【第二章】仕事場における神人合一の法(昭和59年11月17日)
真副控の原則
【深見先生】昭和五十九年十一月十七日、パート2。
神霊と一つになるシリーズですけども、今日は一つの大事なことを……。今日はこれがメインなんですけれども、名づけまして、「仕事場における神人合一の法」(板書)。これをお話ししたいと思います。
明日からでも実践していっていただきたい。
これは、最初からお話しいたしますと、みなさん、華道やってましたね。この華道で、お話を進めていきたいと思います。
お花やりました? Kさん。
【Kさん】少し。
【深見先生】少しね。植松先生は一級師範でございます。
【植松先生】草月流。
【深見先生】ちょっと基礎をやった人はわかると思うんですけど、お華では、真ん中に真を置くんですよね。ここに、副。こっちにこう、控。真副控というんです。(板書:真副控)
華道では、最初に真が….違う?
【植松先生】いいんですよ。
【深見先生】(板書の絵が)ちょっとお墓みたいですけどね(笑)。
【植松先生】控がちょっと小さいの。
【深見先生】こんなもんですか。
真副控という形で、お華の一つの基礎です。これやりましたよね。
これが、華道では、一つの生け方の基本なんです。ここからいろいろ花瓶が変わりましても、あるいは、春なら春、夏、秋、冬、草花が変わりましても、この真副控を基礎にして、三つの要素をいろいろアレンジするわけです。
仕事場における神人合一の方法も、この真副控の原理が当てはまるんです。
天照大御神は代表取締役
仕事場と言いますと、これは「働き」(板書)です。ですから、働きの「真」、働きの「副」、働きの「控」。例えば一つの会社があります。
会社の進歩、発展を、神様にお願いする。その場合、最初の「真」にどの神様を持ってきますか?西谷さん。
【西谷先生】
の神様。
【深見先生】ああ、
の神様。まあ、
の神様なんですけれど……。
会社という働きの場における
の神様がどなたかっていうのは、もうわかりますよね。
天照大御神様が、働きのの神様です。八百万の神々様ございますけど、伊勢神宮です。伊勢の神様。この天照大御神様が「真」に入るんです、
バシッと。中心です。五次元界のの神様です。いろんな神様がいますけど、天照大御神様の働きは、まず第一に、神々様の代表取締役です。神々様の代表取締がバシッと中心にくるわけです。
ですから、働きの神様はいろいろありますけども、最初に天照大御神様、働きのの神様です。代表取締役の許可を得ますと、スッと勝負できますよね。会社で言いますとそうです。
営業するのにも二種類あります。社長の紹介から担当窓口に通して仕事に行くやり方。
それから、飛び込みをしまして、営業部だったら営業部、仕入部だったら仕入部の窓口担当から、課長さんに会ってもらって、それから部長に会ってもらって、最後に代表取締役の印鑑もらって、納品させていただくというやり方。
担当窓口から徐々に上っていくというやり方と、上役のほうからスッとこう、上から下りてやってもらうやり方。営業するのでも、二種類やり方があります。
仏教ですと、下から上がっていくんですけども、私たちは、下から上がっていきますと時間がかかるので、何でも天界の上のほうから下りていこうというやり方でございまして、そのほうが早い。
社長から下りていくという形式を取ると、考えてほしいんです。
天照大御神様は、神々のいわば取締役でいらっしゃる。ですから、天照大御神様を中心に置きまして、天照大御神様のお許しをいただきますと、どんな神々様も社長の印鑑をもらっているので、すぐに通っていくわけです。お墨付きを頂いているわけですから。
ですから、この「真」に天照大御神様、つまり神々様の代表取締役を置くわけです。
光明真神としてのお働き
天照大御神様はピカピカ光ってますから、光明の神様なんです。ですから天照大御神様の「真」が入りますと、光明ですので、非常に明るい世界が出てきます。
例えば霊障とか、人間の欠点とかが出ないんです。霊障とか動物とかマイナスのものばかり見たりしますと困るんですけど、常に天照大御神様という世界ですと、人間の御魂の部分が出ます。人の明るい部分が出ます。
