深見東州の土曜神業録8(Vol.4)

※問答とは…。
深見東州先生の「問答」は、禅宗の要素をふまえ、神道や超神霊的な要素をまじえてわかりやすく、もっと現代的にしたものです。

問答で観念をぶち破る「御魂返し」は、兜率天で弥勒菩薩様が天人の養成に使っている教育法と同じものです。

理論や知識ではない、大自在な妙智や妙境、妙技が必要とされる本当に生きた神法です。巷の禅僧が行っている問答を圧倒的に凌駕するものであることは、いうまでもないでしょう。

実際に眼前で受けているつもりでお読みになれば、神人一体となった深見先生の当意即妙の言霊によって、私たちの観念や悟りの行き詰まりは打ち破られ、霊層は数十ランクアップするでしょう。

【第二章】御魂返し問答その一(昭和59年9月29日)

男女・夫婦・親子の上手なつきあい方

【深見先生】 Sさんでしたね。

【Sさん(女性)】はい。そうです。

(咳払い)

(深見先生、問いを書いた色紙をSさんに渡す)

【深見先生】 Sさんからどうぞ。

【Sさん】はい。

【深見先生】どういう問いですか?

【Sさん】えーと、「男女は何故、結ばれるとよくないのか」(笑)。

えーと、多分、結ばれてしまうとそれ以上、相手を理解しようとしたり、努力しようとしたり、そういうところがないので、それで、ま、普通は結ばれようとして相手の立場になって理解しようとしたり、自分を高めようとしたりするのが、そこから先に進まなくなるからだと思います。

【深見先生】うん、なるほど。

男女は何故、結ばれるとよくないのか。お互いをしばり合うからですよ。だから離れたい離れたいと思って。結ばれるってことはしばり合うってことですよね。あの、最初のうちはいいんだけど、「居る」ということがもう苦痛になっちゃって。

夫婦の仲がうまくいくというコツは、どういうことか、いろいろ僕も見ていたんですけどね。

とにかく親子でも、親子であって夫婦であって、肉親とか、身近なもんだったら、夫としてああなのに、妻としてこうなのにっていうんで、どうしても親近感になったら感情が、なんというんですかね、近いもんだから、お互い。そういう目で見ちゃうわけですよ。

いろいろ見てても、親子関係がうまくいくのにはどうしたらいいか。一番、他人さんよりも誰よりも気を使って、他人様のように扱うとうまくいくんです。

夫婦になって結ばれてなってきたら、他人様のように扱っていくとうまくいくんですよ。

結ばれるとしばり合いますから。夫としてああじゃないか、妻としてああじゃないか、こうじゃないかと。夫としての彼に物足りなさを感じるとか、妻としての君に疑問を感じるとか、どうしてもそういう気持ちがあるからお互い、言いたいこと言い合ってけんかするわけですよ。

あー、結婚するんじゃなかった、こんなに不自由になってしばり合うんだったら一人の方がよかったなんて思うんですよね。あたかも結婚したことあるみたいな言い方しますけど(笑)。

いろいろ知り合い見ておりましてね。

だから他人様のように、一人の男性として、お友達よりもより気を使って、他人様のような気持ちで、心を離して、自分の心で相手をしばらないで、相手を扱えばすごくうまくいくみたいですよ。

僕なんかでも父と母と弟とか妹に一番気を使いますよ。相手がお兄さんだと見たり、息子だと思って見てみたり、いう目で見るでしょ。

だから冷静に御魂とか、その人の人間性とか守護神、守護霊、御魂見てても、こちらが見ても向こうが、息子だーという念できますからね、息子の自分が出ちゃうんですよね。

だからなるべく、親がこんなふうにこう、向こうがバーッというから僕も言いたくなっちゃってけんか、すぐなるわけ。

だからなるべく他人様のようなつもりで。向こうは息子のつもりでいるんですけど、あー、そうですか、なるほどねーなんていって、一歩、心の中で距離をおいてやると、急に、「お前は最近よくなったなー」とか、息子として、お父さんと急に仲良く。

