大創運(Vol.14)

そして星に祈る

星とは何か。多少、天文学や宇宙物理学の知識をもつ人は、「星には恒星と惑星とが「ある」といった説明をするだろう。

恒星はみずから光や熱を発する星で、赤色巨星、白色矮星、超新星などの種類があり、惑星は一般に恒星よりも質量ははるかに少なく、みずから光や熱を発しない星であるこれは、天文学の教科書風の解説である。

しかし、私たちは、星を、単なる物質として捉えているわけではない。古来から人間は満天の星を見上げ、深く思索し、あるいは、想像力を働かせながら生きてきた。

そして、星と人間は、物質と生物といった存在ではなく、微妙かつ重要なつながりを持っていることに気づいたのである。つまり、星の運行、星からのなにがしかの波動、そういったものが人の運命を左右することを経験的に学んだのである。

そのひとつが占星術であるが、私の考えは占いの世界とは異なる。

私たちと星の世界は三重の構造になっている。一つは私たちが目で見ることのできる物質世界、二つ目は、霊たちが住んでいる霊界、三つ目は、さらに次元の高い神霊(魂)の世界である。また太陽系惑星はもちろん、その他の星にも、ことごとく、神霊および霊が住んでいるのだ。

星が私たち一人ひとりに影響を与えているというのはつまり、これらの星に住む神霊、霊からの波動を受けているということなのである。

次項には、その星に祈念する方法を記してあるが、それを理解してもらうために、比較的身近な星とそこから発せられる波動イコール星パワーについて説明しておこう。

ちなみに、私が説明できる理由は、実際に自分の奇魂を星に飛ばして、直接星の神様から聞いたからである。

【太陽】
太陽系の中心であるこの灼熱の星からは、人間にとって必要なあらゆるパワーが発せられているが、その中で特筆すべきものは、行動を円満に、過不足なく社会で完成成就させ、地位、名誉、栄光を備えさせるというご神徳である。また、ことに臨んで「よし、明るく元気にやるぞ」という発展的な意欲がわく人は、太陽神霊界のパワーを十分に受けている人といってよい。

これが、栄光を備える人の基本的性質であるからである。

また、この星には、温泉があったり、御所の清涼殿やパルテノン神殿があったり、伊勢神宮の元があったりで、全体に、デラックスという感じの世界が広がっている。

【水星】
技術者や芸術家のアイデアの技量に大きくかかわるパワーが発せられている。すなわち、「真理を探求して行こう」とする精神性の根源となる星である。どちらかといえば、独りで黙々と探求する人の性質に近い。この星には夢中で探求する子供霊界がある。

【金星】
金運にかかわる金龍神や、ユダヤ民族の守護神、ヤーベの神は、この星を本拠地としている。

また、モーゼやキリスト、釈迦なども、この星からの波動を受けてみずからの波動を出し、現在は、北極星でさらなる勉強をし、金星に住み、私たちに波動を送ってきているのである。

この波動は組織力にかかわるもので、宗教家、大政治家に大きな影響力をおよぼしている。また、金運は金運でも木星のようにモロに金というのではなく、金融政策や経済政策の立案や成功成就といったものである。

ところで、惑星群を企業の各部署でたとえるならば、戦略は金星、戦術は火星、木星は結果の売り上げと利益、土星は経費削減と税務署調査、研究所は北極星、海王星は宣伝広報部、冥王星は会計監査と株主総会、水星は工場の効率アップの研究、月は女子社員の生理休暇、いや違った、会社の陰で「撞きかためてゆく」財務、労働、銀行対策などのお金のやりくり、人のやりくりなどの陰の仕事などである。

【火星】
火という字の通り、燃えさかるエネルギーと強大な攻撃力の源になる星である。闘争心をかきたてるという点で、軍人、スポーツマンに影響力のある波動を送り続けている。同じ努力や意欲でも、負けたくないから頑張るという種類の精進努力の徳である。

