えした方法を実行しながら頑張ってみてください。
