異人 深見東州の実像(Vol.4)

第二章 スポーツ、文化、社会貢献に寄与する

ISPS・半田晴久会長が、Tusk・英国ウィリアム王子と共催で、絶滅危機の動物保護を世界に訴える

二〇一六年九月二十二日、東京新宿のホテル「パークハイアット東京」で、「ー SPS(一般社団法人国際スポーツ振興協会)・半田晴久会長」主催による「タイム・フォー・チェンジ」のレセプションパーティーが開催された。イギリスの野生スポーツ、文化、社会貢献に寄与する

イギリス王室との生物保護などを目指す慈善団体「Tusk」(タスク=イギリス王室のウィリアム王子がパトロンを務める)との共催で、東京―イギリス・ロンドン―ヨハネスブルグ衛星中継で結び、「絶滅の恐れのある動植物の保護」を強く訴えた。

これは、同月二十四日から南ア・ヨハネスブルクで開かれた「CITES」(絶滅危惧の野生動植物の国際取引に関するワシントン条約)の締約国会議開催前夜、会議にアピールするために行われたものである。

イギリス王室との長い信頼関係から生まれた活動

「タイム・フォー・チェンジ」とは、まさに「今こそ変革すべき時が来ている」という意味だ。象やサイなど絶滅危惧動植物の危機は、待ったなしのところまで来ている。

このレセプションパーティーは、東京―ロンドンヨハネスブルグを、衛星通信により三元中継で結び、「動植物絶滅の危機」という重大声明を世界に向けて発表した。

東京からはISPSの半田会長(深見東州氏)が、ロンドンからはTusk(タスク)を支援するパトロン、ウィリアム王子が、そしてヨハネスブルグからは、CITES のジョン・スキャンロン事務局長がスピーチをし、アフリカ野生動物の危機と保護を世界中に強く訴えた。

中継に先立ち東京のレセプション会場でISPSは、「スポーツの力を活用して、地域コミュニティや子供たちに、野生動物の保護がいかに重要であるかという認識を広めてきた」こと、「そのメッセージを世界に向けて発信するために、Tuskとパートナーシップを締結してこの特別なイベントを催した」ことを表明した。

そしてISPSの半田晴久会長が紋付き袴姿で登場し、ユーモアあふれる挨拶を行った。

「衛星中継では、この会場の映像も映ります。そのとき今のようなまじめな顔をしていると、兵馬俑の発掘シーンのように見えてしまいます。

皆さん、どうかニコニコとほほ笑んでいただきたい。キーワードは〝すき焼き食べ放題〟はどうかなと思うのです(笑い)」と、相変わらずのユーモアを発揮する。

深刻なテーマでも、半田氏はユーモアと笑顔を忘れない。

このパーティーには吉田時計店の吉田勉社長、宮崎京さんなど歴代四人のミスユニバース日本代表、フィギュアスケートの安藤美姫さん、テニスプレーヤーの杉山愛さん、画家の絹谷幸二氏、猪瀬直樹前都知事、その他プロゴルファーや政治家などが参加した。半田会長のネットワークの広さを物語るゲストたちだ。

私たちは身近な生活でも、サイの角の漢方薬、象牙の印鑑や三味線のバチを使っている。

これらも間接的に象牙の密猟を助長しているのだ。ゲストたちはパーティーを通じて野生動物保護の大切さなどを語り合った。

イギリス王室と半田氏の絆

半田会長は、「ウィリアム王子とISPSはどんなつながりがあるのですか」ということをよく聞かれるという。挨拶のなかでその経緯を語った。

半田会長は三十七歳の時にオーストラリアに事業拠点をおいて活動をしてきた。そして三十九歳の時にイギリスにも拠点をもうけ、事業を始め、ブラインドゴルフなどでチャリティー活動を行ってきた。

一九九四年にイギリスのロイヤル・アルバート・ホールでコンサートを行い、チケット収入を「子供の白血病の会」と「王立盲人協会(RNIB)」に半分ずつ寄付した。

それがきっかけで、その後、王立盲人協会のバイス・プレジデントにもなった。この頃、プレジデントは女王のいとこのウェストミンスター卿だった。そして、女王と女王の母が Patron (総裁)だったのである。

