神道開運法 人形(ひとがた)(Vol.5)

第四章 世界平和は一人ひとりの祈りから

人類六十二億人を救済する「いくさやめ・たまひはえ平和形代」

ここでもう一つワールドメイトの人形・形代のラインアップの中からユニークな形代を紹介しましょう。「いくさやめ・たまひはえ平和形代」です。

この形代が他の人形・形代と大きく違うこところは、一枚の紙に二百人分の小さな人形が並んでいること。

簡単にいえば世界中の人々の幸せを祈り、戦争のない平和な世界をめざして人類六十二億人全員の禊を行なおうというものです。

しかし、地球上の六十二億人、一人ひとりの名前を人形に書いていくことは現実問題として不可能です。そこで、六割以上を「たまひはえ」、約四割を「いくさやめ」と書いていきます。

「いくさやめ」とは文字通り、戦争をやめることです。なぜ、戦争が起きるのか。それはいろいろな角度からの分析もあるでしょうが、一つだけ確かなことは実際の戦争に先立って「戦争をしよう」という思いが人の心の中にあるということです。

現実界に形として現われてくるものの前には、かならず人の「思い」があるのです。世界中の一人ひとりのそうした思いを変えていこうというのが「いくさやめ」という言葉の意味です。

「たまひはえ」とは、魂と霊体が「輝く」「はえてくる」「生まれてくる」。すなわち、幸せになるという神霊的意味が秘められた言霊です。ですから、そう書くことで、

★いくさをやめるだけでなく、世界の人々も幸せになる。

★世界の人々も自分も幸せになっていくさをやめる。

という二つの神霊作用が現われてくるのです。

なお、御玉串は一シート(二百人分)百円以上ご随意です。つまり、わずか二円の御玉串で世界中の人の誰かを救うことができるのです。また、一シート(二百人分)十円以上ご随意の御玉串でできる「いくさやめたまひはえ100縁形代」もあります。

世紀末の危機を救う人形・形代

しかし、「人形・形代を書くぐらいのことで戦争がなくなるわけないじゃないか」と思う方もいらっしゃるでしょう。

「いくさやめ・たまひはえ平和形代」が、初めて神様から許されたのは一九九八年のことです。当時、巷では声高に「人類滅亡の予言」が叫ばれていたことは記憶に残っていると思います。

もちろん神様は人類を滅ぼそうなどと考えていたわけではありません。神様から見れば私たち人間は、出来が悪いかもしれませんが可愛い我が子なのです。

親が実の子を滅ぼそうと思うかどうかちょっと考えていただけばわかるでしょう。

しかしながら、二十世紀末の地球が危機的な状態にあったことは、ある面事実です。

ただ、その原因はすべて、他ならぬ人類自体にあるのです。それは私たち個々人に関わるものだけでなく、代々積み上げられてきた家の徳や刧というものがあります。

ですから、「易経」に曰く「積善の家には必ず余慶あり、積不善の家には必ず余殃あり」というのです。

そして、さらに地域社会や国家の徳や刧もあれば、人類全体が積み上げてきた徳や刧というものもあります。

すなわち、我欲と自己中心のまま人類共通のカルマが長い歴史を通じて積み上げられているのです。それはどこかで清算しなければなりません。

個々の人間にはそれぞれ刧が吹き出す時期、いわゆる厄年というものがありますが、あの世紀末は、いわば人類全体の厄にあたる時期だったのです。

したがって本来ならば、人類は滅亡しないまでも、大きな厄災を受けなければならなかった。それを予言者たちは部分的に垣間見ていたわけです。

しかし、神様はギリギリのところで、私たち人類に手を差し伸べてくださいました。

多くの予言者たちが予言していた世紀末の危機から、六十億(当時)の人類すべてを救済するために許された救済の法のひとつがこの形代だったのです。

ただし、救済の法が神力を発動するためには、六十億人分の形代を書かなければなりません。

そして大神事において、見事に六十億人分の人形をお焚き上げした結果、その祈りの誠を神様がお受け取りになり、本来なら、人類が何千年の間に積み重ねた刧の結果として起こるはずだった大災厄が強化され、一九九九年世紀末の危機を乗り越えることができたのです。

