深見東州の土曜神業録1(Vol.2)

【第一章】守護霊とお話しするには(昭和59年8月18日)

【深見先生】昭和五十九年八月十八日、講義を始めます。

本日、榛名湖から帰って参りまして、榛名湖の日焼けの少し赤茶けたところが、榛名の太陽のお土産でございますので。

私が大学時代に、一生懸命一つのクラブのことで、サークルのコミッティになるのかキャプテンになるのか、どうするのかっていうことでみんなに推されまして、毎日毎日神様にお願いしてたんですけれど、ある夜に、明け方ですね、夢を見たんですよね。

こんなに大きな耳のおじさんが見えまして、鼻の大きな。もう一人いらっしゃいまして、帽子かぶってたんですね、こうやって。それで、見たら大黒さんと戎さんなんですね。それで二人がね、「肝臓に気を付けなさいよ、しっかりやりなさいよ」と。

「弁天様は今ね、女子ラウンジで着替えをしてるからね、もう少し、着替えに行ってらっしゃるから」と。とにかく、戎様と大黒様が夢の中に現れたんですよね。

しばらくしてからそういうふうな友達が出てきて、選挙に出るんだったらこういうふうに出るのがいいよってね、六時間ぐらいでハページぐらいのね、所信表明というのバラバラーと文章が出てきて、それで僕が当選したんですけれども。

その時に、弁天様は女子ラウンジね、着替えに行ってるからっていう。どういう意味かなと思ったんですけど、考えたら植松先生とね、めぐり合う準備が出来てたと思うんですけど。それはまだ、今、着替えに行って準備してると。準備中ですよということだと思ったんですよね。

それで、これだけやんなきゃいけないからっていうんで、正にその時に私、あんまり無理やりすぎて肝臓と腎臓、ちょっと弱くしたんですよね。それからずっと今でも肝臓ちょっと悪いんですけど。

この、私の家の産土様は西宮戎なんですよね。西宮戎と申しますと、全国の戎神社の中で最も古い。ここが最古の戎神社なんですよ。大阪に今宮えびすってあるんですけども、それは西宮戎が元でそこから行ってるんですね。

全国の戎様でここが最も歴史が古いんです。それでこの西宮戎てのは不思議でございまして、その西宮の戎様は、「あの、戎様、来ましたよ」っていうんで、裏口に行きましてトントントントン、「戎様、どこどこどこどこの何町の何々が参りました。よろしくお願いしまーす」とかっていう風習があるんです。

戎様は耳が遠いという信仰があるんですね。戎というものはこの、戒めるというふうに書きます。こういうふうに恵比寿と書いたり、こういうふうに恵比須と書いたりするんですよね。

ところが西宮の戎というのはこういう戎、十日戎というのはこういうふうに書くんですよね。西宮は正にこれでございまして、商売の神様、なんで戒めるというふうに書くかと、モーゼの十戒なんですよね。考えたら十日戎って十戒ね。

それで、何故、戎様がこの戒めるという字を書くのかと言いますと、つまり、嫌なことは聞かないと。聞いてて聞かないふりしようと。いつもいつも自らを辛抱すると。

堪忍すると。一生懸命忍耐して、お客様からいろんないやなこと聞いても、いちいち腹立てないでニコニコニコニコ笑みすと。ニコニコニコニコ笑ってると、それが商売の極意なんだよと。

えびす顔って言いますけれども、それで耳が遠いと。本当は知ってるんですけど、神様ですから。でも聞いて聞かないふりをすると。見て見ぬふりをすると。

そしてニコニコニコニコするところに、商売の極意があるんだということで戎というらしいんですよね。これは別に戎神社じゃなくて、神様がそう言ってるんですけど。

それが私が宮参りをしました産土様なんですね。「産土」と申しますのは(板書) えー、逆になりますと土産なんですけど、これ、「うぶすな」と読むんですね。

それで、産土様と氏神様はどう違うかっていう話を以前したと思うんですけれども、氏神様は例えば、あの出雲大社の宮司様は千家。

千家代々のご先祖見ていきますと、神様。天の岩戸開きのときの神様が出雲大社の宮司さんの家柄なんですね。役行者さんをずーっと見ていきますと、須佐之男命様になります。

みんなそれぞれ何々氏、何々氏という氏族。物部氏の場合はずーっと上へ行きますと、饒速日命になります。みんなそれぞれの、何々氏というご先祖様たどると全部神様だと、こういうふうになってるんで、その神様をお祭りする。或いは源氏ですと、八幡様が氏神様。源氏という一族の神様だと。

