次元が上がる支部運営の極意 ~神柱になれるシリーズ4~(Vol.2)

ガブリエルエンゼル研修合宿 千葉銚子市犬吠埼にて 2002年1月27日

※2002年1月27日 千葉銚子市にて、第一回ガブリエルエンゼル研修合宿が行われました。これは運営向上を目指して、全国の支部代表者が集い、泊まりがけで話し合うご神業です。全国各エリアの改善提案が出揃ったところで、深見先生の第一部のお話が始まりました。

第一部 運営の具体的向上策とは

会議を開いたら必ず議決せよ

皆さんは、盛り上がっているのかどうか知りませんけれど、そんなのはまったくアテになりません。

エリアごとに集まって、真剣に話し合いをしているとか、真剣に一生懸命やっているとか、過去になかったほど盛り上がったとか、感激して涙ぐんだ、そういうような報告を聞けば聞くほど信じられない、まったくアテにならない、絶対信用できません。

皆さんは、盛り上がったとか、過去になかったほど真剣に話し合ったとか言っておりますけれど、全国のエリアの議長がいて、毎回毎回、それぞれのエリアごとに話し合っているわけで、毎月毎月、支部代表者会議で話し合っているわけですから、ここで盛り上がったからといって、それがいったい何になるのか。

何のために手間暇、時間、労力、費用をかけて、私が参拝のときからずっとここでやっているのか。節分が近づいていて、私もやることがたくさんあるのに、ここでずっと祈りつづけているのですけれど、みんなの真剣にやっているというのがかえって重くて…。

それに打ち勝とうと、一生懸命祈っているんですけれど…。

いま、各エリアエンゼル会の決定事項を見ているんですが、横浜エリアは「クレームを通して学んでいく組織づくり」というのを出しております。

ところが、四国のエリアを見ましたら、「入門編のお祈り。エンゼル会員の質の向上。入会、育成の強化月間。支部代表者コミッティーの率先垂範。支部の取り組みを文章化する。

支部ミーティングを週一回行い、問題を解決する」となっていて、議決の中に「クレームを速やかに対応する」とか「クレームを通して学んでいく組織づくり」といった、クレームに関することは何もない。

皆さんの議決をザッと見たら、「クレームに関して速やかに対応しよう」、「命を懸けてやるんだ」と言った割には、何も決めてないエリアが多いですね。四国エリアは、何もない。それから東北エリアは、「神法悟得会、二月九日までに合宿、全員受ける。せめて合宿の内容を実施する。

東北エリア内の実施内容を毎月確認する」。これは、きわめて抽象的ですね。「確認内容を受けて次の月のベストの実施。育成部で各週マニュアルを作成。東北支部を地区委員化する」。

すべて抽象的で、具体的なものは何もありません。東北エリアは、クレームに対する対応策が何もない。

関西エリアは、「相手に対する愛念の祈り。エンゼル会の実施。マニュアル化。クレームのフィードバック」。関西エリアにはクレームに関する議決があります。

ところが、四国と東北と中部地方には、横浜エリアみたいな「クレームに速やかに対応する」というのはない。関東もないですね。関東、「電話。鏡を置く、心得帳を貼っておく、自分の名前を名乗る、支部名の前に言葉を足す、電話メモをきちんと取る、電話マニュアルのコミック化、接客六秒スマイルの徹底。

名札を付ける。来客者や支部員の写真を支部に貼る。べからず集を支部に配る。ニックネームで呼ぶ。エンゼル研修を実施する。研修を受けてレベルアップした人にエンゼルの位と特典をあげる」。ものすごく具体的に書いてありますけれど、クレームに関することは全然、議決決定事項にありません。

北海道エリアは、「クレームを逆手に取ってよくしていく方法、対策を練っている」。具体的に何をするということは何も書いてない。

「クレームに対して速やかに対応する、クレームを通して学んでいく組織づくり」と書いてある横浜エリアも、具体策は何もない。東北エリアもまったく触れていません。関東エリアもまったく触れてない。中部エリアもまったく触れていません。

九州エリアは「クレーム処理、支部代表者が責任を持って行う」。責任を持って行うなんて、責任感があったらいままでずっとやってきたはずですし、こんなことを決議しても二週間ぐらいしたら忘れます。

中国エリアは、「電話受付のクレーム、すぐ対応する」。そんなのは当たり前のことです(笑)。

千葉まで、みんなの交通費、北海道や四国、九州からの交通費をわれわれが出して、組織が出して、合宿してご飯を出して、「クレームの受付、すぐ対応「する」というようなレベルでしか話し合っていないというのは、どういうことですか。

「電話を受けた人が責任を持って対応する」なんて、当たり前のことです。「わからないクレームは放っておかないで、わかる人に相談し、即日…………」。そんなのは当たり前のことです。中国エリアでは、いままで、こういうことを話してこなかったんですか。「エンゼル会やミニ支部長、会員のお世話はエンゼル会の務め。笑顔のフルコース」(笑)。

当たり前のことばかりです。これまでやっていなかったのがおかしいのです。中国エリアでこれを決めたけれど、しばらくして対応しなくなったらどうするのですか。電話を受けた人が責任持って対応しなくなったら、誰がチェックするのですか。

「わからないクレームを放っておかないで、わかる人に相談し、即日連絡する」というんですけれど、連絡してなかったら、相談してなかったら、その支部はどうなるんですか。

「笑顔のフルコース」と書いてありますけれど、笑顔のフルコースでない支部があったとすると、誰がどのようにしてフルコースに持っていくわけですか、中国エリアの人?具体策を何も出さないまま帰ったら、猿田神社に参拝して、「盛り上がって非常によかった。千葉の料理はおいしくて、海はすごかったね」で終わってしまいます。

いままでの支部代表者会議の成果と、中国エリアの会議で話し合った内容と、ここで話し合った中身はどう違うわけですか?一言で言うと、十種類の別々の宗教団体があるみたいなものです。

九州エリアは、「クレーム処理、支部代表者が責任を持って行う」と書いてありますが、では、責任を持って行っていない代表者がある場合、どうするんですか。

燃えて頑張っているときは「やろう!」と思うんだけれども、しばらくすると、人間ですから誰でも気が緩んできます。気が緩んできて、支部代表者が責任を持って行わなくなったらどうするのか。もう一回、ここに来て頑張ろうと盛り上がるんですか。

「支部代表者、コミッティーは必聴テープやビデオを復習する」。ということは、いままで復習してなかったのですか。それから、「復習をする」と書いてあるけれど、どのようにして復習をするのですか。「復習をしましょう」と決めて復習をしてない支部がいたら、じゃあ、どうするわけですか?

