強運(Vol.5)


能力を全開するテクニック

体操の具志堅選手を支えたこのパワーコール

パワーコールの第五弾は、自分自身の霊をふるいたたせるこれだ!

「ハルチ ウムチ ツヅチ」

どっかで聞いたことのあるようなパワーコールだな、と思っておられる読者も多いことだろう。

実は、一九八四年のロサンゼルス・オリンピックの体操で金メダルを取った、あの具志堅選手が試合前に唱えていたパワーコールなのだ。

具志堅選手はテレビのインタビューに、確かこんなようなことを答えておられた。

「ハルチ、ウムチ、ツヅチ。これを唱えて、自分は絶対できるんだ、練習してきたすべてのことを、完璧にやれるんだ、と信じるようにしたのです。実際、自分が信じたとおり、演技することができました」

具志堅選手は、このパワーコールを恩師から教えられたそうだ。すると、恩師はどこでこれを知ったのだろうか?という疑問が湧くかもしれないが、「ハルチ ウムチ ツヅチ」を記した文献が実はある。

ほかでもない、あの「古事記」に明記されているのだ。古事記というのは、日本で最も古い歴史書。神話や伝説などが漢文で三巻にわたって記されており、今からおよそ一四〇〇年ほど前の文献とされている。つまり、昔の人は、実際にこれをパワーコールしていたのだ。

パワーコール・ハルチの「チ」は血

日本には昔から「言霊学」といわれるものがある。

平たくいえば、言葉ひとつひとつに神様が宿り、それぞれに深い意味が込められているとされるもので、もちろん、このパワーコールの言葉にも神の意志があり、だからこそ言葉に出して唱えると効果があらわれるのだ。

では、「ハルチ ウムチ ツヅチ」に秘められた神様の意志とはなにか。それを言霊学の立場から探ってみることにしよう。

神霊世界から見ると、人間の体の中に流れる血液は、霊が物質化したものである。したがって、その人の霊的な性質はすべて、血液に凝縮されて存在していると考えてもいい。

血液が汚れてくると病気になるが、これは本人の霊的パワーが劣化してしまい、悪霊にとりつかれてしまったから、とみることができる。

また、その逆も言える。輸血をたくさんすると、性格がガラリと変わってしまうことがあるが、これなどは他人の霊が血液と一緒にその人の体の中に入り込んだ例だろう。

血液は「血」、つまり「チ」である。「ハルチ ウムチ ツヅチ」のチは、この血を示している。血は説明したように、本人の霊を指す。

さあ、ここまで説明してくると、このパワーコールは、血に関係したなにかの力を持ったものと推察できるだろう。実はそのとおりなのだ。

自信を持って臨めば潜在能力は必ず引き出せる

もう少し詳しく、パワーコールの中身を調べてみよう。

まず「ハルチ」についてだが、これは血液がハルということだ。ハルとは、つまり「発展する」「力が張る」「胸を張る」「春のようになる」→要するに、パワーが外側へどんどん膨らんでいくことを示している。

次に「ウムチ」だが、これは血液がウムということ、たとえば「子どもを産む」「果実が熟む」「物を産む」→つまりパワーを産み出すということを意味している。

そして、「ツヅチ」は、血液がツヅムというわけだが、「通ずる」「詰まる」「包む」「む」(ちぢめる)、「津」(水がたまる)→つまり、凝縮したあと吹き出すことを示している。