産土様というのは鎮守様でして、その地域を守る神様。例えば、鳥取からこっちへいらっしゃったときには、産土様はちゃんとテリトリーをはっきりしておられますので、「どこどこどこの何々でございます、よろしくお願い致します」と、産土様同士がちゃんと引継をしてるんです、神霊界で。

ですから、引っ越した場合にはちゃんとご挨拶に参りますと、しっかりと御守護していただける。で、出産と結婚と死亡ですね、亡くなりましたら産土様にお連れしていただく場合が多いわけです。

そういう意味で、コウノトリが赤ちゃんを運んでくるってのは産土の神様のことなんですね。

私の産土様が、その西宮戎でございまして、大学のとき、ちょうど大事なときに産土さんが夢で現れて教えてくれたことが正にその通りでして、それからずーっと運命がやっぱりよくなってきましたよね。ギリギリのところまで努力した結果、そういうことになって。

産土さんの夢を見て、神夢ですね、これは。神様が見せた夢ですね。今でもハッキリ覚えてますよ。「肝臓に気を付けなさいよ」「弁天様は女子ラウンジで着替えに行ってます」。黒い服、帽子かぶってたんです。

それで、私が大学の三年生ぐらいですか、こういうかたちでいろいろと神様のこと、霊体験も積んでおりました時に、毎日毎日、朝も昼も夜もおトイレ入った時も神様に拝みっぱなしでして。

自分のことじゃなくて、何か一つの仕事、一つの仕事に関していつもいつも、神様、こういうふうに素晴らしくなりますようにと、相手もみんなもよしという気持ちでお願いして、パッと出来るときと、そうじゃない我力でやったときと、随分それはもう違っておりまして、そういう体験はもう、かなり積んでおりましたので。

それで大学の確か、三年生の春か秋か忘れましたけれど、『うしろの百太郎』(マンガ)ですか、あれが出たときだったんですね。それで、「へー、そういうもんなのかな」というんで、「守護霊さんているのかー、そうかー」と思って、まあ、守護神、守護霊のことは勉強していたんですけど、じゃ、僕の守護霊さんてどういう人なんだろうかと。

今の私みたいに見てくれる人いませんから。それで神様に何でも何でもお願いしまして、あるとき、僕が布団でね、寝まして、神様にね、あんまり霊的能力というのがありすぎますと、変な道に入ってしまうから、本当に世のため人のためになるような必要最小限度の霊能力でいいわけですよ。

ありすぎますと霊能力というものに頼りますから、人としての最大限の努力をやらなくなりますので、霊的能力は、何かが見せたり聞かせたりしてるわけですから、それがなくなりますと、なくなった後の人生ってのは、自分自身の魂のしっかり歩んできた岐路じゃない、道じゃないわけですから、ついてるものがなくなりますと何にも残らないわけですね。

だから人としての精一杯の努力と体験を積まないで霊能力に頼りますと、かえってその能力は魔の働きです。

正しい能力というのは、人の努力と、人としてのあるべき道というものをリードしていって、必要最小限度っていうのが正しいんです。

だから、人を幸せにするための、必要最小限度の霊能力でいいわけなんですけどそういう気持ちがずっとあったもんだから、そういうものについて、お願いするということに対して抵抗があったわけですよね。

自分でそういうものに興味持つということは、そういう変な道に入ってしまうと困るから。でも、まあものは試しだと、神様にこうお願いしたんですよ。

「神様、宇宙創造の神様と、私を守ってる神様、ありがとうございます。どう私を守っている方が、顔をもし見せていただいてお姿というものを見せていただいて、どういう方なのかを見せていただくことによってプラスだと、あなたがそう判断するなら見せて下さい。こんなことお願いしておまえは変なことに興味もちやがってと思うんだったら見せなくて結構です。でも、本当言えばどういう顔か、守っているんだったら見たいなという気持ちもあるんですけれども、ま、この祈りがもし間違ってるっていうんだったら聞かなくていいですよ、聞かなくていいですけど本心はそうなんですねー」

と言って僕が真剣に今のようなかたちで、抵抗感がありましたから、お願いしたわけですよ。もしよかったら見せてくださいと。

これ、間違ってるか間違ってないかわかんないからね、神様にご無礼があっちゃいけないと思って恐る恐るお願いしたんですよ。

そうしましたところ、一度お願いしたその瞬間ですよ、びっくりしましてね、全部、ズラズラズラズラッと見えたんですよね。

これからお願いするのが間違ってるんだったら見せないでいいと、ちんともかんとも反応なしで結構ですと、私ももう、くだらないことやめますと、もし正しいんだったら見せてくださいっていうかたちで見えたから、それはやっぱりあってたわけですね。素直にお願いしたんですよ。それ見えて、プラスになるんだったら見せてください