「復習しましょう」と支部代表者会議で決まる、九州のエリアで決まる。ところが、支部に帰ったら、支部長および支部の部員、そこにいるエンゼル会員がなかなかビデオを復習しない。コミッティーは必聴テープを復習しない。支部代表者も復習しない。そういう場合、どういうふうにしたら全員が復習するようになるわけですか?

何も話し合いされてないではないですか、九州エリアの人たち。いっときは誰でも熱心にします。

話を聞いて感激するし、とくに九州はすぐにやる気を出すけれど、すぐまたやる気をなくしてしまうではないですか。責任を持って行わなくなったときどうするのか、なんです。

まあ、二、三週間は頑張るでしょう。そのあと、暑い夏が来たら、みんなどうなりますか。それでなくても九州は最初から熱くなりますから、どこよりも盛り上がるでしょう。けれど、熱気が冷めて、誰も責任を持ってやらなくなったり、エリアの議長もやらなくなったりした場合、どうするのか。

中部エリアは、「エンゼル会同士であっても、お互い、日ごろからスマイルで、お見送りし合おう」というのだけれど、これ、お見送りし合わないという支部が中部にあった場合どうするのか、その具体策が何もない。

「あの支部はお見送りしないんですよ。あの支部はスマイルがないんですよ。仕込みの祈りもやってないんですよね……」で済ませてしまうのですか。

いくつかの支部がやっていない場合、エンゼル会同士であってもなくても、その支部に対してどのように日ごろから備えるとか、どうしたら中部エリアのすべての支部、すべての支部の部員が全員、お見送りをし合えるようになるのかという具体策、何もないじゃないですか、中部エリア。

五番目に「チェック機構の検討」があるけれど、それをここでやらなければいけないんじゃないんですか。マニュアル集をつくっても、「べからず集」をつくっても、具体策がなければ意味がないですよ。

中部エリアの議決事項は八つあります。

1、エンゼル会同士であっても、お互い、日ごろからスマイル、お見送りし合う。

2、仕込みのお祈りをしっかりしておく、入門編のお祈り。

3、プロに学ぶ。電話かけ、接客マナーなど。

4、適材適所の見直し。

5、チェック機構の検討。

6、「べからず集」をつくる。

7、他のマニュアルができるものをまとめる。

8、新人オリエンテーション

と書いてあるんだけど、新人オリエンテーションをやってない支部があった。マニュアル化するものがまとまっていなかった。「べからず集」をつくったんだけども実行されていなかった。チェック機能は検討したけれどできあがってない。適材適所が見直しというのが全然されていない。

プロに学ぶと決めたんだけれども、全然やってない支部が、二、三カ所ある。

仕込みのお祈りをしっかりやるようにというんだけれど、やってない支部がある。エンゼル会同士でもスマイルがなくて、お見送りし合ってと決めたんだけども、中部エリアのすべての支部が、そしてすべての支部員がやっていない。

そういうふうな場合、誰が、どのようにして、お互い、日ごろから備えて、お見送りし合うように持っていくのか、ということです。

何も言わなくても、どんどんどんどんやっている支部があり、言っても言っても全然変わらない支部があるわけでしょう。

今回のテーマは、「支部の運営レベルの向上」です。百五十カ所すべての支部が運営面にしろ何にしろ、レベル的に上がらなければいけないわけです。

そのために具体的にどうしたらいいのかということを議決し、決定し、実行するためのチェック機構を検討しているわけです。

ここで決めてつくらなかったら、今までの支部代表者会議と同じです。エリアの中で話し合わなければならないことばかりでしょう。今まで話し合ってなかったことがおかしいんです。

だから、皆さんが盛り上がったとか、すごい盛り上がったとか、真剣に話し合ったと言っても、全然、信じられないわけです。まったく愚にもつかないような時間です、そんなのは。

これ、関西のエリアがそうだったのです。関西エリアの皆さんとまったく同じです。関西のエリアの皆さんは、熊野で私を交えて合宿しました。あのとき、何を話していたか。一生懸命、話し合ったんだと思います。でも、私は言いました。

「君たち、いいかげんにやめろ。そんな愚にもつかないようなことばっかり話し合ったって、意味がないじゃないか」と。

それまでの関西のエリアのミーティングはどうだったかというと、

「私の支部はこれをしております」

「私の支部はこれをしております」

「私の支部はこれをしております」と紹介し合うわけです。

それで、「こんなことがありました、あんなことがありました、非常に盛り上がったいい神業でした」というんだけど、何も議決し、決定しないわけです。何か議決して決定しても実行がまったくされないわけです。

だから、たいへん盛り上がる。「私の支部はあれをしてます、これをしてます」。それだと、別々の宗教団体が関西に三十個ぐらいあるようなものです。

いまやエリアごとに別々の宗教団体があり、百五十カ所に別々の宗教団体があり、百五十カ所の別々の宗教団体に、毎月毎月お家賃を送っているようなものです。

やはり、話し合いをしたあとは議決し、決定されなければダメです。そうでなければ、その話し合いは井戸端会議と同じだということです。

人を動かす三原則

そして、議決し、決定されたらどうなのか。実行されなければなりません。実行しなければならないのに実行しない場合はどうしたらいいのか。信賞必罰をビシッと決めて、よく頑張ったところには褒めたたえて賞を与え、実行していないところ、あるいは実行していても基準以下のところは罰しなければいけない。