以上の三つを、連続して見るとどうなるか。発展して生まれ、凝縮したあと発散される――。

つまり、体の中で血になっている霊や潜在能力が、「発展」「誕生」「凝縮」「発散」されることを意味している。

少々難しい説明になってしまったが、要するに「ハルチ ウムチ ツヅチ」とパワーコールを唱えると、自分の霊が持っているすべてのパワーが、一挙に爆発するのだ。

生理学的に考えても、血液の循環がよくなると、元気が湧いてくる。頭も冴えてくるし、なんでも積極的にやろうという気になる。それが、肉体と霊で同時に起きるのだ。

試合前の具志堅選手の体も、このようにパワー全開の状態にあったと思われる。

そして、「必ず成功する。信じたとおりの演技ができる」

確信を深め、すでに成功したんだ”と自分に言い聞かせたのだ。

金メダルが取れたのは、もちろん具志堅選手が人の倍以上も練習し、またそれだけの素質もあったのだろうが、試合直前のパワーコールも、大きな力になったことは間違いない。

体操のことは詳しく知らないが、世界のトップクラスともなれば、実力はほぼ互角だろう。問題は、試合当日のコンディションと、潜在能力を含めた実力を100%、完璧に発揮できるかどうかの差だ。

具志堅選手も、おそらくそのへんのところは心得ていたのだろう。だからこそ、ドタ場のその一瞬に、強力な念力でパワーコールしたのだと思われる。

ところで、このパワーコールは単に体操選手だけのものではない。芸能人はオーディションのときに活用できる。

また、このパワーコールは月の神霊界から授かったもので、相手に「ツキがあるかないか」をふるい分けできる妙力もある。

たとえば、「ハルチ ウムチ ツヅチ」をつぶやきながら、お見合いしたとする。相手に運勢があって、本当にいいご縁ならトントン拍子に話が進み、悪い縁ならいろいろな障害が起きてタメになるのである。

これがパワーコールによるツキのふるい分け秘法ともいうべきものだ。

サラリーマンの場合、新規に取り引きする相手との商談の場で、やはりパワーコールしてみるといいだろう。後々よい取り引き相手ならトントン拍子、そうでないなら難問が噴出してお流れになる。実に便利なものである。

しかし、注意しなければならないことがある。それは、本人の真剣さと謙虚さがないとダメだということ、そしてあくまで常識判断でベストを尽くさなければならない点だ。

すべてをパワーコール頼み、というのは絶対に避けたい。

海外のスポーツ界では常識の念力集中訓練

ところで具志堅選手のことを調べていたら、おもしろいことがわかった。なんと、外国のスポーツ選手は、形こそ違っても、たいてい念力秘法といわれるものをやっていたのだ。

方法はすごく簡単、しかも即効性があるので、広く応用できそうだ。方法というのはこうだ。

まず、自分の目標を具体的に紙に書く。たとえば、一〇〇メートル走なら「タイム九・九秒を出す」といった具合。これはせいぜい試合当日の二~三ヶ月前まで。次は「夕イム九・九秒が出た」と書いて、目につくところに貼る。

意識の中で「俺は九九秒を出したんだ」と固く信じるわけだ。もちろん、その間分に練習を積むことはいうまでもない。

そして、いよいよ試合が数日前に近づいたら、今度は頭の中で実際に九九秒を出し走る様子をイマジネーションで描く。

「スタートしたら二〇メートルまでは三位につける。カール・ルイスは俺の後ろを走っている。やつは七五メートル付近で勝負をかけてくるから、俺もまだスパートしない。さあ、いよいよ七五メートルラインが近づいた。やつはトップスピードだが俺もトップスピード。だが俺のほうが速い!グングンスピードを増してゴールのテープは目前。だが、やつは俺の後ろ一メートルの位置につけている。ゴール!やった。タイムは子定通り九・九秒…」

これを何度もくり返し、イマジネーションを固めていく。「もしかしたら負けるかもしれない。スタートに失敗するかもしれない」といったマイナスイメージは絶対に抱かない。

すべて「できる」「やれる」とプラス側に考える。

さて、いよいよ試合当日。すでに何度も頭の中で予行演習しているので、スタート位置についても、「俺は九・九秒で走る」と確信しきっている。緊張もさほどないし、あとはイメージ通り走るだけ、というわけだ。

