塩釜の神は愛にては開かず、
精進にても開かず、
神をひたすら慕ふるによりて開く。
神仙の導き手なるが故なり。
慕ふる想いは、つづまりて情熱となる。
情熱こそが神を動かし、人を動かす。
冷えた心で神と道に接するなかれ。
組織がすたれ、道がすたれるのは、
上に立つ者の情熱が衰えるのが因なり。
道を高め、己を高め、
事を高めんとする情熱の灯が
弱くなるからである。
神ながらの道とは魂の蘇生なり。
魂の蘇生とは、生命の息吹きの蘇生なり。
生命の息吹きとは、生きる希望ややる気、
物事への情熱の蘇りとなる。
これなき人は、大和の魂にあらず。
因縁を越えて神位に生きるとは、これなり。
仏旨を越えよ。
一月十二日 塩釜大社社頭にて