人間を動かしていく原則は、三つしかない。

「これを実行すればこんなにいいお蔭がありますよ」

「じゃ、やってみましょうか」

「これをやればお金がもらえるとか、昇進するとか。とてもいいことがありますよ」

「じゃ、やりましょうか」というふうに、何か褒賞を与える。それがまず第一。

次に、「これをやらなかったら、何か罰則を科せられる」。罰せられるのが嫌だから、「一生懸命頑張ります」と言ってやるわけです。これが二番目です。三番目は何かというと、何かをやったからといって特別メリットがあるわけではなく、また、特別な罰もないんですけれど、「お願いします、お願いします」

熱心に熱心に勧め、お願いする。そうすると、「そんなに熱心に言われたんなら、ま、やってあげましょうかね」と言って、善意の気持ちで何か行動する。

熱心に説得されて、熱心に勧められるものだから、とくにメリットがあるわけでもなく、とくに罰せられるわけでもないんだけども、「そこまで言うのなら」という気持ちでやる。勧められて、説得されて、やってあげようかなという気持ちで良心の行動を起こす。これが三番目。

これしかないですよ。だから、話し合ったあとには議決、決定されなければならない。決定されたあとには実行されなければならない。そして、実際に実行に移せるか移せないかは、信賞必罰にかかっている。

決めた事柄を実行できているかどうなのかを見て、よくやっているところは表彰する、褒める、何かもらえる。

やらなかったところはバシッと処罰される。そして、「やりましょうよ、やりましょうよ。頑張りましょうよ、頑張りましょうよ」としつこく熱心に何回も言われるから、「わかりました。やります」と言ってやる……、と。

この三つしかないわけでしょう。だから、話し合ったあとではその三種類のものを議決し、議決したあとでは実行し、実行したあとは、決めておいた信賞必罰のルールに従って賞罰する。

そのように、その細目を決めなかったならば、話し合いをどんなにしてみても支部の質は向上しません。

これをエリアの議長、支部長、責任者の皆さんがピシッと、論理的に、明快に進めていかなければいけません。それだけのリーダーシップがなかったから、グチャグチャになったわけでしょう。支部によってバラツキがあるということはそういうことです。

話し合うというのは、もう、さんざん代表者会議でやっているし、エンゼル会でやっています。あのように毎月毎月話し合いをし、エンゼル会で話し合っても、末端まで行き渡ってないわけですから、ここで話し合って盛り上がっても、結局はまた同じことになります。

支部を発展させるための新機構

いったいどこがいけなかったのか。情熱が足りなかったわけでもない。すべては機構上の問題なのです。関西のエリアの皆さんと合宿したときの結論。新しい機構をつくっても、運営のためのシステムをビシッと定めなかったならば、いままでとまったく同じです。

銚子から帰ったあと、しばらくは「頑張ろう!」ということで盛り上がっているでしょう。二、三ヵ月は続くかもしれません。しかし、やがて節分祭が過ぎ、ゴールデンウイークを迎え、海原開き神事があって、またお盆があって、箱根があって….と言っているうちに、たちまち忘れてしまいます。

おのれを含めた人間というもの、運営の原則というものを考えた場合に、どんなに話し合っても盛り上がっても意味がない。お互いに、「私の支部はああです」「私の支部はこうです」とやっていても、何の意味もありません。

すべては機構上の問題。その機構の中では、話し合われたことが議決、決定されなければならない。決定したら実行されなければいけない。

実行するためには、信賞必罰を定めなければならない。プラスとマイナス、そして熱心に常に言い続けるという機構をつくらないかぎり、同じことの繰り返しです。しばらくしたら、やらない支部が出てきます。やっている支部はどんどんやっているけれど、やらない支部は全然やらない。

どんどん発展する支部は、やはり、支部長のリーダーシップがしっかりしています。いま言ったように、話し合いをしたらビシッと議決し、議決を実行し、実行するために信賞必罰を決める。

そして熱心にやろうという、その実行させる三項目がバシッとできている支部長がいるところはどんどん発展する。そうではなくて、リーダーシップの足りない支部は、どんなに話し合っても、議決しても、決めても、やはり発展しません。

では、それをどうするのか。やはり、ここで新しい機構をつくらなければダメです。信賞必罰を決めなければダメです。

それから、大切なのは事務局です。関西の場合、事務局をつくろうよと言ったけれど、二年たっても、三年たってもつくられなかった。関東は、「事務局、十二月中につくってくれ」と言ってから、一週間か二週間で事務局ができました。

事務局なんか、やる気になれば一、二週間でできるのに、自分たちで議決したのに、二年たっても三年たってもできなかった。いうなれば、関西のエリアの皆さんは、それまで縄文時代の狩猟・採取の人々のようだったんですね。

ある村でイモが採れて、「これからはイモだ」と議決したら、みんながイモばっかり探し始めた。ところが、しばらくしたらイノシシがすぐにイモを掘り起こすもんだから、「イモは問題がある」と誰かが言ったら、「次は魚だ」と。しかも、クジラが来た。

それで、「まあ、あのでかいクジラを捕っていれば食料は何とかなるだろう」ということになり、それぞれの支部で捕鯨船を出して、今度はクジラばっかり捕っている。

ところが、しばらくしたらクジラがまったく来なくなった。季節によってクジラは来たり来なかったりする、ということがわかったときには手遅れで、もう絶食状態。

「クジラっていうのは来たり来なかったりする。一頭捕れれば何日かは食いつなぐことができるけれど、来なくなったら、もう、何も食べられない。イモにしたって、季節になればいっぱい採れるかもしれないけれど、イノシシに食われてしまうわけだし」と。