スタート直前に、具志堅選手のようにパワーコールすれば、完璧なものになるが、まさか、外国選手が「ハルチ ウムチ ツヅチ」を知っているとは思えない。

たいていは、胸で十字を切るぐらいで、あとは運を天にまかせるのが相場だろう。

しかし、「やれる。もうすでにできた」と確信するのは、いうなれば念力を自分に込めることになるので、大きな効果が得られることは間違いない。

外国選手の多くが、すでにこの「念力秘法」で好成績を出しているというが、これは当然のことだろう。

日本でも遅まきながら、「念力秘法」を取り入れるという話だから、オリンピックでの日本選手の活躍が楽しみだ。


私はコレで幸運をつかんだ

交通事故を未然に防げた

いつ巻き込まれるかもしれない災難。遭ってからではもう遅い。神霊界の法則を知っている人は、「転ばぬ先の杖」ならぬ「災難に遭わない先のパワーコール」を是非実行してもらいたい。

先にあげた五つのパワーコールの中から、最も効果のありそうなものを臨機応変に選んで、あとはそれを確信すればいいわけだ。

たとえば、災難の中でもとくに、そこらじゅうに危険がひそんでいる交通事故を防ぐには、災い転じて福となる「ウンテン トーボー エータート」がいい(また、同時に第五章の災いを防ぐ神界ロゴを併用すると、さらに強力になるだろう)。

交通事故といってもピンからキリまである。軽い接触事故から、葬儀車を呼ばなければならないようなものまで、さまざま。しかも事故には加害者と被害者の二つの立場が生じてしまう。

できれば、どちらの側にも立ちたくない。

「ウンテン トーボー エータート」は、うれしいことに、そのどちら側でも効果がある。

大きな事故になる予定だったものがパワーコールのために小事故になったり、小事故なら「無罪放免カスリ傷ひとつなし」ということになる。「ウンテン」は「運転」。つまり車の運転と発音が同じで安全運転に通じるからだ。

だから、クルマを運転するときは、ハンドルを握る前に、心の運転「ウンテン トーボー エータート」を唱えることにしよう。

その他、効果のありそうなパワーコールは、守護霊合体のパワー「センテン ナム フルホビル」だろう。なにしろ、守護霊を中心に善霊たちが直接ガードしてくれる。

ときどき、「ワッ!あぶない」という目に遭いながら、間一髪助かった、という話を聞くが、これなども神霊界から見ると、たいていは守護霊が守ってくれたおかげだ。しかし、問題は助かったあとである。

「ああ、よかった。さあメシでも食うか」では、せっかく助けてあげた守護霊がかわいそう。ヘソを曲げて「もう助けない」などと言うかもしれない。

「あぶないところを、守護霊さんありがとう。これから気をつけますから、今後ともよろしくお願いします」

せめてこれぐらいは、心に手を合わせて感謝すべきであろう。それが守護霊や神々への礼儀というものだ。

そうすれば「今度も守ってやるか」と守護霊も、その気になってくれる。最近の守護霊のウワサによれば、礼儀をわきまえない人間が多くなったと嘆かれる守護霊や神々が多いらしい。

墜ちる飛行機に乗らずに済む

墜ちたら九九パーセントは絶望といわれる飛行機。乗ってしまって事故に遭遇、あわてふためくよりも、肝心なのは、「墜ちる、事故でハラハラする、ハイジャックされる」要因のある、運の悪い飛行機のキップを買わないことだ。

そのためにはどうするか。「ハルチ ウムチ ツヅチ」と唱えながら予約することである。そうすれば、災いは未然に防ぐことができる。

では、パワーコールを忘れたため、飛行機がダッチロールを始めてしまったら、どうすべきだろうか。

「自分だけ、自分だけなんとか助けて!他の人は死んでも構いませんから!」

これは失格。自分だけよければいいとは、なんたる心掛け。神霊もソッポを向いてしまい、その人だけが棚から落ちた荷物に頭をぶつけて死亡、なんてことにもなりかねない。

「ウンテン トーボー エータート。全員を救ってください。助かる最善の方法を教えてください。最後までベストを尽くせるよう導いてください」

これなら、マルだろう。「なんとしても生きるんだ」という意志と「全員助けてくださ「い」という愛。神霊界も感動して飛行機が墜ちないように支えてくれるだろう。

非常事態の飛行機の中では、「ウンテン トーボー エータート」と「ハルチ ウムチ ツヅチ」の併用がよい。その理由はふたつある。

ひとつは、最後まで自分の持っているパワーを全開させる必要があると同時に、「ダメかもしれない」と弱気にならないためだ。「大丈夫、必ず助かる」と念を込め続ければ、その一瞬だけでも、そういう「助かる運勢」が呼び込まれるものだ。