これは各地で行なったさまざまな神事の結果でもありますが、「いくさやめ・たまひはえ平和形代」が大きな救済の霊力を発揮した証だといえます。

本書をここまで読み進めてこられた皆さんは、祈りには現実を動かすエネルギーがあることをよくわかっていただいたと思います。

その力を自分や身の回りの人の幸せのためだけに使うのではなく、さらに大きく人類全体の幸せを願う祈りへとつなげていってはいかがでしょうか。

その祈りを何十倍何百倍にして天界に届けるアイテムとしてこの「いくさやめ・たまひはえ平和形代」があるのです。

世界人類の平和を祈りながら、真心を込めて「いくさやめ・たまひはえ平和形代」を書くと、人々の命を救うことの大きな余徳として、個人的にも次のような功徳が授かります。

★家族・学校・会社での対人関係の葛藤、いざこざがなくなる。

★ぎくしゃくとした人間関係がなくなる。

★対人関係の葛藤がなくなることで、幸せや喜び事がやってくる。

理想の会社で働くことにM・Wさん(女性)
やっぱりスゴイ!の一言です。伊勢神業に向け「いくさやめたまひはえ平和形代」を千枚書かせていただいたんですが、今までの人生で一番理想的な、何もかも申し分のない会社で働くことができました。

自分の大好きな仕事内容で、人間関係もよく、毎日楽しく働くことができています。

私は今まで、いろんな会社でいろいろな仕事をしてきましたが、どこもさまざまな問題があり、仕事もいやな事が多く、つらい事が多かったです。

だから、本当にこのたびの証は、神様に深く感謝しています。

奨学金が受けられた K.Kさん(男性)
私は今、夜間の専門学校へ通っています。しかし、学費がなく奨学金を申し込んでいます。

奨学金は三名しか通らないと言われ、形代に「どうか最後まで勉強を続けさせてください。私だけではなく、他の奨学金申込者も、退学することなく奨学金を受けられますように」と書きました。と同時に「いくさやめ形代」もその頃から書き始めました。

私自身はその三名の中に選ばれたのですが、奨学金の希望者が他にも多く、なんとかなればと思っていました。

「いくさやめ形代」を千枚書こうと発願したとき、奨学金対象者が三名から十三名になったのです。

形代を書き、さらに「いくさやめ形代」を書いていると、いろいろなことが現実になっていき、証が嵐のようにやってきて驚きです。ですから、お礼にまた千枚書かせていただこうと思っています。

人間関係が激変した S・Iさん(男性)
「いくさやめ・たまひはえ平和形代」は六期連続で千シート以上書いています。人間関係が好転するという証がよく寄せられますが、私も同じ報告をさせていただきます。

私は小さい頃の育った環境で、思ったこと感じたことを表現できない人間だったのです。本来は表現する能力を持っていたのですが、成長する芽を摘み取られるという育ち方をしたためです。

当然、常に人間関係にトラブルがあったり、人から無視され続ける等あったのですが、形代を書き始めたら本来持っていた表現力がよみがえり、また、子供の頃に遊ぶことによって培われる「人と人とのつ「きあい方」がわかるようになり、大勢でいても一人で浮くことがなくなり、だんだんですが、対人関係の悩みが小さくなっていくのを感じます。

人類の幸せを祈りながら、自らも余徳をいただいて何と感謝申し上げていいかわかりません。「いくさやめ・たまひはえ平和形代」、これからも書き続けます。

国や地域別・課題別に具体的なイメージを描いて祈る

前章でも述べたように祈りにおいて大切なポイントは、いかに豊かなイメージを創り上げることができるかということです。

どの種類の人形・形代でも、書く人の思いが強くこもっていなければ、神力は大きくは動かないのです。

ただ、「世界中から戦争をなくす」「人類六十二億人の平和を祈る」といっても、なかなか漠然としてイメージを描くのが難しいかも知れません。

そこで「いくさやめ・たまひはえ平和形代」は特に現在紛争を抱えている地域や世界全体の平和に大きな影響を及ぼす国々を中心に、世界をいくつかのブロックに分けた形代になっています。