【木星】
生産活動に関係する星である。生産は資本がなくては行えないが、この星に住まわれている「黄金姫」は、資金援助の事業、学術、芸術等の支援をしてくれる。

【土星】
厳しい試練を与える星である。なぜなら、ここには閻魔大王が住んでいるからだ。この星の動き方ひとつで、地上に戦乱がまき起こる。したがって乱世に生き残る人たちにとって、試練を生きぬく根性作りの波動を送り出しているのである。

【天王星】
神のお許しがないので詳しくは説明できない。国家に関する仕組みがあるからである。

【海王星】
かくれた才能を引き出す波動の源である。超能力者、あるいは作家、タレントなどが強く影響されている。しかし、ここには前述した如く、偽善者、ペテン師、女たらし、易者、霊能者、讒言家の行く地獄界がある。したがって、あまり、真剣に崇敬する星ではない。精神分裂気味になることもあるからだ。

【冥王星】
善悪を判別する波動を送っている。裁判官あるいは、警察官、スポーツの審判などがこの波動を受けている。この星は、別名アンティークプラネットと言って、古代の城や寺院や神社やお茶室などがある。

白雪姫や七人の小人のいる世界でもある。実際の小人とは、人間の顔ではなく、木霊の子どものような顔をしていた。アンティークメルヘンの星だが、アラブ人の霊界もあり、インドの高級霊界もある。「不思議の国のアリス」の不思議の国などは、この星のことなのだ。

【月】
読み方のごとく、人のツキを左右する存在である。金銭的な運はもちろん、人との出会い、トラブル解消など、この波動をより多く受けている人がツキに恵まれる。

新月か満月まで、毎日姿を変えるこの星は、相手に合わせてこちらを変化させる、仏教の説法や経済の対応力、交渉力などである。また、企業ならば、かくれてやる生産活動のジャンルが入り、人間社会やかにさんたちの「夜の生産活動」も、この星のテリトリーである。祈りすぎて、狂わないように気をつけよう。

【北極星】
学問、文化、芸術などの面で絶大な力を発揮する波動を発している。一方に燃える太腸のエネルギーを受け、一方に北極星の冷静な波動を受けた人は、あらゆる面での才能を開花させ、完成させることができるのだ。また、この星は人生の生涯の指針を立てる星でもある。

星への祈り方

日本は、四季の別が明確になされている世界でも珍しい国である。科学的に言えば、日本列島の位置と地軸の傾きが、四季を生むということになるが、人間的側面から見れば四季の移りかわりが日本人の心に与える影響力は、計り知れないものがある。

私たちは、四季の変わり目に当たり、時の移り変わりを自覚し、みずからの生の意味を考える。時には無常を、そして明るい未来を認識するのである。

もし、これが常夏の国であればどうか。その地の人々は、時の流れに対する意識が極めて薄く、無為に日々を過ごしがちになる。自分の生を見つめることもなく、ひいては人間として何をなすべきかも忘れてしまいがちだ。

このことを考えれば、私たち日本人は、まことに恵まれた地に生まれ育ったことが分かるだろう。私が以前、仕事でシンガポールに行った時、シンガポールの店員の女性が「日本が大好きだ」というので、理由をたずねたことがある。

「一つはお金をたくさんもらえるのがいい。一つは着物が着れるから素敵だ。最後が、日本は雪が降るから素敵だ」というものである。

この「雪が降るから素敵だ」というところを聞いて、あらためて、日本の四季の魅力ということを痛感させられた次第である。私たちは、いわば、先天的に得た地の利をどのように生かすかが、日本人の将来を築き上げるカギになっているといっても過言ではない。

四季おりおりという言葉がある。旬という言葉もある。季節の変化に対応する言葉だが、私たちが神に祈りを捧げる時にも、四季に応じた方法がある。おりおりの祈り方、旬の祈り方があるというわけだが、これは私たち日本人にだけ与えられた特権であり、得意技でもある。