山の奥に入っていけば、木の実が採れる。栗林に入っていけば、立派な栗が採れる。「これからはやっぱり、木の実の時代だ。「山の木の実を食べる会」をつくって、山に木の実を採りに行こう」と、熱心に誘う人に従って山奥を右へ左へ探し回ったところで、木の実も秋でないとできない。

ベストなものは一つ

結局、「ベストなものは一つなんだ」と。

われわれは、クジラを捕っていれば食料を確保できると考えていたけれど、そうではなかった。おイモもよかったけども、おイモが採れるところはイノシシがすぐに来る。木の実も秋だけだった。

どうなのかと考えたならば、やっぱり稲作が一番いい。お米なら貯蔵できるから、季節に関係なく食料供給が安定する。ということで、皆それぞれ開墾して耕して、稲を栽培しようと決めて、それぞれの村で稲を栽培するようになってから食料供給が安定した。

それから弥生時代が始まるわけです。食料を確保するには何が一番いいのかということを考えたんです。そして、計画性を持って稲を栽培し、稲を刈り取っていった。

お米は貯蔵できますから、やっぱり稲作が一番いいんだという結論に達したら、すべての村で稲作をやるようになった。

お米以上のものはないわけです。イノシシだって、お米を一粒ずつ食べられませんからね。スズメがときどき食べたりしますけれども、ネットを張ればいいのです。

イナゴの大群が来ることもあるけれど、神様によくお願いすれば大丈夫です。そうやって稲作が中心になって弥生時代というものが形成され、文明、文化、村が安定したわけでしょう。それまでは狩猟・採取生活ですから。

関西のエリアはそうだったんです。狩猟採取生活だったわけです。

要するに、話し合った結果の議決、結論というのは一つ。ベストなものは一つなんだ、ということです。支部を運営していくことに関して、ベストなものは一つなのです。最良のもの、最高のものは一つなんだというところまで、話し合うのではない、決定するのです。

話し合いで煮詰めていって、最終的に決定する。そのとき、ベストなものは一つなんだという考えを持たなかったら、最良のものは出てこないわけです。

そういう考えがないから、東北のほうでは抽象的なものばっかり決めて、関東ではやたらと細かい具体的なことを決めて、あるエリアでは「クレーム処理を大事にしましょう」と、当たり前のことだけを確認し合っている。

中部、中国エリアなんか、そうやっているでしょう。そんなのは当たり前のことです。「各支部の代表者が責任を持ってやる」なんていうのも当たり前。

その責任を持ってやる支部長のリーダーシップが足りないから、また気分屋の方がなさるから、なかなか実行できない。そして、どうしたらいいのかということで悩むわけでしょう。

責任者が責任を持てなくなって、サービスや会員に対する応対が劣化していったら、では、どうするのか、と。誰が、どこで、どうチェックをしていったならば、再びそういうことが起きなくなるのか、ということを一つひとつクリアしていくことで進歩があるわけです。

だから、そういう機構づくりをする。実行する中身を考える。信賞必罰を決める。そして熱心にやるようにする。熱心にやるような機関をつくらなかったならば、同じことの繰り返しです。

機構ができて、機関ができても、はっきりした方向性が示されなければ、実行できません。やはり、その事柄に対してベストなものは一つなんだという認識に立って、そのベストは何なのかということ煮詰めていって、結論を出さなければダメですよ、結論を。

そして、ベストなものは一つだということで結論を決めて、それを実行していったら弥生時代になる。稲作農業ができて、みんな計画性を持って、じゃあ、どの稲を栽培するのか、肥料は何にするのか、どういう道具が要るのかと、みんなを教育していく。そうすると、文明が栄えるわけでしょう。

皆さんの決定事項を見たら、それぞれ狩猟採取生活で、十種類の別々の宗教団体があるみたいです。

やはり、ベストなものは一つなんだというコンセプトで、「一番いいものはこれ!」と決めて、百五十カ所のすべての支部で、それを実行しなければダメです。

最高のレベルには達しません。そんなもののために、毎月毎月、お家賃、共益費を払い続けている本部の身になってみたら、バカらしいことです。

この全国の会議で盛り上がったからといっても、そんなのは一過性です。各支部に帰ってしばらくしたら、またいつものように話し合いのままで終わってしまう。

あるいはまた、支部代表者会議で話し合っても末端まで伝わらないように、徹底されないまま終わってしまう。まあ、リーダーシップのある支部長がいる支部は、それをヒントにますますよくなっていくでしょう。しかし、ダメな支部はますますダメになります。ダメな支部はいつまでもダメです。

それを超えていくためには、新しい機構をつくるしかないのです、議決、決定してここで決めなかったならば、何のために話し合ったのか、まったく意味がないのです。

一つの支部を運営することなどは簡単なことです。私は十五歳のときから、学生の支部長していますから。支部の運営は簡単です。原則さえ踏まえればいいんです。それを勉強してないからわからないわけです。そんな大げさなものではないのです。

女性の支部長について少し触れておきますと、女性は、何も考えないで、やろうという情熱だけでやるからできるんです。

女性は生み出しをするけれども、ある程度支部が大きくなったら、いま言った、議決をし、実行し、決定し、信賞必罰を決めてやるというリーダーシップがなかったら、一定以上に組織が発展しませんね。

けれども、お世話になった人がいるし、一生懸命頑張っているし、全然発展性がないんだけれども、なかなか選挙で落選させるわけにいかないので、発展しないまま、人情でずっと投票して、そこの支部長でいるわけです。

しかし、支部長としてのリーダーシップは、だんだん劣化していっている。

まあ、それはしょうがないことです、天地自然の法則ですから。持たせるだけ持たす努力が要るけれども、あるところまできたらやはり引退していただく。だいたい五十人以上のエンゼル会になってきたり、いろいろな男女が来たりしたら、知的要約力、読解力がなかったならば、頭打ちになります。