具体的にその地域のことを思い浮かべ、そこに暮らす人々の心に思いを寄せて、ぜひ一枚でも多くの形代を書いていただきたいと思います。

≪いくさやめ・たまひはえ平和形代≫
・日本平和祈願
・日本の領土問題平和解決祈願~尖閣諸島~
・日本の領土問題平和解決祈願~竹島~
・日本の領土問題平和解決祈願~北方領土~
・朝鮮半島平和祈願
・アメリカ合衆国平和祈願
・中国平和祈願
・世界の核兵器廃絶平和祈願
・イスラエル・パレスチナ紛争平和解決祈願
・イスラム教とキリスト教の紛争平和解決祈願
・イラク紛争平和解決祈願・中東紛争平和解決祈願
・インド・パキスタン紛争平和解決祈願
・アフガニスタン紛争平和解決祈願
・中台問題平和解決祈願
・チベット・ウイグル独立問題平和解決祈願
・インドネシア独立紛争平和解決祈願
・東南アジア・南アジアの紛争平和解決祈願・ロシア平和祈願
・旧ソ連邦内独立紛争平和解決祈願
・北アイルランド紛争平和解決祈願
・旧ユーゴスラビア紛争平和解決祈願
・ヨーロッパの民族問題平和解決祈願
・中米・南米の紛争平和解決祈願
・アフリカの紛争平和解決祈願

こうして並べて表記しても、まだイメージが湧きにくいかもしれません。

そこで、「いくさやめたまひはえ平和形代」は裏面に地図が印刷されており、おおまかな地政的な位置関係が把握できるようになっています。

また、紛争に至った経過と今後その問題が世界に及ぼす影響について神様からあかされた神示も部分的に記載されていますので、形代を書くときの参考にしていただきたいと思います。

理想社会に至るステップ

当初「いくさやめ・たまひはえ平和形代」は、「みろくの世形代」という名前でした(正確にいえば「1/3縁形代」→「1/20縁形代」→「みろくの世形代」→「いくさやめ形代」→「いくさやめ・たまひはえ平和形代」と名前が変わっていますが、これはその時々で必要な働きを大きく出すためです)。

現実的な問題を検証しながら人々が智恵を出し合って、一つひとつの戦争や紛争を解決していくことは、とても大切なことです。

そして、最終的には戦争のない世の中をこの地上に実現すること。それが人類共通のテーマであり大きな理想なのではないでしょうか。この理想が実現した世界を「みろくの世」といいます。

実はワールドメイトは、この理想社会「みろくの世」を地上に実現するために創られた団体なのです。「戦争のない平和な世の中」というのはどこの宗教団体でも言っていることでしょう。

しかし、ただ清らかな心でひたすら世界平和を祈るだけでは、いつまでたっても理想は理想のままです。

問題はどのようなステップを踏んでそれを実現していくのかということです。

つまり、「みろくの世」に至る青写真、人類の未来に関わる歴史のシナリオが用意されている必要があるわけです。

そして、すでにそのシナリオは出来上がっています。ただし、その全体像は私た地上の人間には知り得ることはできません。

では、誰がそれを知っているのかというと、まさに神のみがご存知ということなのです。これはレトリックではありません。

実際に神様は天界にそのシナリオを用意されているのです。これを「神仕組」といいます。

ワールドメイトに「救済の法」が降ろされた理由

ワールドメイトに降りている神様のことを御親元素大御神様(通称〇の大神)と申し上げます。

このの大神は、人間を本当に成熟した平和な高度文明の担い手として育て上げようとお考えになり、そのためのシナリオである神仕組に従って、八百万の神々様や人を動かし歴史を進めておられるのです。

つまり、これまで人類がたどってきた歴史の裏にはすべてこの天界のシナリオがあったということです。

そしてワールドメイトは、今の時代において、この仕組をの神様が望んでおられるようにすみやかに地上界で進めていく役目と、そのために必要な人材を育成するために創られたのです。