ですから仕事場におきましても、自分のいいところが出ます。相手のいいところも出ます。
神々様の非常に明るい世界が出ますので、人々のいい面、いい面が見えるんです。欠点ばかり見える人っていますけど、そうじゃなくて長所ばかりが見える。
そして、他では欠点や短所ばかり出ていたという人も、天照大御神様の光の前に行きますと、長所がどんどん出るんです。
なんかその人の前に行くとどうもヘマばっかりしてしまう人っています。普段はうまくいくんだけど、その人の前に行くとどうもヘマしちゃう。で、また叱られた、なんていう人いますよね。ところが、天照大御神様は逆でして、常に光明真神でいらっしゃるから、人間のいい面、プラスの面、明るい面、そういうものが見える。
だから動物霊とか邪気とか、欠点を見たくないと思ったら、常に天照大御神様の光明真神としての働きを自覚しますと、相手の御魂が出てくるわけなんです。
それから、天照大御神様を「真」に据えるということは、その人の御魂のもとでございますので、活力とエネルギーが出てくるんです。
どうもやる気がしないとか、情熱が出ないっていう時があります。天照大御神様というのは、エネルギーの塊です。太陽見てください。すごい放射能力があります。暑いですよね。ギラギラと照っています。
夏はどうですか、太陽が一番よく出る時は、やる気満々です。海でも泳ぎに行こうか、と。冬になりますと、やっぱり寒いから着込みますね。
そして内面的なものを静かに見ますけど、夏になって太陽のエネルギーをもらいますと、すごい発展力で、とにかく山へ行きたい、海へ行きたい。家の中でじっとしてるのはいやだから、プールへ行きたい。なるべく薄着をしまして、とにかくヨットでもいいし、どこでも行きたいと。
そういうふうに、天照大御神様は、とにかく活力、エネルギー、発展力という形で出てくわけです。だからやる気がない時は、天照大御神様に一生懸命お願いしますと太陽神界から活力、エネルギーが出てきまして、「ワオー!」と御魂が奮い立つんです。
(焼き芋屋の音)焼き芋ですね(笑)。お芋も、天照大御神の光を石の中に封じ込めます(笑)。光明と熱によりまして、やる気満々で、だから味がおいしくなる(笑)。
天照大御神のレンズの働き
もう一つあります。天照大御神様を「真」に据えますと、どういうことがあるかと言いますと、もう一つは、「全き働き」(板書)。つまり、完全なものにするという働きです。
天照大御神様は、知ってる人はいると思いますが、「あ、ま、て、ら、す、お、お、み、かみ」。これは、祝詞の後に十一回あげる「十言神咒」です。
なんで十一回あげるのかというと……。十一と申しますのは、「十一」の働きなんです。十は「とお」でですから、働き。十一回は十です。
だから「あ、ま、て、ら、す、お、お、み、か、み」の十言を十一回やる。これが十言神咒です。
天照大御神様というのは、「あ」の働き、「ま」の働き、「て」の働き、「ら」の働き、「す」の働き。「お」「お」「み」「か」「み」の働き。それぞれ、天照大御神様の十言の一言一言に働きがある。言霊の働きがあるんです。
例えば、「あ」は開く。「ま」は中心の働き。真心の真というのは、中心の心だから真心。神様の中心の心だから、真心というんです。
あるいは、「まあー、大変ですわねー」って、女性が言います。「まっ、そりゃ大変ですね」とか、「まあっ」って驚きますね。
それから、本当に感動したときなんかにも「まあー」って言います。「まあ」、「ま」っていうのは中心ですから、「まー」って言うのは自分の内部が「まー」と言っている。「ま」は中心なんです。
「て」は、まさにこの手のようにパーッと広がっていく。照るとか照らす。「ら」は「らせん」ですね。回転するという意味です。
「す」は、前に説明しましたように「中心の」とか「もとの」とかいう意味。
ですから、「あまてらす」というのは、開いて、中心から手のようにパッと放射線状に広がっていって、「ら」は回転しながら出ていくということなんです。「おおみかみ」というのも、意味があります。