いま言ったように、リーダーシップが発揮できなくなるので、それ以上発展しません。そういうときは、やはり、自分のほうから引退して、これはという人間を抜擢し、知力とリーダーシップのある若い優秀な男性に譲っていかなければいけません。

私は、この年代でもやろうと思えば何でもできますけども、何人かに、なるべくぎりぎりのところまでやれるように譲っているわけです。限界になったら出て行きますけれども、ぎりぎりまで見守っております。

自分で最初からやれば何でもできますけれども、それでは人が育たないので粘り強く見ているわけです。私もやはり、次期世代に譲り渡していく準備をしていかなかったならば、組織がそれ以上大きくならないからです。

だから、引退しても大丈夫なように、引退したあとの幸せを確保するために、あらかじめ準備をする。

そして、三年間支部長を務めてきた人、とくに女性で頑張って軌道に乗せてきた人であっても、優秀で能力があり、リーダーシップのある若手を抜擢し、どんどん譲ってあげなかったならば、支部はそれ以上発展しないのです。

抜擢したあとはちゃんと名功会に入って、それなりにまた次の神業を考えたらいいんです。やはり、公の心をもって決断と実行をしていくということが良心であり、本当の愛情ですからね。そういうことで名功会をつくったわけです。名功会をつくった本当の意味はそういうことです。

やはり、組織の奥には神様の理想があり、組織を運営していくときの大原則というものがあるわけですから、それさえちゃんとわきまえていたならば、発展しないほうがおかしいというものです。

そういうことで、皆さん、ベストなものは一つなんだということで、まず百五十の支部、全部がベストなことをやることです。

たとえば、本八幡ばんざい支部(現・本八幡バンザイのり巻支部)の六秒間スマイル。それから東京西新宿支部(現・流星号応答せよ!いま、三角ビルの上にいます。支部)の電話かけ。

そして、茨城県牛久パワー支部(現・光の国から僕らのために来たぞわれらのマントラウン支部)のメール作戦。こういう成功実例があったならば、百五十の支部、全部でやらなければいけません。六秒間スマイルが大成功しているんだったならば、六秒間スマイルは必ずやる。

ところが、六秒間スマイルを徹底すると決めたのは関東だけです。関東は関東、関西は関西ではダメ。バラバラではダメなんです。

ベストなものは一つなのです、全国的に。ベストなものは一つなんだというコンセプトがないから、関東も関西もエリアがバラバラに話し合うわけです。

何の議決もせず、決定もせずに、かつまた実行もせずに、実行しているかどうなのかということの信賞必罰も決めずに、機構も改革せずに、そのまま話し合って別れていく。

何のための銚子の神業だったのか。何のために集まって、時間、労力を使ったんだ、と。こんなのは、まったく意味ないことです。それぞれのエリアで話し合ったこと、支部代表者会議で話し合ったことと全然変わりません。

関西のエリアで決めたように、ベストなものは一つなんです。だから、六秒間スマイルがいいと決めたのなら、百五十の支部、全部がやらなければダメです。「必ず六秒間スマイルをやろう」、と。

エリアごとに話し合うということは、おかしいのです。誰がエリアごとに話し合おうと決めたのか。エリアごとに話し合って何になるんだと思うんです、私は。

成功実例と失敗実例があるわけです。それらをベースに話し合い、煎じ詰めて、支部の運営でベストなものはこれだ、これに決めましょうと決めたならば、すぐに実行する。「六秒間スマイルを実行しましょう」と決めたら、実行すればいいだけの話です。具体的でしょう。

それを、「クレーム対応は支部長の責任で」なんて、こんなものは活字の無駄です。その責任が果たせてないから、このように合宿に来ているわけでしょう。責任を持ってやるというのだったら、最後まできちんと責任を持ってやればいいんです。

優秀な人がちゃんと責任持ってやったら、何もしなくても発展していきます。責任を持ってやっているはずの支部長が無責任だから問題なのであって、無責任な支部長が「責任を持ってやります」と決めてどうなるのか。

しばらくは頑張ってやるでしょうが、また元へ戻るんです。数日間の会議で感激して、「よし、やろう!」と思ったからと言って、一人の人間がガラリと変わりますか。また元へ戻りますよ。

そうならないようにここで議決し、決定しているのです。誓ったことが元の木阿弥にならないためにはどうしたらいいのか。それを貫き通すためにはどうしたらいいのか。それを考えるわけです。それが機構づくり、チェック機構づくりなんです。

六秒間スマイルの徹底

そういうふうに話しても頭に浮かんでこないでしょうから、私のほうから出します。

一つは、六秒間スマイル。これを百五十の支部でやってください。そして、この三つの支部のいいところを全部やってください。明日から必ずやってください。そして、六秒間スマイルをやっているかどうなのかを検証するために、「六秒間スマイル、やってますかコミッティー」をつくる。

十人ぐらいで結成して、それぞれ百五十の支部を、突然、訪問する。「新入会の者ですが」と言って、付け髭を付けてステッキを持って行ったらいいんですよ。そして、ストップウオッチを持って行って、「あのう、新入会の者なんですけど」と言って入ったときに、笑顔が何秒続くか。一、二、三点。

三秒しか続かなかった。最低でも月に一回、百五十カ所の支部を回って、六秒やっているかどうか、確認する。コミッティーをつくって、「新入会の者ですが」という形で、六秒間スマイルを実践しているかどうか、月に三回ぐらいチェックに行く。

それを実行したら、どこの支部でも緊張感を持ちますよ。「コミッティーが来るみたいだよ」「えっ、えっ、えっ、えっ」と。緊張感を持たなかったら、すべての部員が徹底しません。