神仕組の登場人物、これを仕織人といいます。歴史上の大人物がそうであるように、たいていの場合、自分が役を振り当てられているとは知らずにその役を演じています。

ところがワールドメイトは、神仕組の存在を知った上で、自分たちから志願して仕織人たらんという目的意識を持っています。

すなわち、神様に動かされるだけでなく、こちらから積極的に働きかけて神様を大きく動かし、神仕組の進行をより確実で間違いのないものにしようとしているのです。

そういった重要な役目を持つグループだからこそ、ワールドメイトには、さまざまな救済のための法が降ろされているのです。

私たちの幸せを妨げる霊的な要因を取り除く「救霊」、九頭龍大神の大神力によって病気を癒し、また現実界に大きな働きを示す「九頭龍神法」、密教の儀軌が大幅に短縮されて即座に大神力が発動される「神伝密教」、さまざまな星の神々の働きを活用する数々の宇宙秘儀……………他。

そして、伝統的な神道の秘儀がグレードアップした形で降ろされた人形・形代もその神法の中の一つということになります。

先天の修業と後天の修業

ワールドメイトでは、さまざまな神法の伝授・普及活動を行なっていますが、特長的なのは、特別な修業をしなくても、その人の才能に関係なく神様に動いていただけるようになることです。

つまり、神様からお許しいただくことによって、様々神仏のご神徳を高度なレベルで発動していただけるライセンスを授かるのです。

これを先天の修業といいます。

これに対し、昔からよくある難行苦行によって霊力を得ようとする修業のことを、後天の修業といいます。生まれ持った肉体や精神の限界を突破するところに、自力霊力を開発していくのです。

たとえるなら、川下から必死で川を逆上って川上にたどり着こうとするようなものだと言ったらいいでしょうか。

ただし、この修業は歴史が証明するとおり、限られた人しか成功していません。

何十年も滝行や断食などの苦しい荒行を積んで、やっと一瞬、神仏に出会う体験をしたり、念力で悪霊を追い払えるようになった、という程度で終わる人がほとんどなのです。

頂上どころか、七合目あたりまでたどり着ければよい方でしょう。

どうやっても自分のレベル以上のことはわからないのですから、本当に高い次元の神仏の働きを知ることはまず難しいのです。

一方、先天の修業というのは、神様に川上まで一気に連れて行っていただくようなものだと思えばいいでしょう。

最も高いレベルの神様の目で神霊界を見渡すことができる上に、最小の労力で誰でも最大の効果を発揮できるのです。

ワールドメイトでは、さまざまな神法を伝授・普及していますが、それらはすべて先天の修業に基づいています。

たとえば救霊という霊を救済する神法にしても、神様から降ろされた一連の法則と原則を教わり、神様から御許可をいただければ誰もがその力を発揮できるようになります。

もちろん、身につけた神法を使いこなすには反復練習と慣れが必要ですが、神様の許可さえおりれば、誰でもその日から霊の救済ができるのです。

九頭龍師や薬寿師も同じです。

神様の許可を得て神法を授かれば、誰でもその日から箱根・芦ノ湖に鎮もれる九頭龍大神をお呼びして、問題解決、縁むすび、金運、仕事運の向上といったお取次ぎ(神様の力を他人に取り次ぐこと)ができますし、最高の癒しの力を持つ薬寿龍王をお呼びしてヒーリングのお取次ぎを行なうこともできます。

つまり、先天の修業を授かれば、巷の霊能者や新興宗教の教祖をはるかに凌ぐ、神霊的レベルのお取次ぎが誰でも可能になるのです。

なぜこんなことができるのかというと、ワールドメイトがの神様の御心を受けて、神仕組を推進していく役目を担っているからに他なりません

一人ひとりが神様の愛とその意志を掌握し、なおかつそれを行じ、神様と一体になって神仕組を推し進めていく。

即ち神仕組を支えるキーマンとなる。ワールドメイトに降ろされたさまざまな神法は、そのためのものなのです。

普段はみんな謙虚で常識的な社会人。

しかし、誰かがピンチになったり、国家の危機が迫ったりすると、まごころの祈りで神法を使いこなし、その危機を救って人を幸せにする。

神仕組を支えているのはそういう人たちなのです。

人形もそんな「救済の法」の一環として神様が与えてくださったものです。だれでも簡単に行なえて確実に開運につながっていく。

一枚の人形を書くのはほんのささやかな人助けかもしれませんが、それでも最も身近なところから神仕組に参加させていただくチャンスを授かったのだと思えば祈りにも力が入ります。