親子関係とか特に夫婦関係、お互い、親子、兄弟という気持ちでしばり合ってるんですよ。

だから、お父さんとかお母さんとか兄弟、特に、恋人同士の最初はいいんだけどね、その、居るということ、もう暑苦しくなっちゃって、離れたい、離れたいと思う。

「あなた、あなた、あなた」なんて最初、女性があまりに男性に…………、離れたい離れたいと思う、その、しばりつけられるということが、逃れたいと思うんですよね、Yさん。

【Yさん】そーすね(笑)。

【深見先生】んー、私は体験ないんですけど、体験した人の話を聞いてますとね、であるらしいんですよ。

だから、お互いをしばり合う、しばり合わないという気持ちでなるべく気を付けてたら、すごくうまくいく。男女結ばれると、よりいいものとして、伴侶として、一生の伴侶として。

お茶の極意でもそうなんですよ。重いものは軽く扱う。軽いものは重く扱うと。こんな大きな水入れなんていうの、重そうに持ってきちゃだめ。

軽く、軽々と持っていくっていうのが、お茶きれいですよね。小さな茶杓とか茶さじとか、こういうものをなるべく重々しく扱うんですよ。そうするとお点前きれいですよね。ま、ちょっとした、たばこ一本でも丁寧に置いてあげるとか、灰皿なんかでも大変に重いと。

ハー。重いのは大切に、逆なんですよ、重いものは軽く、軽いものは重く扱うとうまくいくんですよ。お茶の極意ですよね。

だから、夫婦も一番近い人だから、一番他人様のようなつもりで、客観的に見てあげて、「君、愛してるよ」と。

「そんなの二人でもこういうふうに、結婚して何年にもなるのに、愛してる、そんな歯の浮いたこと言えるかー」なんていうんだけど、「君って素敵だね」なんて歯の浮くようなこというと、「まあ、でも」なんてうまくいくんですよね。

「あなただってほんとに男らしくっていいわー」なんて、結婚して五年、十年経ったら馬鹿らしくって「当然じゃないの、何いってんのよ。変じゃない、病気じゃない、熱があるんじゃない」なんていう(笑)。

でもそういうふうに言いあってるという。結婚した時は、「君ってきれいだね」なんて言ってたんだけどね、ほーんとにあの(笑)。

だからそれまではやっぱり、結婚するまでは他人様ですから。そういう気持ちでいってたら、絶えず良き伴侶ですよ。

男女が結ばれるとなぜよくないか。お互いをしばり合うからですよ。

ということは逆にいうと、しばり合わないように、あなた自由にしていいのよって逆に離されたら、帰ってくるんですよね。

あなた何時何分、今日はなんで何やってんのと、逐一逐一しばりつけるような奥さんていうのはもうほんと、もういいけどももう「あなたのこと愛してるから当然じゃない」なんていう

かたちで、何時何分に、一日電話かけなかったらイライラしてるなんていうと(笑)、いやになる、なるんですよ。「いいわよ、あなた、男なんだからね、自由に行ってらっしゃい」なんて言うと、「うーん」なんて言って、帰って来る、逆にね。

心配してるんじゃないかーと思って、帰りたくなるんですよ。重いものは軽く、軽いものは重く。近しい人には、他人様のような気持ちで扱うとうまくいくという、一つの極意みたいですね。

ま、そういう女性っていいですよね、Sさんね。まあ、ご縁がある人が、あんまりしばりつけられるの嫌だっていう人かもしれませんね。

「この人がー」って思い詰めたらもう別れて(笑)、そういう女性がいいなーと思ってる人かもしれません、分かりませんけどね。一つのね、極意ですよね。親子関係、夫婦関係、親戚関係、仲良くやってくコツですよね。

神経が繊細なのはどこが問題か

(問いを書いた色紙を渡して)

【深見先生】Yさん、どうですか。

【Yさん(男性)】えー、問いは、「神経が繊細なのはどこが問題ですか」。

えー、完全な、状態を目指して、完全なものを求める気持ちが強いと、あまりにも神経質になりますし、それから、目の前のことにあまりにもとらわれて、大きく見ないから神経過敏になると思います。

【深見先生】神経が繊細なのはどこが問題ですか。相手の欠点がやけに気になるからなんですよ。

【Yさん】やはり僕の場合はそう、そうなんでしょうね。

【深見先生】そうですか?