少しぐらいリーダーシップがない支部長でも、「全体合宿で先生がそうおっしゃって、こういうコミッティーができたんだ」と言えば、みんな緊張感を持ちます。

当初のうちは、月三回。あとは、月一回。定期的にラウンドをして、百五十カ所のすべての支部が六秒間スマイルを実践しているかどうかチェックをする。

そうやって、新入会の皆さんに必ず六秒間スマイルでニコッとしたら変わります。それぞれエリアの中で五人ずつぐらい決めて、月何回も新入会の人になって訪れていく。そして、何秒やったか、きちんとチェックする。

それから、電話の応対研究委員会というのを本八幡ばんざい支部で研究していますけれど、これは、絶対にエリアで決めなければダメです。

要するに、新入会の皆さんに対して、ちゃんとした応対ができているかどうかをチェックする機関として、各エリアごとに五人ずつ結成してほしい。新入会の皆さんへの応対向上委員会をつくり、五人が新入会の皆さんになって、「あの、新入会の者なんですけど」と、電話をかけてちゃんと採点する。

採点結果を必ず月一回、エリア本部のコミッティーのミーティングに報告し、その支部にちゃんと点数表を送ってあげなければダメです。こうなったんだということで全支部に、部貝に、具体的に決定事項を知らせてあげなければいけない。そのためにこういうチェック機能ができているわけですからね。

そうしたならば、今日やろうと思ったことは、全支部員に徹底するし、チェックできます。リーダーシップがあろうとなかろうと。

何度も言うように、ベストなものは一つです。だから、新入会の皆さんに対するベストな応対… 顔の表情とか、それから電話の応対のやり方で一番いいものは一つなんです。

その一番いいものをやるために、一番いいものをやろうとみんなが目指して、一番いいものを決定し、一番いいものを実行し、一番いいものができているかどうかということをチェックし、みんなが一生懸命やってたならば、六十点か七十点ぐらいまで平均値が上がるわけです。

一つ考えなければならないのは、「各エリアごとに五人、新入会の応対向上研究委員会を必ず設置する」ということです。

そして必ず回っていく。点数書いて、月一回のエリアのコミッティーのミーティングのときにそれを提出して、「委員会から見ましたら、おたくの支部は、電話の応対、よくなかった。電話の応対をなさった人、お名前、何とおっしゃるんですか」と言って、必ずその応対した人間の名前を聞かなければいけません。

六秒間スマイルのチェックに行ったとき、二・五秒しか笑わなかった人間がいたら、「お名前、何とおっしゃるんですか」と聞いて、名前を全部控えておく。そして、「何々さんがダメだった」と言われたら、お互いに反省して、「頑張ろうね」と支部長を励ます。

それとは逆に、とくに応対がよかった人、エリア本部に設置した「新入会の応対向上委員会」から見てすごくよかった人がいたら、月に一回表彰したらいい。悪かった人は懺悔文。「再び繰り返しません」と、懺悔文を百回書いて提出する。

懺悔文を百回書いたら徹底しますよ(笑)。

ずっと支部長さんがそばに付いて笑顔六秒。一、二、三、四、五、六秒。何もないのにいきなりパッと笑ったと思ったら、六秒しか笑わない人間になってきて、「うちの子は、最近、笑っても六秒間しか笑わなくなっちゃった」と(笑)。

会社で営業をやるときにはずっと笑っていたのに、最近、六秒以上は笑わなくなってしまった、と。

そういうのは六病息災です(笑)。

そういうことで懺悔文を書く。信賞必罰です。そして、よかった人がいたら、「何々支部の何々さん、すごくよかった」とちゃんと書いて、今月の新入会の応対のよかった人ということで、表彰してあげたらいい。女性ならバラのお花をあげるとか、ゴディバのチョコレート一箱とバラの花束一つ。

男性の場合、関西だったならば蓬莱の豚まん二ダース(笑)。とにかく粗品を決めて、ちゃんとあげる。粗品をもらわなければ感動しませんから。粗品で表彰をしてあげる。

何でもいいんですよ。チョコレートでもいいし、豚まんでもいいし、ネクタイピンでもあげようとか、とにかくいい応対をした人には、喜ぶように表彰し、表彰状をあげ、そして何か記念品をあげる。

悪かった人は懺悔文を書く。そして、支部長が丸坊主になるとかね。いきなり丸坊主になってはいけないので七分刈り、五分刈り、三分刈り。

髪の毛の発達段階を五段階ぐらいに分けて、だんだん毛が薄くなっていく。もともと毛がない人間は毛がなくてよかったね、と。無傷でいけるわけですから(笑)。

あるいは、支部長が百二時間、お百度を踏む。

そういう応対の悪い人間が委員会のほうから三人以上指摘された場合は、支部長は百二時間のお百度を踏んで、新入会の皆さんに申しわけなかったということで道頓堀に飛び込むとか(笑)、神書流布で千冊、裸足で配りに行くとか(笑)、エリアのみんなで決めるんです。信賞必罰です。

「支部の皆さん、頑張りましょうね。応対頑張りましょうね」と言っても、エンゼル会の応対がなかなかよくならない支部があります。まあ、応対のよくない支部ってだいたい決まっているんです。

そんなところは支部と名乗るな、と。ちゃんとしている支部が多いんですけれど、経理の精算だとかが、いつも遅れる支部がある。それはだいたい特定できるんです。

関西ならこの支部とこの支部、関東ならこの支部とこの支部。全国的にもいつも報告の遅い支部とか、経理がずさんだとか、数値が合わないとか、在庫の確認をなかなかしないとか、バスをなかなか出さないとか。そういうのはだいたい性質が決まっているんですよ。