人類の未来は人間の手にゆだねられている/span>

では、神仕組が現在どのような段階にあり、これから私たち人類はどのようなステップを踏んで理想社会に向かって進んでいくか、少しだけお話ししておきましょう。

これからの世界は、文学、哲学、諸芸術、そして最後に宗教の順番で、東洋的な考え方がだんだん浸透していくようになるようです。

今の世の中は、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教的な、西洋文明の一神教的な考え方が主導的ですが、それが次第に、穏やかで多神教的、また東洋的な捉え方に変わっていくわけです。

そして、戦争のない平和な世界を実現するために大きなエポックとなるのが、世界連邦政府の樹立です。

現在の混迷する世界情勢を見ると、とてもそんなことは不可能のように感じるかもしれませんが、この神仕組ではすでに、どこの国のどの都市に世界連邦政府が創られるのかもあかされています。

しかし、放っておいたままで、自然にそうした流れが出来ていくのではありません。

このことを「時間がかかりそうですみやかであり、すみやかでありそうで時間がかかる」と神様はおっしゃっています。

つまり、私たちが何も祈らず座視していれば、そうなるまでに時間がかかる。

しかし、ひとたび祈りの誠が結集すれば、案外すみやかにそのときを迎えることができる、ということに他なりません。

この祈りを結集するために許されたのが「みろくの世形代」でしたが、もっと目前に差し迫った大危機に立ち向かうために、「いくさやめ・たまひはえ平和形代」による祈りが急遽許されたのです。

みろくの世の実現のためには、一つひとつのステップを確実にクリアしていかなければなりません。世紀末の危機を乗り越えることも、もちろんその一つのステップでした。

今現在の段階は、みろくの世の到来に向けた具体的な一歩として、目前にある世界の紛争を一つひとつ最小限の犠牲にとどめ、調和ある国際社会を実現していくことが急務です。

「いくさやめたまひは平和形代」はそのために降ろされた特別な形代なのです。

「でも神様だったら、さっさと万能の力で人間の文化を変えてしまえばいいじゃないか」と考える方もいらっしゃるでしょう。

はっきり申し上げておきます。神が天から神秘の力を使って、この世を力ずくでつくり変えることなどありません。

それは歴史が証明しています。神様はあくまで人を通してお働きになるのです。

天界には「地上をこういうふうに導きたい」という神様のつくったシナリオが存在します。しかし、そのシナリオを演じるのはあくまで私たち人間です。

監督である神様は、役者である人間の祈りに応えて演技指導をすることはできますが、人間社会という舞台の上に自らが登場してお芝居に参加することはありません。

神仕組という名のシナリオは、あくまで人間の等身大の営みのスピードでしか進まないのです。つまり、神様という監督にとって、人間という役者はどうしても必要な存在なのです。

二大神事

では仕組を進める仕織人は何をすればよいのでしょうか。大きくいえばワールドメイトが日常的に行なっているさまざまな救済の神法のお取次ぎや数々のご神業はすべて仕組を支え、それを進めていくための活動です。

一人ひとりが心を込めて書く「いくさやめたまひはえ平和形代」による世界平和のご祈願もその一つですが、ここで、ワールドメイトの活動の中でも最も重要な意味を持つ二大神事の目的からお話ししておきましょう。

最初に申し上げたように、ワールドメイトの二大神事とは、六月の「鹿嶋海原びらき大神事」と十二月の「伊勢岩戸びらき大神事」です。

ひと言でいえば、二大神事とは日本そのものの禊祓いです。国家の営み、国民の営みの中に生じたさまざまな罪穢れを祓い清め、大いなる神徳を吹きこんでいく。

そして国家や国民一人ひとりの上に起きるはずだった大難を小難に、小難を無難にまつりかえ、災いを最小の形でとどめていただくと共に、政治、経済、学問、芸術、生活文化といったあらゆる分野に、新たなる繁栄と調和の叡智を与えていくのです。

それはまた、日本という国の文化レベルを引き上げ、見識の高い確固たる国力を備わしめて、世界人類の平和と発展に貢献できる一流国家となれるように導こうとする神々の大いなる意志でもあります。