【Yさん】やー、僕もそういう、みんなそうだと思ってましたけど、やっぱり、あんま気にしない人もいるんですけど。

【深見先生】僕がね、ものすごくこれだけの霊的なことしたり、神様のことするでしょ。ものすごく繊細でなければ分かんないんですよね。ところが、繊細のことが通り越したらもう、ビックリするぐらいの気持ちがドーン、度胸が座りましてね。もうまったく無神経な世界に入るんですよね。

ところがあんまり、繊細な時に、ちょっとしたことがものすごく気になって、あれも失敗してて、これも失敗してて、これもできてない、これもできてないあれもできてないっていうことがものすごく分かるんですよ。

そのできてないところは指摘しなけりゃ伸びないんですけど、そういうふうな目で見たらね、相手、長所があっても失敗ばかりするんですよ、不思議なことにね。

問題点はないか、問題点はないかと思って・・・・、まあ不思議なことに僕が、全然関係ない話で、S社ていうね、あの、製図器のメーカーあるんですよ、ヨーロッパで。ドイツの製図器メーカーで、一番有名ですよ。

そのS社のテンプレートを僕が、仕事で入れてるんですよ、あの、テンプレートってあの、丸と三角とか一二三とか製図書く、製図書く人いますよね、テンプレート。そのS社のテンプレートをABC、僕が何カ月もかかって……、それがものすごく神経質だったのね、その、営業部長さんが。

僕が入れている間も、もう、皮肉を言われたりいろいろ言われたりするんですよ。ものすごく神経質な人、だからあのー、企画したりデザインしたりする人だから、すごく神経質なんです。

だからあのー、その人のデザインするのきれいですよ、ディスプレイ見ても、その人が初めてS社のディスプレイを考えた人で。業者さんのやってもすごくいいもの作るんですよ。

だからもう、ちょっとしたことがあったとき、ものすごく神経質で、仕切りのお値段でもものすごく神経質。だいたい、商談の七割は皮肉ですよ(笑)。利益というものは皮肉を辛抱したぶんだけね、ハハハーなんて笑うんですよ。

だから、あーじゃないか、こうじゃないかというと向こうがすごく神経質に出るから、その、言われないようにするために僕はものすごく神経質になって、もう綿密にやるわけですよ、今度ああ言ったら、こういうふうにこう言ってと。だから僕が行ったら完璧にやるんですよ。

もう一人の人が、メーカーさんですけど、作ってる下請けの。もうルーズでルーズでもう、だから何時何分にできましたかって僕は何度も確認する、またそうしてもヘマする。

僕がいくら注意してもこれできないなあと思って、だから何分も何分もそれ言われてるから、僕だったらもう、先に言うことピピッと、言われないうちに全部パッと渡す、仕事で。

その人ルーズで、「あ、やー、どうもどうも」っていう人なんですよ。

だから、神経質になっちゃって。ね、欠点がよく分かってるから。も、そういうふうに周囲に指摘するとね、ますますヘマやるんですよ。で、僕はふと考えて、もういいと。失敗したってつぶしたってのんびりとして、気がいいほうがいいと。もうとにかく失敗しても、「あははは」なんていう……。