つまり、四季があってこそ可能なのである。一方、四季そのものは、天体の運行のもたらした結果であるから、当然、運行を司る神がおられるし、四季それぞれの担当をする神もおられる。

おりおり、旬の祈りとはこの神に、いっそう近い位置から直接、お話をさせていただくということであり、それだけ、神の恩寵を受けることができるのである。

さて、神はどこにおられるか。星の世界である。したがって、四季を担当される神のおわせられる星も定まっている。それぞれの季節と、星との関係は次のようになっている。

春(三、四、五月)木星木気が強く動く季節であるから。

夏(六、七、八月)太陽火気が強く動く季節であるから。

秋(九、十、十一月)金星金気が強く動く季節であるから。

冬(十二、一、二月)北極星(水星)水気が強く動く季節であるから。

すでに述べた通り、これら、季節の神に祈ることが、日本人の特権であるが、といって、闇雲に祈ればいいというものではない。それぞれの神にも、願いを叶えてくれる際の得手不得手はあるのだ。つまり、神の神性(特質)に応じて祈らねばならないのである。

木星の神性=進歩、発展、向上を司り、地上の現実的な願いごとを聞き入れてくれる。とりわけ、思春期にある人たちに対して深い理解を示してくれるから、恋の悩み、あるいは将来の夢を託すとよい。有形な物事の始まりと発展を祈るのが、季節柄、筍料理美味しいのに似て、ふさわしいのである。

太陽の神性すべての生命の源でありエネルギー源である。太陽の主宰神は三体あり、その中心は「天照大霊女貴之大神アマテラスオオヒルメムチノオオカミ」(出雲日御崎神社の御祭神)という女神であり、さらに「天常立之神」(ギリシャ神話におけるアポロン)と「国治立之神」という男神がおられる。

天照大御神はこれら太陽神の総称であり、太陽にお願いごとがある時は「アマテラスオオミカミ」と、十一回唱える。これを「十言の神咒」という。スイカまるかじりする迫力と元気さで、十言のかじりをかじってみよう。

つかさど

金星の神性=人としての内面的学習を司る。宗教、科学、芸術に関する願いごとを叶えてくれるが、また、若々しくエネルギッシュなパワーも備えられている。もっとも行動的な時期にさしかかった人にとって、頼りがいのある神である。

また、食欲の秋より、読書の秋、芸術の秋と思う人のための星である。一度祈れば「柿食えば下痢をするなり「法隆寺」という戒めがあって、「食べるより歴史を学ぼう法隆寺」となって、頭とやる気が冴えるという星なのである。

北極星の神性=宇宙真理の叡智が集中している。人間としての生涯を完成させたい人のトータルな願いを叶える星であり、神である。

こたつに温まりながらみかんを食べたり、ボーナスの札束をニヤニヤ数えるように、外が寒いが故に内温かく、ついでにサイフも温かくなるよう、人生と一年を省みて、無形の人生のビジョンを練るべき時である。そういう願いと思いを聞き入れて、みかん成なあなたを完成へと導いてくれる星なのだ。

星に祈るには

前述したように、祈りには一定のルールがある。といっても、多くの宗教のように儀式ばったことをいっているのではない。

みずからの願いごとをどれだけ真剣に考えているかを認識するのが、絶対のルールなのである。したがって、祈りは次のことを十分に意識して行うべきである。

●結果を限定して祈ってはならない。

●心の執着を捨て、神にお任せする気持ちをもつこと。

●願いごとは、すべて声を出して述べること。祈りは「意を乗せる」ことなのである。

●祈る時は眉間のやや上、宗に力をこめる。こうすることによって雑念が消えるのである。

●唯一守るべき外見的な形は、指を組むこと。左手は天からのエネルギーの受容器であり、右手はそのエネルギーを現実界に流す、発動機の役割を務める。手を合わせると、スパイラル状にエネルギーが回転して、念波を宇宙まで飛ばしやすくなる。

●肛門を閉じて、気が逃げないようにする。痔の人は要注意。