というのも「みろくの世」の実現に向けて、日本という国は重要な位置を占めることが仕組の中に定められているからです。

そして、二大神事は新たな仕組の方向性が降ろされる神事でもあるのです。

特に一年のご神業の最後を締めくくる伊勢岩戸びらき大神事では、神様からのご神示によって、翌年の日本や世界の方向性が明確に示されます。

神様との真剣勝負で迎える大神事

では、この重要な神事が実際にどのように進んでいくのか。参考までに少しご紹介しておきたいと思います。

大切なのは、神事というのは私たち人間と神様の共同作業によって初めて成立するものだということです。キーワードは「神様は太鼓のようなもの」。

つまり、大きく叩けば大きく響き、小さく叩けば小さくしか響かない。

ワールドメイトでは、日頃神様に動いていただくためにさまざまな神業に取り組んでいますが、中でも最も大きく神様という太鼓を打ち鳴らそうという祭りが年二回の大神事なのです。

神事が近づくと、深見先生をはじめ直弟子の数千人を超える神法会得者や、一万五千人に達するエンゼル会員(ワールドメイトの神業を支える奉仕グループ)は特別な祈りに入ります。

神事の成功を願い「過去最高のご神徳が顕れ、この日本がますます弥栄えゆくと共に、世界人類が幸せになりますように」というように毎日祈り続けるのです。

この祈りのまごころが積み重なり、次第に神霊的な斎庭(神の降臨す神霊的な磁場)が形成されていきます。

その間、全国から続々と、幸せへの祈りに満ちた人形が、ワールドメイトの総本部や全国の支部へと寄せられます。その総数は百万枚を超えています。

神事が間近になるにつれて、斎員(祭事の奉仕者)は何度も伊豆大仁の皇大神御社や箱根の九頭龍神社などに参拝して、さらに祈りに磨きをかけていきます。

全国にある百五十を超える支部では、地元の産土神社(その土地の鎮守の神)や、伊勢・鹿島の近くに住んでいる人であれば、それぞれの神社へ日参します。

その間、神様から「まだまことの結実が足りない」などという神示が降ろされ、その度に宣り直しをすることも一度や二度ではありません。まさに神様との真剣勝負が、約二ヶ月にわたって続けられます。

いよいよ大神事の当日。全国の会員が、もうこれ以上祈れないというくらい祈り抜いてこの日を迎えます。

神事の斎庭はもはや祈りのまことでいっぱいに張りつめ、針で刺したらパンと破裂しそうなほどです。

相撲にたとえるなら、私たちと神様が向かい合ってもはや「待ったなし」といった状態でしょうか。

そう、大神事を成功させるのは神様だけではありません。地上において大神事を執り行なう私たち参加者全員のまことの祈りが極まるかどうかにかかっているのです。

それが本当に極まったとき神の御心と人のまことがスパークし、祈りの斎庭に生ける神様が降臨されます。

そのときの清々しく荘厳にして慈愛に満ちた神気、そして、神様は私たちのまごころ極まる祈りに応えて降臨してくださったのだと実感できたときの感動。

何度体験しても熱いものが込み上げてくる素晴らしい一瞬です。

≪感動と歓喜 T・Oさん(男性)≫
今回も神道式祈願の深見先生の祝詞は最高でした。鹿嶋も伊勢も、毎年全ての神事を申し込ませていただいていますが、やはり私は、何と言っても神道式祈願が最高に感動いたします。

今回も、先生の祝詞が始まった瞬間から、もう感動と歓喜で涙がとまりませんでした。

地球上の全ての営みが停止したような静寂の中にあって、しかも、神事会場の空間がまるで薄氷で覆われているような、少しでも体を動かすと全てが壊れてしまいそうな、そんななんとも言えない緊張感あふれる空気の中で、粛々と始まる先生の祝詞は、魂の奥深くに染み渡り、感動と歓喜でとめどもなく涙がこぼれました。

目から涙がこぼれるというより、心の奥から、魂の奥から、遠い遠い記憶の奥底から涙が勝手に溢れ出てくる感覚です。

そして、ツルンとゆで卵の皮をむいたような、プルンプルンの御魂に生まれ変わったような、無上の喜びを感じます。先生、本当にありがとうございました。

≪参加する価値がある S・Mさん(男性)≫
十年以上会員を続けている間、数々の神事に参加させて頂きましたが、なぜか「鹿嶋海原びらき大神事」だけは参加することができずにいました。