絞ってみたら二十か三十の支部。関西ならここ、関東ならここ、名古屋ならここ、九州ならここ。だいたい決まっています。

いつもいつも精算が遅い場合は、エリアのスタッフが精算の前の日からその支部を訪れて、「弥栄の儀」に出てニコニコと笑いながら待っている。

「あのう、何しに来られたんですか」

「そろそろ精算ができるんじゃないかと思って来ました」と。

それを五回ぐらい続けると「もうわかりました」ということで習慣が改まるわけです。そういうふうにしていかなかったならば、そういう癖がある支部って絶対に直りません。

応対がよくない支部というのは、だいたい支部長の無愛想な表情がうつって、みんな無愛想になる。すごくニコニコして愛想のいい支部長がいると、みんなえらく愛想がいい。支部長が無愛想でも、支部長以下がみんな愛想よくなるためには、教育、訓練しかないわけです。

そのためにはどうしたらいいかというと、「新入会員さんに応対しましょうね、しましょうね」と言って、二つか三つの支部を特定して、その委員会の人間がしょっちゅうその支部に行ったらいいんですよ。そして、「六秒間スマイルだけど、ここは八秒ぐらいやりましょうね」と。

支部の中でも一人か二人、その人間が応対に出たら、必ず新入会員さんがやめるという人が必ずいるわけです。しかし、その人が悪い人とはかぎらない。

応対は悪いんだけども、片付け物は抜群だ、と。聞いてみたら調理場で洗い物ばかりしていた人だった、と。ニコニコ、ニコニコ愛想のいい職人さんなんて少ないですからね。

その代わり、大工さんとしてはすごく優秀とか、洗い物は得意だとか、植木を扱わせれば天下一品だったりする。そういう人が、新入会の人に「ああ、どうも」とぶっきらぼうに言うと、「なんだ?」と思う。職業の一つの特性でもあります。

そういう人が支部にいたら、「植木を植えましょうね」「土木工事をしましょうね」「お皿を洗いましょうね」と、ニコニコ笑いながら語りかけるなど、特定の訓練をしてあげなければいけませんね。

エリア全体の問題と言っても、問題があるのは特定の支部なのです。支部と言っても特定の人物なのです。その人の教育と訓練を委員会の人間が徹底的にやらなかったら、質的向上というのはあり得ません。

だから、その五人の委員は特定の支部の、特定の人のところへ行って、熱心に熱心に、「やりましょうね、やりましょうね、やりましょうね」と、何回も何回も言わなければいけない。そうすれば、向上していきます。エリア全体のレベルが上がります。

そういうふうにしなかったら、支部長の責任うんぬんと言ったところで、応対がよくなるとは絶対に信じられません。

そういうことは、すでにエリアの会議で話し合ったはずなのに、支部代表者会議で話し合っているはずなのに、新入会の皆さんに対する応対にこんなにもばらつきがある。ということは、全然、実行されていないということでしょう。

それは支部長の責任であると決めたからといって、改善されるはずないですよ。いっときだけですよ、燃えたときだけです。しばらくしたら、普段の性質どおりに戻っていきます。

それから、支部長が交代するとどうなるのかというと、交代した支部長はこの千葉の合宿に出てないものですから、また同じようにゼロから普通どおりなさっているわけで、この情熱が全員に伝わりませんよね。

そのため、その支部は支部長が新しくなってから、それまでやってきたのとは違う感じになって、支部の雰囲気が変わっていきます。

そういうことで、皆さんそれぞれに新入会の人の応対を研究する委員会を十カ所、五人ずつでつくって、次に新しい支部長になったときの支部長の教育をします。

教育といっても、一定以上の情報と知識が必要だし、前例というのがありますから、それをどういうふうにしたらいいのかということなのですが、それは支部の運営の相談および強化、育成。

そのために、三人ぐらいで委員をつくって、それぞれの支部がうまくいかないときとか、悩みがあったときには、そのエリアの中に支部の運営研究相談教育委員会に相談する。

約三名で結成してほしいわけです。ちゃんと丁寧にお話をして応対できる人、支部の運営を経験した人、ベストなものは一つなんだということで常に研究力において勝っている人。

そういうメンバーで結成し、「これとこれとこれを勉強しましょう、これとこれをこういうふうにしましょう」と言って、二日か三日間、その三人が音頭を取って、合宿したらいいんですよ。そして、その支部に何回も行ってあげればいいわけです。

新入会の人たちへの応対向上委員会。新入会したときが大事ですからね。それにはまず六秒間スマイル。それから電話応対。

必ず真似してやりましょうと書いてあるけれども、電話かけをするときに名簿がきちんとできているかどうか、絶えず支部に訪れてチェックしなければいけません。

できていなければ、「ちゃんとやろうと決めたのにできていませんね、やりましょうね」と言って、その場で一緒につくったらいいんです。

「これとこれができていません、あれとこれができてません」と、指摘するだけではダメなんです。指摘したあと、「じゃ、一緒にここでつくりましょうね」と言って支部に居座って、明け方ぐらいまでかけてもいいから一緒につくるんです。

「こうやってつくるんですよ」と手取り足取り教えれば、「ああ、なるほど、そうなのか」と納得するはずです。

たくさん弟子を育ててきていますが、ものを知らない人間や知識のない人間は、本当に簡単なことでもできないんです。

「こうこうこうこう、こうすればいいんですよ」

「はあ、わかりました」

こんな簡単なこと、できないのかなと思ってもできないんです。初めての人間は、本当に簡単なことでもわからないものなんです。

だから、手取り足取りして、「電話かけるときには、こういう表をこういうふうにつくっておきましょうね」と、具体的に教える。

サンプルがありますから、それを見せながら、「これやりましょうよ。こうやって書いていくんですよ」と。「ああ、そうですか」と返事をしても、その返事を信用せず、「ちょっとやってみませんか」と言って、やらせる。

一、二回、自分でやってみせ、「ほら、やってごらんなさいよ」と。そして、「ここはそう、そう、そういうふうに言うんですよ」と、指示するだけでなく、一緒にやってあげなければダメなんです。