とにかく、萎縮してるんですよ、僕があんまりに指摘するのが。正しいし、あらかじめ指摘するからミスはないんだけど、仕事はミスはないんだけど萎縮しちゃってんのね。

はー、こりゃよくないと。また失敗するんじゃないか、またするんじゃないかと思う念力で失敗するんですよね(笑)、僕の念力で。あー、そうか、僕の念力で。

確かにそうかもしれないけれども、もうそう思うのやめよう。失敗してもいいと。天地が、天地も崩れるばかりのヘマ男の(笑)、どじの道をきわめてしがな、という、じゃないけれども、別に、それで日本の国体が動揺するわけでもなく、僕の寿命がなくなるでもなく、国家と社会の行く末がなくなるというほどのミスでもないと。

もういいと。叱られたら叱られたでいいじゃないか。そう思ったんですよ。そしたらかえってミスがないんですよ。

あー、そうですか、こんなやりましたよーって来たら意外に、ミスはやっぱりあるんですけども、そうじゃないヒットも飛ばすんですよ、いいこと。あー、僕に思いつかないようないいことも、やっぱり出すんですよね。

だからなるべく讃えて、欠点が出ないように、いいほうが出すようにしたらもう、隠れちゃうんですよ。

だからもう、いちいちいちいち、逐一電話しなくて、忘れたら忘れた、あー、そうですかーと気にしないようにした。そうしたら伸び伸びしてる。

で、そのS社の営業っていうものは、もう神経質で神経質で、だからね。言われないように言われないように、またこう言うんじゃないかと、言われても大丈夫なように予測するんですよ、ピッと。

そしたらきっちり僕の予測したとおりに言うんですよ。その時にパチッて僕が答えるから向こうも、感心して。ところがこれもおかしいと思ったんですよ、ものすごく神経張ってるから。

ある時、諏訪の神様いらっしゃって、とにかく向こうの営業部長に喜んで喜んで、もうハッピーハッピーにいきましょうと。

一番、文句が言われるようなミスをまだその人がしてるわけね。あー、これ言われるなーと思ってね。あの人のことだからきっと言うなーと思ったけど、変えたんですよ。あ、こんなミスしたら、こう言うだろうという言葉も全部予測されるわけ。

ところがパッと想念を変えて、も、やめた。そういうふうに思ったら、そういうふうにますますなるから、神経質な人間が神経質でないように変えちゃうと。そう思った。

で、諏訪の神様によくお願いして、出たら、はじめからワッハッハワッハッハって、もう伸び伸びとしてニコニコニコしてる。欠点があってもワッハッハって言いながら、一番重要な問題で、最大にミスしてるのにね。

いいやーと思って、アハハーッなんていうんで、聞きに行ったらもう、機嫌良くって、神経質じゃないんです、その時。

もうこっちが全然神経質じゃないようになっちゃったから。そうしたら伸び伸び伸び伸びして、アハハハーと。「これはこうなんですよね」「あー、いいですよー」で終わりで(笑)。

信じられないと思って。それで思ったのは、相手が神経質で神経質でこんな格好で来るから、こちらもそうならないようにと思ってやってたのが、同じ次元にいたわけ。神経質の次元にいたわけ。

それで、はー、こらちょっとまちがってたなと思って想念をパッと今度変えて、そうじゃない世界に、のびのびとした世界にいて行くと、その人も気に敏感だから、やっぱり。

繊細だから。伸び伸びとした世界にいるわけですね。「まあいいや、こんなもの」というふうな、気になるんですよね。

だからまた皮肉言われるんじゃないか、また神経質に言われるんじゃないかということを、二つ三つ続くと人はそうなるのがごく普通だけど、そうじゃないと。伸び伸びと自分がしようと思ったら、神経質な人が伸び伸びに変わっちゃうんですよね。

ま、少々のこと、どうってことありませんよーと思ったら、本人もどうってことないと思っちゃうわけ(笑)。不思議なことで。

それで一番大きなミスしたけども、ま、問題なく、「後でちょっとあれ困りましたけど、まあいいですよ!」というふうに変わっちゃったんですよ。だか神様の次元で商売したらそういうふうになるんですよ。和気あいあいと。