ですが「今回こそは、なんとしても参加させて頂き、この衣装でサンバを踊り、お神輿を担ぐんだ!そして当日降臨される数多の神々様の前で、熱誠の祈りを捧げるんだ!」という思いが抑えきれず、初めての参加となりました。

やはり思った通り、いや、思った以上の迫力と感動の渦でした。サンバでは深見先生を先頭に、誰もが忘我の極みに達しての乱舞で、日頃のストレスや嫌な事がいっぺんに吹っ飛んでしまいました。

踊れば踊るほど元気が湧き出し、魂が喜んでいるのが実感できます。そして、花火!凄い!深見先生厳選のBGMとマッチして、次々と押し寄せる感動に言葉を失いました。

いままで衛星放送で何回か見ましたが、百倍も千倍も感動が違います。これだけでも是非参加する価値はあると断言できます。

一つ一つの神事は、その場限りで二度と同じものはありません。今世、縁があってこのような神事に参加させて頂いた事に深く感謝致します。

一万人の合霊状態に大神霊が降りる

神と人とが一体となり、夜を徹する神事が繰り広げられたあと、いよいよ人形のお焚き上げというクライマックスを迎えます。

一万人が心をひとつにして捧げる祈りは、愛の想念の巨大なる合霊状態を生み出します。つまり、一人の人間の一万倍の大きさを持つ御魂がそこに誕生すると考えたらよいでしょう。

神は、一人の人間の祈りには一人分のエネルギーとして応え、一万人の祈りには、一人のときの一万倍のエネルギーとして応えるのです。

多くのまことを結集して祈れば、その合霊状態とまことの極まりを神籬として、神様はいくらでも無限の力を降ろすことができるのです。

これが神様が働くときの法則であり「神様は太鼓のようなもの」という言葉の深い意味なのです。

一万人という合霊状態に降臨される神様。しかも参加者の多くが神法会得者であり、一人でも神様を動かせる存在だということを考えれば、その神力は単純に一の一万倍ではありません。想像を絶する巨大なパワーがそこに顕現します。

その大神力が日本の罪穢れを祓い、新たな息吹を吹き込んで霊的背景を動かすのです。同時に、参加者一人ひとりにおおいなる功徳を授け、人形の一枚一枚に込められた祈りをことごとく天界で結実させます。

なにしろ国を禊祓いし、日本や世界の方向性を整える神力を持った神様がお働きになるのですから、個人の願いをかなえることなど朝飯前。国家が救済されるということは、当然ながらその中の一人ひとりも救われるということに他なりません。

人形・形代の霊力を最大に引き出す方法

最後にあなたが書いた人形・形代の霊力を最大に引き出す方法をお教えしましょう。

それは、ご祈願をしたあなた自身がこの大神事に参加し、心をあわせて一緒に祈ることです。

人形・形代を書いたということは、すでに分魂は神事に参加しているということですが、やはり分魂だけが神事に行くのと、本人が一緒に参加するのでは格段の差があります。

書いた本人がお取次ぎの一員となって祈ることにより、その霊力ははかり知れないものになります。

ただし、人形・形代に書いた個人的な願い事については神様がすでに受け取ってくださっていますので、神事会場で改めて強く祈り込む必要はありません。

むしろ、我が事を離れて、日本の国が弥栄え世界人類が幸せになるように、夜を徹して愛とまごころの祈りを捧げることにより、何千何万日分もの徳を一度に積むことができるのです。