十六年前には、イギリスの盲人協会に貢献のあった人として、半田氏はバッキンガム宮殿に呼ばれ、多くの人とともに女王陛下にご挨拶したことがある。

半田氏の番になって、エリザベス女王に「アイ・ケイムフロム・ジャパン」と言うと、女王は「ジャパン!!!」と驚かれた。日本と言えば家電や自動車で知られている国。

まさか日本人がイギリスの盲人に貢献をし、RNIBのバイス・プレジデントになるとは想像できなかったようだ。

この頃から、半田氏とイギリスのロイヤルファミリーとの信頼関係が結ばれたのだ。

チャールズ皇太子とはオーストラリアの環境問題、弟のアンドリュー王子(デューク・オブ・ヨーク)とは、障がい者ゴルフのサポートをするなど親しく交流をしている。

またハリー王子とは二つの協力をしてきた。一つは南アフリカのレソト国(エイズの発症率が世界第二位)の子供たちに、教育を通じてエイズから守る活動への協力、そのための、チャリティーのポロ試合へのスポンサー。

二つ目はハリー王子が行ってきた「インビクタス・ゲームズ」という、アフガン戦争やイラク戦争で手足を亡くし兵士たちを、スポーツを通じて第二の人生を意義深く、かつエンジョイしてもらおうという活動への支援である。

その関係でお兄さんのウィリアム王子からも、Tuskの活動への応援を頼まれ、引き受けたのだ。

「イギリスの、きちんとしたチャリティーを一緒にサポートしていると、そのパトロンにロイヤルファミリーが必ずおられるのです。だから二十六年間応援していると、必然的に親しくなるのです」と半田会長は言う。

「イギリスの王族の方は、本当の思いやりの心をお持ちです。むろん日本の皇族はもっと歴史と伝統があり、もっと公に徹して純粋であり、思いやりがあります。

これに比べて、イギリス王室はもっと個性や自由があり、はっきりと自分の主張もされるのです。

しかし、純粋な気持ちは変わらず、熱意をもって国のため、動物のため、人々のためを思って活動します。その、目に見えない信頼関係が続いているということなのです」

イギリスの王族との長い信頼関係が、今日の国際的な活動にもつながっているというのである。

野生動物絶滅の危機から目をそらしてはいけない

象牙やサイの角は高額で売れるから密猟が後を絶たない。こうした密猟で、象やサイは減少の一途をたどっている。

アフリカ象の推定生息数は、一九七〇年代には二七〇万頭だった。一九八〇年代には百万頭に減り、一九九〇年代中ごろには五八万頭まで減少している(現在は三五万頭ともいわれる)。

象の減少数の大半が、密猟によって殺されたものである。

一日平均、象が八二頭、サイ四頭が密猟されている

衛星中継が始まると、司会のヒュー・ファーンリー・ウィッティングストール氏が、アフリカ十カ国で六カ月間、密猟の実態を取材したビデオを上映した。

「野生動植物の違法取引きの額は、薬物、武器、人身売買についで四番目に大きく、年間二百億ドルにのぼるのです。

この巨額の資金が暴力と腐敗、危険な国際ネットワークを助長します。一日平均して象が八二頭、サイ四頭が密猟されている現在、これらの動物が自然界から絶滅してしまう危険は、まさに現実のものとなりかねません。

私は現状を調査し、その解決策を探るため、六カ月かけて撮影旅行をしました。問題は複雑ですが、最終的にそれは、私たちがなす選択にかかっているのです。

サイや象からとった製品の合法的取引きに道を残すか、それともかかる製品の需要を根絶し、取引きを停止するかという選択です」と、これから開かれる、ワシントン条約締約国会議の代表団の選択に期待を寄せた。

次にヨハネスブルグのジョン・スキャンロン・ワシントン条約事務局長がスピーチをした。

「このイベントは幸いにも、第十七回ワシントン条約締約国会議(Cop77)の開催と時期が一致しました。

これからの二週間にわたり、全世界から南アフリカのこの場所で起きていることに、視線が注がれるでしょう」

「Cop77では、国際犯罪組織の暗躍により産業規模で横行している、野生生物違法取引きという難題を解決するための、新しく改善された対策が検討されます。

また、合法的取引きの持続可能性を確保するための方法についても、見直される予定です」と、Cop777の動きを報告した。

そして、東京の半田氏にバトンが渡された。

「この度、ISPSは、Tuskと新たなパートナーシップを締結し、重要なグローバルイベントのスポンサーとして、協力できることを大変うれしく思います」。半田氏は、堪能な英語でスピーチした。