「お」の働きにはいろいろあります。王様の「おう」という意味がありますし、「応ずる」という意味もある。それぞれに応じて動いていくわけです。
「みかみ」は「貴い」とか、「み」は「身」ですから、「自分の体に」という意味でもあるんです。「かみ」というのは、火と水の働きですね。「か」は火で、「み」は水ですから。
このように、「あ、ま、て、ら、す、お、お、み、か、み」という一言一言に意味がございまして、これを順番に見ますと、天照大御神様のお働きを全部表現しているんです。もちろん、「あ」も「ま」も、もっと深い意味がたくさんございまして、今の話は、代表的なものをちょっとお話ししただけですけど。
ですから天照大御神様というのは、一つの働きを「全き」というふうに今お話ししましたけれど、これは「レンズのようなお働き」とお考えいただきたいんです。天照大御神はレンズの働きをするんです。
宇宙にはいろんな神様がいらっしゃいまして、天の波動がたくさん来ます。音楽家とか画家は、そういう天から来る波動をどこかでキャッチしまして、それでこう、映像にしていって表現していくわけです。
いろいろな世界から、いろんな空間から、この天の波動というのはやってきて、叡智とか情報がピピピと来る。ひらめきというのは、そういうふうに来る天の波動をパッとキャッチしたものなんです。
ところがいろいろな雑念や妄想、みだりにああでもない、こうでもないと思っておりますと、雲がありますので、キャッチできなくなるわけです。
無の状態で、澄み切った状態でありますと、天の波動が映ってくるんですけども。
そういうふうな形で、いろいろな波動が出てきます。ところが、それぞれいろんなものが出ておりますので、統率が取れないわけです。
こうも言えるし、ああも言えるけれども、じゃあこの場でどれを取ればいいのか。こういう感覚もいいし、ああいう感覚もいいんだけども、じゃあどういうふうにして、絵だったら絵、仕事だったら仕事を、集中して、まとめて、凝縮してそこに表現すればいいのか。
そういう時に、レンズで光を集めまして、一カ所にそれをビシッと照らしていくのが、天照大御神様のお働きなんです。
つまり、天界のいろんな空間から来る波動を、レンズに通すわけなんです。天照大御神のレンズを通しまして、地上にビシッと、過不足なく、必要なものは必要、いらないものはいらない。
十の働き、天照大御神様の十本のレンズで、ピシッと、過不足なく来るんです。
これが天照大御神様の「全き働き」なわけです。
ですから僕も、いろんな仕事をやってるときに、天界からいろんな情報がやって来ます。ああも言い、こうも言い、こういうことも考え、将来もああだと。今後の見通しはこうだとか、ひらめきがたくさん出てきますけれど、じゃあ、今この場の中でどれを使えばいいか選択する場合、迷いますね。
その場合、天照大御神様を「真」に置くことによりまして、レンズで、ピシッと、要らないやつ、要るやつ、アレンジメントができまして、一つの画像として集中して出すことができる。天照大御神様が、レンズの働きをするわけなんです。
これは今回初めて皆さんに明かす神法です。天のひらめきというのは無尽蔵にありますから、それをカチッとした働きにするためには、天照大御神様のレンズの働きが不可欠なんです。
ここで話をまとめますと……。天照大御神様は、働きの神様の代表取締役。よろしい、と許可を出すわけです。
そして光明真神として、非常に明るい世界を作り出して下さる。それが御魂のもとですから、自分自身の御魂のいい面が出てくる。動物霊の面が出ないで、御魂が出るんです。
そして活力、エネルギーが湧いてきます。それから、働きがピシッと完成される。この地上におきまして、ピシッと完成していく。それは、いろんなひらめき、発想があっても、今必要なものがピシッとわかる。
だいたいこういうふうな天照大御神様の働きがございます。伊勢神宮に行きましても、こういうお働きがあるんだということを知って行くのと、知らないで行くのとでは、ずいぶん違います。
もっともっといろいろ働きがありますけど、仕事場における神人合一の法の「真」に、なぜ天照大御神様が来るかということが、お分かり頂けたと思います。