その功徳によって人形に書いた個人的な願いもかないやすくなるということです。

大神事に参加するということは「最低二名の人の命を救ったのと同じ功徳」を積んだことになります(伊勢大神の神示による)。

日々の生活の中でどれくらい徳を積んだかということは普通なかなか実感できませんが、これだけの大きな徳を積むと、はっきりと徳を積んだということが自覚できるでしょう。

自ら志願し、仕織人とし神仕組に参加しているという喜び、あふれるような感動を誰もが味わうことになります。これが何よりの神様からのご褒美なのです。

あなたも大神事に参加して、この感動を共に味わってみませんか。

まことの祈りに応えて、実在の神々が大きくお働きになっていることを理屈抜きで実感できるはずです。

エピローグ人形・形代に注がれる感動の熱誠祈願

鹿島灘。午前四時半。

さっきまで黒一色だった太平洋に、曙の蒼い光が広がっていきます。夏至とはいいながら、夜明け間近の浜辺にしつらえられた特設会場の冷え込みは、かなりのものです。

集まった数千人の人々が固唾を呑んで見守る中、昨夜来の神呼びの神事ですでに神気みなぎる聖域結界内に、千人近くの九頭龍師が、神剣を手に整然と進み出ます。

ワールドメイトが毎年六月に開催する「鹿嶋海原びらき大神事」のクライマックス、人形・形代お焚き上げの儀が、今まさに始まるのです。

深見東州先生作曲による勇壮な交響曲「剣の舞」に乗って、九頭龍師が一斉に剣の舞を舞います。千本もの剣が一振りされるごとに、九頭龍大神の強烈な救済力が会場に降り注ぎます。

続いて短剣を手にした千五百人の薬寿師による「薬寿の舞」が結界内に癒しの息吹を吹き込みます。

東の水平線が白々と明けてきました。いよいよ深見東州先生の登場です。九頭龍師全員が松明を手に、結界内に集合します。燃え盛る千本もの炎。

その先頭に自ら大松明を手にした深見先生が立ち、交響曲「炎の舞」に乗せて、右に左に炎を乱舞させます。後に続く九頭龍師たち。黒煙を吹き上げながら、無数の炎が踊る様は、まさにあらゆる罪を焼き尽くす大火焔龍王の顕現です。

深見先生の号令で、会場中央の囲いの中に炎が点火されます。燃え上がる巨大な炎を前に、さまざまな種類の人形・形代に託された救済の祈願を、一つひとつあらためて神様に言上していく深見先生。

その朗朗たる祝詞に従って、数百人の救霊師が、必死の祈りを込めながら、全国より送られてきた百万枚を超える人形・形代を次々に炎の中に入れていきます。

それを見守る参加者全てが、「縁ある人々をあらゆる罪穢れからお救いいただき、幸せにならしめたまえ」と、熱誠の祈りを捧げ続けます。

いえ、会場の参加者ばかりではありません。全国のワールドメイト支部に神事の模様が衛星中継で放映されますから、総数一万人を超える参加者が、一丸となって世界中の人々の幸せを祈っているのです。

「さあ、皆で大祓詞を奏上しましょう」

厳かな深見先生の言葉に従って、一斉に大祓詞(罪穢れを祓い清める祝詞)の奏上が始まります。

深見先生を筆頭に救霊師、九頭龍師、薬寿師をはじめとする全国万人の人々が、まごころをひとつにして一斉に唱える祓いの言霊。

神聖結界内に降臨したる国常立大神はじめ鹿島大神、九頭龍大神、薬寿龍王、そして折々の救済の働きを成す神仏に、数万体の大龍王、それらすべての神力が祈りに呼応し、今、炎となって燃え盛る百万枚の人形・形代に託された罪穢れを浄化し、あらゆる幸せの願いを天に結実させているのです。

二度、三度と大祓詞は繰り返されます。そのたびに奏上のスピードは速くなり、早朝の冷えこみもどこへやら、一心不乱に祈る人々の額には汗さえ浮んでいます。

そして何度目かの奏上が終わると、鹿島灘は再びもとの静寂を取り戻しました。

祈をすべて天に届け終わった余韻の中、ただ炎のはぜる音と遠い潮騒だけが会場を包み込んでいます。

「深見先生を先達とする全国一万人が、これほどのまごころを極めて祈り抜いたのだから、神々が絶大なる神力を発動し、人々を救わぬはずがない」

誰の胸にもそうした感動と確信が宿る一瞬です。普段の生活では体験できないくらいまごころを振り絞って、世界の平和と人々の幸せを祈り抜いたからこそ体験できる充実感。

なにしろ神様は、この大神事に参加することは「最低二名の人の命を救ったのと同じ功徳」に匹敵するとおっしゃっているくらいなのですから。

午前六時。すでに清々しい青空が太平洋の上に広がっています。

かくして、六時間に及ぶ海原びらきの大神事は幕を降ろします。

日本と世界がますます弥栄えゆき、そして縁ある人々も縁なき人々も、すべからく救われていく喜びだけを残して…。