だから霊次元に入ってもう、完璧に予想してああやってこうやってって、こっちも神経使いますよ。こんなの長くやってらんないわと思ってね。いろんなことしなきゃいけないのに。

そう悟ったことあるんですよ。それで仕事うまく整ってやっぱり、今うちが全部S社のテンプレートを。あっちこっち経費使うでしょ。

経費使うだけの売上げあげてるのかと責められるからね、売上はちゃんと神様が。だから、それで何を言いたいかというと、まあ、そういうことありまして。

だから相手の欠点があまりに、神経が繊細なのはいいんですけど、長所も欠点もわかるけども、気になって気になって、こっち気になるわけ。またああするんじゃないかと思って神経したら、そういうふうに失敗するんです、相手が。欠点がますます出ちゃうわけ。

そういうことがあっても、そういうふうなことに神経使わないっていうふうにして、ポッと想念転換をして、大らかだったら欠点出ないんですよ。欠点がある人でもその人の前に来たら長所が出るという人が。

【Yさん】ものすごい神経質なのがよくわかりました。

前に僕はレストランやってる時ね、もう、ものすごい気になってね。もう、そこに誰かいるだけで神経ピリピリするって感じで。

例えばパッと曲を、レコードかけるでしょ。この曲はあと三分ぐらいで終わると。パッと(従業員が)気づくかなあとかね。

ほら、ここの入ってるお客さんにはちょっと合わんとかね。あ、ちょっといかんと。あそこはちょっと水が少ないとかね。照明の具合はこれとか、ものすごいそればっかり気になってね。

あの、一日、毎日送ってましたから。

【深見先生】従業員はものすごい、ミスするんですよね、そうすると。

【Yさん】そうなんですよね。だからあんまりにもこうお客さんのことを、ま、思うってのもありますけど。

【深見先生】善意からそれ発することだと思うんですけどね。神経が繊細だという人の欠点はそれなんです。

【Yさん】いらんことまでね、やっぱり……。

【深見先生】うん、相手の欠点が、これだけのもんが、ますます欠点を出しちゃうように。繊細に見ちゃうから。そうなんです、四次元でもそう。霊界がああなるんじゃないか、こうなるじゃないかと、ますます四次元が出てくるんです、霊障が。

そういうのをパッと、「御魂を見よう!」と。その人のいい世界の御魂を見ようと思ったら、御魂がボンボコボンボコ出て、霊障も出るかもしれないけど、霊障は十パーセント。

御魂と守護霊、御魂のいいところが九割出たらね、明るくってハッピーで運がいいんですよね。だから霊障なんかも覆いかぶさっちゃって余りあるだけの、御魂が発動してるんです。

だから御魂を見よう、長所を見ようというふうに努力して見ないとその、繊細な神経持ってる人は、その人のとこ行くとヘマしちゃうと。普段はまともにやるんだけど、なんか見られてるとか、神経使ってるなっていうのがわかるから、思わずドジしちゃったとか。

【Yさん】ま、最近はだいぶ、もうしなくなったと思いますけど、集中できなくなっちゃうとこありますね。あんまり、騒がれるとね、いろんなことに。ものすごい、全部が気になるんですよね。

最近はでもほんとに、集中できるようになったんで、すごく、楽になりましたけどね。だからやっぱり、自分が一番上に立ったりするとすごい気になりますね。あの人がどう、どうのこうのってね。

だから二番目にいると一番いいですね。トップに立つとすっごい気を遣うってとこありますね。あの従業員はこうであの社員はこうで、もうあらゆること見て、ね、見て。だからやっぱり、なかなか、そういう修業しないと、トップには立てないなと思うんですけどもね。

【深見先生】いやー、その気持ちわかりますね。僕なんかでもものすごく繊細で、繊細でなきゃならないんですよ。それがね、全然無神経でね、傍若無人で気がつかなかったらじゃあいいのかって、それだめなんですよ。