「私は野生動物保護の専門家ではありません。野生動物の違法取引きが自然界に及ぼす悲惨な影響については、さほど深く考えることはありませんでした。

しかし今日、この合法的な取引きが、象牙密輸のための隠れ蓑になってしまっているという深刻な事実があります。

そうした製品が消費者に売られているのですが、我々消費者は、この行為がもたらしている惨状を理解していません。

世界で最も象徴的な種象や虎、サイなどが、いま絶滅の危機に瀕しています。

この現実を知り、私は直ちに Tusk の任務を支援することに同意しました。こうした動物の殺戮を根絶させなければなりません。

日本はこの問題から目をそらせてはならないと思います」

半田氏の強い意志が感じられた。

「すべての国と同様、私たちは地球上の動植物を保護する道義的責任を負っているかです。

私は破壊的な状況を知りながら、何もしなかった世代の一人になりたいとは 思いません。

こうした素晴らしい動物たちを、この地上から消滅させることは、決 てあってはならないことです」

参加者の胸を打つ言葉であった。

「シャーロットが25歳になるまでに、アフリカから野生の象は消え去ってしまう!」

半田氏の言葉を受けて、 ウィリアム王子がスピーチする。

「今月初めに『グレート・エレファント・センサス』(飛行機による空からの象の調査) が公表されました。

それにより、この地上で最も貴重な種の一部が、密猟のために絶 滅に向かっているという、多くの人々が抱いていた恐れが現実となりつつあることが 確認されました」

さらに、その恐るべき現実を語った。

「私がこの世に生まれたとき、アフリカ大陸には百万頭の象が生息していました。それが、娘のシャーロットが生まれた昨年までに、三十五万頭にまで激減してしまいました。

密猟がこのままのペースで行われていけば、シャーロットが二十五歳になるまでに、アフリカの地から野生の象は完全に消え去ってしまうのです。

そのリスクを負っているのは、象だけではありません。今日は「世界サイの日」です。

サイは、その角に対する需要のために、一日に三頭殺されています。サイの角に薬効があるという迷信を正そうとして苦闘していますが、私たちが生きている間にサイは絶滅してしまうかもしれません」

ウィリアム王子はこうした危機に対して、具体的な行動をしてきた。

三年半前のCITES締結国会議での講演で、王子は関係者に「新たな動植物取引きを阻止するための努力を倍加してほしい」と要望した。

そして二〇一四年のロンドン会議で、各国政府がこの問題に真剣に取り組む意向であることが示された。

「昨年、中国と米国が、国内における象牙取引きを禁止するというリーダーシップを示しました。

そして先週、国際自然保護連合の会議で、世界のすべての国々に対して、その国内象牙市場を閉鎖することを求める決議が圧倒的多数で可決されました」と報告した。

世界を一つにつないでゆく半田氏に期待したい

最後にTuskのCEOチャーリー・メイヒュー氏が、「今こそが、タイム・フォー・チェンジ、変革の時なのです」と宣言した。

東京から世界に発信した「タイム・フォー・チェンジ」の声明は世界をつないだ。長年イギリス王室との信頼関係を築いてきたISPSの半田晴久(深見東州)会長だから実現できた、このレセプションパーティーの意義は大きい。

それは、半田晴久氏が長年にわたって築いてきた、世界的な人脈がもたらしたものに他ならない。

半田氏は、国内外に十数社の企業を持つ実業家、経営者であるが、それだけではない。芸術、文化、福祉、政治・経済界でも多彩な活動をし、国際的にも大きな評価を受けてきた。

世界人として活躍する半田氏は、外国人とも人間対人間の信頼関係をベースに、あらゆるジャンルで国際的なパートナーシップを構築してきた。

これからも世界を一つの輪でつなぐべく活動する、半田氏への期待は大きい。

『月刊TIMES』 2017年1月号

■ ISPS HANDA・ヤーマン&ストゥービ オーナーズカップ

誰もなしえなかった、ゴルフと時計のコラボレーション

二〇一七年四月二十四、二十五日、プロアマ形式のゴルフ大会「ISPS DA・ヤーマン&ストゥービオーナーズカップ」が、神奈川県・箱根湖畔GCで開催された。

ISPS (国際スポーツ振興協会)主催、高級時計のヤーマン&スト日本総輸入元の(株)ミスズが共催した。

ISPS会長であり、(株)ミスズの社長半田晴久氏(深見東州)だからこそなしえた時計とゴルフのコラボレーションだった。

男が男に惚れるという言葉があるが、それを実感させられたのがこの表彰式でのシーンだった。

「ISPSって、いい(Ⅰ)シャツを着て(S)プレー(P)する(S)ってこと?」ジャンボこと、尾崎将司プロのこの言葉に爆笑が起きた。

一日目の表彰式、ジャンボ尾崎将司プロの挨拶で、いきなり飛んで来たギャグ。すると深見氏が返す。

「インターナショナルセクシャルパーソンズソサエティ」と。するとジャンボもまた、「嫌なシャツ着てプレーする?」と丁々発止のギャグのキャッチボール。ジャンボ尾崎と深見氏の心の通い合いの深さを見たようだった。