できるかどうか、やっているのをしばらく見てて、できないところがあったら、「これはこうするんですよ」と丁寧に具体的に教えてあげる。そういうふうに何回かやったら、できるようになります。

組織の運営とか事務的なことが不得意な人っていますよね。絵描きさんの支部長とか。あるいは音楽家の支部長とか、図面描きばっかりやっている支部長とか、主婦で料理は得意だけども、事務処理なんてよくわからないとか、軽作業や事務処理が不得手な人もたくさんいます。

ところが、言葉だけがすごく発達しているとか、お祈りの念力はすごいとか、みんなそれぞれいいところがあるわけなのですけれども、軽作業、事務処理があまり得意でない人が支部長だったら、バラバラになってしまいます。

それでも、ちゃんと普通にできる支部長もいるわけだから、適材適所を考え役割分担をきちんと決め、そして、「一緒にやりましょうよ」と言ってあげなければダメなんです。

そういう指導をする委員会をエリアの中にちゃんとつくって、支部を一つひとつ回って、コミックに書いてあった役割分担をする。茨城県牛久パワー支部に書いてあったように、「役割分担はどうなっているんですか」と。

一つひとつの支部に訪れて、役割分担のベスト、スマイルのベスト、電話をかけているときのメモのベスト、応対するときのベスト、メールのベスト。す べてベストになるようにその支部を訪れて、具体的に一緒にやってあげなかったならば、その支部のレベルは絶対上がりません。

代表者が話し合って「こうしましょう」と決めても、委員が各支部を訪れて、担当の人間を手取り足取り指導して、一人でできるまで何回も何回も一緒になってやってあげなければ、支部全体のレベルは絶対に上がりません。

軽作業・事務能力、整理整頓能力およびリーダーシップ、適材適所でやっていくという能力が初めから欠落している。料理は得意だし、念力は強いし、お百度は得意だけれど、それ以外したことがない。

図面ばかり引いているとか、コンピュータのソフトばかりやっているとか、あるいはまた音楽は得意だとか、ずっと絵ばかり描いてきたとか、そんな不得意な人でも支部をつくって一生懸命やらなければ、という気持ちはあるわけです。気持ちはあるけど、能力が付いていかないと。そういうケースは、たくさんあります。

その場合はどうしたらいいのか。やはり、これはという得意な人がいるわけだから、適材適所で役割分担を決めて、能力のある人に行ってもらって教育し、一緒にやってあげるようにしなかったら、できないのです。

簡単なことでも、なかなかできないものなんです、人間っていうのは。だから、どんなに話し合って決めても、結局のところできないでしょう。

停滞している支部の支部長は根本的に、運営能力、事務管理能力が欠落しているわけです。ほかに長所はたくさんありますけれど、支部を運営していく段階の軽作業・事務処理能力、組織掌握能力が足りない支部長のところは、ここでわかったと決めても、帰ったらできないですね。

その場合どうするのか。エリアごとに決めた、新入会の方の対応向上委員会の五人が支部を一軒ずつ訪れて、ちゃんとできているかどうかをチェックし、一緒にやってあげるんです。指摘ばかりしてもダメです。それは無精というものです。

そんなことで人は育たないし、組織も育たないし、支部は育ちません。委員会の人は支部へ行って一緒にやって、何回も何回も反復練習しなければできるようになりません。わかりますか。これはもう、組織運営の大鉄則です。

まず、新入会の人への応対向上委員会を五名で結成する。それから、支部の運営状況を把握する。まあ、いろいろなことを決定しても、「うちの支部ではできない」どうのこうのと言う支部があるでしょう。

ベストなものは一つなんだというものの考え方で、ベストな形にしていこうということなのですけれど、実際にはなかなかうまくいかないこともある。人間関係の葛藤とか、あるいはまた地理的に不便だとか、いろいろな悩み事がありますよ。そういう問題を支部長の一人の頭で解決できないときにどうしたらいいのか。

いま言った新入会の人の応対向上委員会も含めて、やはり相談員がなかったならば、解決できません。

支部の支部長も、あるいはコミッティーもそれぞれ悩みがありますから、専門の相談員が行って「じゃ、一緒に○○の支部を改善していくようにやりましょう」と、プロジェクトを組んでやらなければダメです。ということで、○○支部の蘇生プロジェクトを組んでやっていくことです。

いろいろなことが決まるんだけれども、決まったことが実行できてない。

それぞれの支部によってばらつきがある。そのばらつきをなくしていくためにはレベルの足りないところを足していくしかない。

それにはどうしたらいいんだろうかということを、やはり支部長とともに考えてくれるエリアの優秀な人たち、支部づくりをやっていた人たち三人ぐらいが、その支部長とともに支部を立て直してあげるわけです、一生懸命。その人たちが一緒になって協力し、ハッパをかける。

そして、支部長に問題があってどうしても解決できないときには、「長年やっているからね。もう三年以上やっているからね。いままでやってきた仕事を客観的に考えたら、もうそろそろ引退なさったほうがいいんじゃないんですか。

優秀な若手が育ってきているのだから、後を譲って、あなたは名功会に入ったほうがいいんじゃないですか。この支部は誰それ君に任せて、あなたはあなたでまた新しく支部をつくったらどうですか。開拓力があるんだから、ゼロから支部をつくりましょうよ」と言って、ゼロからつくっていくように勧める。

それぞれ個性があり、長所があるんですけれども、「ここが足りないからそうしたほうがいいんじゃないか」と、本音で話し合える相談員があっていいと思うんですね。

これを必ずエリアにつくる、三名で。そして、支部の運営をちちゃんと把握していく。相談をしながら、エリアの落ちこぼれ支部を立て直ししていく。

支部が停滞するのは、いったいどこに原因があるんだろうか。支部長とともに立て直ししていくプロジェクトを考えてやっていきましょう。こういう機構をつくらなかったら、百五十の支部のレベルが上がっていきません、どう考えても。そう思いませんか。