繊細でなきゃだめなんですよ。繊細で全部見ておけなきゃいけないんだけど、見てても、見ないと。いいところを見るようにしようというふうな、心の働きがあれば、欠点がある人が、長所がバッと出る。

悪因縁が善の因縁を出しちゃうと。もうさっき、「無為にして化す」という、今日のテーマ出てましたけど、その人の前に行ったらいい面が出る。

神経が繊細なのは、どこが問題ですか。欠点が見えすぎるから。

長所を見るように、神経を配っていくという、そこの目には慈悲があるんですよね。欠点が見えるということは、問題点がないようにきっちりしなきゃいけないっていう気持ちがあるわけですよ。長所を見ていこうという繊細さはね、愛があるんですよね。

まあしかし、業界、もうみんなだからすごい皮肉屋で、神経質で。僕も仕事した時に、しごかれましたよね、神様にね。何を教えてるんだと思ってね。散々苦しみましたよ。

もうよっぽど途中でやめちゃおうかなんてね。こんなことしなくても、他でもいくらも商売あるのに、と思ってたけども、修業だと思って、自分の乗り越したんですよね。

相手の長所が出るように、神経は配ってるけども、気をつけてあまり萎縮させないように、伸び伸びとさせるようにっていうふうに気を遣うと、やれるんですよ。でも気はついてるんですよ。

これとこれこうやってねとか。でもそれでもいいと、いう気持ちのゆとりを持てなくてどうするんだと思って、自分で。

だから細心にして大胆に。相手の長所を見いだしてあげるっていうふうに、繊細さというものはコントロールしていかないと、結局愛とか慈悲とかあっても、愛と慈悲、真心と繊細さという、繊細な神経というものをうまくリードしていくように、これ、努力しなきゃいけないんじゃないかと思うんですよね。

つらい、非常につらいと思いますよ。例えば音楽家とか芸術家っていうのは、非常に神経質ですよ。神経繊細でなければ音楽とか絵なんか描けないですからね。

鈍感な人じゃ、芸術的な創作できないですよ。その人がやっぱり人の世界の中にいて、すばらしい人物だというふうになるためには、結局芸術的な感性の繊細さというものを、そういう意味で、ね、コントロールする必要あるんじゃないかという気しますね。

【Yさん】あんまり繊細だとノイローゼになります。

【深見先生】ああ。

【Yさん】ま、僕の場合はすっごい神経質なところと、ものすごい大ざっぱなところが、両極端。両方あるみたい。

【深見先生】うん。それはすばらしい、大きな御魂だから。いやほんと。

ただあのー、繊細でなければならないところが大ざっぱでね(笑)、大ざっばでなければならないところが繊細だったりするんですよね。そういうところ、どうですかね(笑)。

【Yさん】ありますね、ええ。

【深見先生】だからそれがうまくいくと、細心にしてかつまた大胆にという、これはもう、最高いけますよ、最高。

もう繊細な人だけじゃ一つの限界があるんですよ。大ざっぱな大胆なところと、二つの要素があるということは、それだけ御魂が大きいという証なんです、ほんとに。

両方の要素は全部持って、兼ね備えている、万能だっていうことなんですよ。ただ、ミートしないというね。一厘が足りないというか。

繊細である時は繊細に、大胆である時は大胆にという、こうする、逆のやり方こう。それをコントロールする、想念転換なんです、それは。

それを、笹川良一さんなんかは、心外悟道なしと。心の外に悟りの道なし。心外悟道なしという、その心の想念の切り替え一つなんですよ。これが早くなって達人になったらもう。笹川良一さんなんかもそうですよ、細心にしてかつ大胆ですから、あの人。

ものすごい度胸と大胆だけど、ものすごく繊細ですよ。修業したんでしょうね。心外悟道なしというのが笹川良一の好きな言葉ですね。心の切り替えパパッ、切り替えの名人ですよ、頭が。

自分の神経を切り替えるんですよね。

【Yさん】わかりました。心外悟道なし。