いかんそくたい

そうしましたところ、僕が見えたのはこういうふうな感じで、侍ね、顔が水色でした。それでね、いろんな洋服、こういうのを着てみたり、民族衣装を着てみたり、お公家さんのような衣冠束帯を着てみたり、それから十二単を着てみたり、霊がたて重なりになって、ズラズラズラズラーッと、一列に並んでるんです。

こう直列して。全員整列ってあるでしょ、ああいうかたちで縦一列にズラズラズラズラズラズラと並んで、いろんなカラフルなね、赤とか黄色とか、この人はブルーでしたけど。

ありとあらゆる日本のね、男性用、女性用の民族衣装っていうんですかね、衣冠束帯から羽織袴からね、着流しから、まあスーツはなかったですけれども、ズラズラズラズラズラズラと見えました。

そのうちの一つに、神経質そうな顔の、後で見たらあの、織田信長の神経質そうな顔の肖像画あるでしょ、あれによく似た武士なんです。武士なんだけどもなんかおでこが広くて、織田信長にそっくりですよ。

織田信長みたいに神経質そうな顔してるのが二番目か三番目ぐらいにあって。で、水色の顔の人がワーッといて、それが見えたんですね、瞬間に。びっくりして。

二五歳になったら素晴らしい守護霊さんと交代することになってますからって、そのとき、瞬間に胸の奥で声が聞こえたんですよね。フーッとそう思った。

二五歳になったら素晴らしい、想像もつかないような守護霊さんがつくんだよと。それが僕が二三歳の時です、確かね。それでびっくりしちゃって僕も、それがお願いした一度だけだったんですけれども、見ましたね。

それまでも毎日のように夢を見てまして、それがもう全部、百発百中当たるんです。毎日それで見るから、毎日当たったと。二三歳ぐらいですね、ちょうど僕が。

二五歳で御神業に来ましたから、ここへね。ちょうど、大きく変化したときですね。二五歳に変わるんだよって、僕が聞かされたんですね。

とにかく、そういうことがありまして、ズラズラズラズラズラズラと一度、全部見えたことがありまして、そういう経験があったわけですね。

それで何度か、守護霊さんお出ましなったりするのを、私も実験・・・、実験ていうと失礼なんですけれども、素直にね、やはり寝るときが一番いいですよ。

こう手を合わせまして横になりまして、足をピタッとこう、直立にこうしまして、それで守護霊さん、守護霊さんと。いつも御守護いただいてありがとうございますと、まず感謝をして。それから、

「守護霊さん、私は守護霊さんと守護神さんのいう通りに素晴らしい人生を歩みたいと思います。だからそれにプラスになるんだったらどうぞお顔を見せてください。何か必要なことがあったら直接教えてください、お願い致します。一生懸命、御心にかなうように努力しますから」

というかたちで約束しましてね、自分自身でやっぱり一つ、話しかけた方がいいんじゃないかと思うんですね。そういうかたちで夜にやるのがやはりいいですね、寝るときに。

それで、もしこれを聞いてくださるんだったら私はこういうことをしたい、ああいうことをしたいと、具体的に何か、世のため人のためになるような…… お掃除をするとか、一週間洗い物しますから見せてくださいとか、教えてくださいっていう方法でお願いしますと、顔が見えるとか、何かピッと感じたとか、やっぱり何かそういう体験があると思うんですよね。

それから、一身上のことね。出版するとか、結婚するとか、引っ越しするとか、自分自身に関することはもう、産土の神様、守護神、守護霊さんはお父さんの如く、お母さんの如く。

どなたでもいいんですけど、非常に甘えん坊してね、どうぞ甘えなさいと。何でも聞いてあげるから甘えなさいという方ですから、どんどん甘えちゃっていいわけですね。

追求していきますと、いくらでも答えてくださるのがこういう方なんですよね。全然、こちらの方が何にも思わなかったら、それだけで終わっちゃうと。

これが自然の法則なんですよね。人生が三倍にも五倍にも十倍にも大きく、やっぱり少しでもよくなってほしいと思ってますから、守ってる方は。そういうふうになさったら素晴らしくなるんじゃないかと思いますね。