深見東州芸術、スポーツ、政治、福祉、あらゆるジャンルで、これだけ世界のビッグとフレンドリーに付き合い、大きなイベントをしている人物が、ほかにいるだろうか。

しかも、誰もなしえなかったことを実現する。

この大会でも、昨年十二月までニュージーランドの首相を務めたジョン・キー氏が、アマチュアのゲストとして参加し、またゴルフ界のレジェンド尾崎将司プロが、この表彰式に臨んでいた。

「前ニュージーランド首相とジャンボさんをこういう大会で見られる。これは奇跡の空間です」と、深見氏が挨拶の中で述べたのもうなずける。

画期的な、ゴルフと時計のコラボレーション

深見氏は、今回も誰もなしえないこと、ゴルフと時計のコラボレーション、「IS HANDA・ヤーマン&ストゥービオーナーズカップ」を実現させた。

ゴルフと時計が?と思うだろうが、実はゴルフ好きは時計が大好きという共通点があるという。

「時計が好きで、ゴルフが好きというのは最高の人類です。時計業界初めてのゴルフ大会です」という深見氏。

時計事業とゴルフ事業の両方をやっているのは、半田会長しかいないということでアプローチされ、このゴルフ専用時計の輸入元となり、この大会が実現したのだ。

深見氏が会長を務めるISPS主催、㈱ミスズが共催するこの大会「ISPS H ANDA・ヤーマン&ストゥービオーナーズカップ」は、男女のシニア、レギュラー、そしてアマチュアが参加する、一日完結の二日間の競技である。

ヤーマン&ストゥービの時計を購入した人は、プロとラウンドできる特典が付いていた。

主な出場プロは、ISPSのアンバサダーを務める片岡大育。そしてヤーマン&ストゥービのアンバサダー、井戸木鴻樹、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランドオープン優勝者)、ジャンボ尾崎将司、藤本佳則、酒井美紀ら豪華メンバーだった。初日は個人で三好隆プロ、チーム戦では渡辺司プロ、藤本佳則プロのチームが優勝した。

二日目は、個人戦では牧野裕プロと清水一浩プロが優勝を分け合い、チーム戦では、半田会長、井戸木鴻樹プロ、加瀬秀樹プロ、ジョン・キー前ニュージーランド首相の豪華メンバーのチームが優勝した。

「ヤーマン&ストゥービ」はスイスの時計職人ウルス・ヤーマンとパスカル・ストゥービによって創設された、ゴルファー専用の高級機械式時計である。

ゴルフ愛好家でもあるヤーマン氏が、「スコアをいちいち記録しなくても、簡単に打数をカウントできる機械式時計ができないか」と長年抱いていた夢を、ヤーマン氏とともに実現したものである。

機械式ゴルフカウンター機構は、プレー中にストローク数とハンディキャップを加味したトータルスコアが表示される。

また激しいスイングによる衝撃から、時計の精密なメカを保護するショック・ガードが備えられている。ゴルファーの心をくすぐるのは、この時計がゴルフ発祥の地セント・アンドリュース・リンクスの公式機械時計モデルにもなっていることである。

そして、イアン・ウーズナムやニック・ファルドなどのアイアンを、溶かして作った特別限定モデルの時計もある。ゴルフクラブから、特注で腕時計を作るサービスもある。

深見氏は、自身社長を務める㈱ミスズで、この時計の輸入元となり、卸販売をしている。

深見氏は自身の時計事業について、「私は四十年間、時計販売の事業をしてきました。

お客様に提案型の販売をしたいと思い、直営店として〝ハンダウォッチワールド〟を西荻窪に開店し、スイス時計など輸入高級時計を中心に六十種類以上を扱っています。

時計は恋人キッスは手にして総本店”と言っています。恋人が何人もいると問題になりますが、心理学的には「時計は恋人を表わす』ので、何本持ってトキメイても何も言われません」と、ユーモアを込めて語る。

ゴルフ文化の創造を目指して

ISPSは、「チャリティを進化させ、スポーツの力で社会をより良く」のスローガンを掲げて、様々なスポーツの支援を行っている。ゴルフについては、ISPSが国内外で六十四試合のトーナメントを主催する。

特に、二〇一九年八月~九月には、十五年ぶりに「ISPSハンダマッチプレー選手権」(ISPSハンダグローバルカップから変更)が開催される。ゴルフ界に着実に根をはってきていることを実感させる。

深見氏は、「ISPSファミリーが増えて嬉しい」と言う。確かに表彰式には、多くの男女のプロが出席していた。

ゴルフの後の表彰式、パーティーは、アマチュアのコンペでも楽しいものである。和気あいあいとその日のプレーを語り合う。

本大会の表彰式はこの上なく楽しいものになった。それも、ひとえに深見氏の交流の深さと豊かな人間力による。

表彰式の挨拶で深見氏は、両手にヤーマン&ストゥービの時計を着けた。その一つをジャンボに見せた時、ジャンボはそれを冗談で奪おうとした。

いきなり笑わせる二人の間柄は、長い付き合いの友人に思えるから不思議だ。

深見氏は、その時計を見せながらその由来を語る。

「この時計は、イアン・ウーズナムの九番アイアンを溶かして作った七十二個のうちの一個です。

ジャンボのアイアンも溶かして作ろうと思いますが」と言って笑わせる。そして、 ISPSとのスポンサー契約を結んだジャンボについて、こう紹介した。

「ゴルフ界のレジェンドと言えば、ジャンボ尾崎さんです。ジャンボさんは、常に新しい試みをしようとするし、少年の心のように純粋に、ゴルフのことを考えています。

皆さんジャンボと言うと、緊張して固まりますが、可愛いやんちゃな心を持つジャンボさんと、もっとフランクに近づき教えてもらうといいと思います。

ゴルフ界の宝物、レジェンドのジャンボさんには、長生きして、ますます生き生きして幸せになってもらいたいです」

深見氏は、あらゆるジャンルに挑戦することで、大きな目標に向かってモチベーションを上げてきた。ジャンボ尾崎のモチベーションのスイッチも入れたと言える。これからのジャンボの活躍が見ものだ。

ジャンボ尾崎氏も挨拶の中で、深見氏との出会いをこう語っていた。

「二、三年前から(アンバサダーの話があったけれども、自分の気が入らなかった。

それでも熱心に誘われたので、一度食事をするかということになって、会長の話を聞いた。そうすると、軽い軽い感じで話す人だった。

会長に、これからの人生を楽しく有意義に生きましょうと言われて承諾した。明るい会長にパワーをもらって、今年は何かいいことが起こるかもしれないと楽しみにしている。

普段自分は、人にパワーをあげる人間だが、初めてだね、あんたみたいな(パワーのある人に会い、パワーをもらったのは。今後は、尊敬される人間であるように頑張っていきたい」

深見氏と会って以来、ジャンボ尾崎プロは、「久しぶりにパワーのある人と会った。会長と会ってよかったよ」と語っていたという。

深見氏は常々、「人間に大事なのは、パワー、エネルギーの大きさである。そのパワーやエネルギーは、志の高さや大きさ、またそれを実現させるチャレンジや努力からやってくる」と語っている。

パワーを持つ男は、パワーを持つ男を知ると言える。深見氏の、もう一人のパワフルな人との出会いと言えば、ジョン・キー・前ニュージーランド首相との出会いだ。

ジョン・キー氏とは何度もゴルフをしているという深見氏。 ISPS会長として、「ISPSハンダ・ニュージーランドオープン」を主催し、ジョン・キー氏と親交を深めている。驚くべきことには、ジョン・キー氏は半田晴久氏の海外での活動支援に、本人に代わって飛び回っているという。

ジョン・キー氏もあいさつの中で、「私のアイアンを溶かして時計を作ったらどうかと言ったら、却下されました」と笑わせた後でこう述べていた。

「今日は13番ホールで、半田氏が18ヤードのパットを沈めたのです。さすが、カメラが回っていると強いですね。半田氏は長年ブラインドゴルフを支援し、リーダー的な役割を果たしています。ブラインドゴルフが、パラリンピックの種目になるように努力されている姿に、敬服しています。私も、それらの活動に助力を惜しまないつもりです。先日も半田氏が支援しているカンボジアの病院、孤児院に行ってきました」

さて表彰式の最後はこれがなくてはしまらない。深見氏は、自慢ののどで「オー・ソレミオ」「ダニー・ボーイ」を熱唱し、オペラ歌手ならではの美声を披露。ブラボーの歓声を浴びた。ウィニングパットが決まった感じだった。

「ISPSハンダグローバルチャレンジカップ」など数多くのゴルフ大会を主催して、ゴルフ界に参入してきた半田晴久(深見東州)氏は、さらに「ゴルフ文化の創造」を目指すという。その大きな志に拍手を送りたい。

『月刊TIMES』2017年8月号