もうひとつは、「ハルチ ウムチ ツヅチ」のパワーコールが、「運、ツキ」を司る月世界から来たものだからだ。

助かる助からないは、まさに紙一重。それこそ、運、ツキの問題になってくる。ツキがよくて、自分だけ助かればいい、というわけではなく、飛行機そのもののツキを強くするのだ。

たとえば、ガケに衝突するはずのものが、山の斜面に木をクッション代わりにして墜ちるとか、海に軟着水するとかである。

あるいは、墜ちたら大惨事になる大都市を避けて、人家のない山に飛行機が向かうなど、飛行機そのものにツキがある。それをよくしようというわけである。

以上、ふたつの理由から、飛行機がダッチロールを始めたら、「ウンテン トーボー エータート」と「ハルチ ウムチ ツヅチ」を併用してパワーコールしたい。

本来なら一〇〇人全員が死亡するはずの事故が、乗客の中の一人がパワーコールをしたため、五人が助かった!ということにもなる。

もちろん、助かった人の運勢が強かったこともあるだろうが、一人のパワーコールが五人を救ったともいえる。

大惨事の多い昨今、飛行機を利用することの多いビジネスマン諸氏は、言葉のお守りとして、これらふたつのパワーコールを暗記することをお勧めする。

受験突破も強い信念で

身近で、しかも重要な悩みが試験。入学試験に卒業試験、就職試験中間テストに期末後期テスト。朝のドリルテストに授業の終わりのテスト……。ウーン、考えただけで頭が痛くなりそうだ。

とくに、入学、就職試験は人生を左右しかねないほど、重大な意味がある。それだけに万全を尽くして臨みたい。何ヶ月、あるいは何年も勉強してきた。

その成果を数時間のうちに大爆発させ、持てる力のすべてを示さなくてはいけない。なによりも大切なのは、その日のコンディションだ。

体調良好、頭脳明晰、勉強してきたことが、キッチリと頭に整理され、どんどん必要解答を引き出すことができる。

こうなれば、もうバッチリだ。そのためには、「念力秘「法」と同時に「ハルチ ウムチ ツヅチ」のパワーコールを合体させることだ。

「念力秘法」についてはすでに説明したが、自分の取りたい点数を机の前に貼り出し、「すでに合格点は取れている」と強烈に念じる。

「大丈夫かなあ」という不安は厳禁。邪心が入り込む。

「取れる、取れる、取れる。合格できる、合格できる、合格できる…」と念じながら、頭の中で、スラスラと問題を解いている自分の姿を思い浮かべる。

できれば問題の内容まではっきり見える状態にまで想念の世界を高めておこう。

たとえ周りの友人知人に、「お前が合格するはずはないよ」とひやかされても、「ナニクソ!」と、一層強い念力を集中させる。

友人といえども、試験ではライバル。そのライバルに「俺、念力秘法やってるんだゾ」とか「絶対に合格するパワーコール知ってるんだゾ」などと、口が裂けても言ってはいけない。

言うと、バカにされて自信を失ったり、タタリ霊や相手の嫉妬の念が邪気霊として邪魔に入り、せっかくの合格秘法が台なしになってしまうからだ。

秘法は合格してから、ごくごく親しい友人にだけ、そっと打ち明けよう。

勉強していても、どうも意識が集中できないときがある。テレビが見たい、マンガを読みたい、お菓子を食べたい、友だちと遊びたい…。

これは悪霊たちが誘惑に来ている証拠。こういう場合には、「センテン ナム フルホビル」の守護霊合体パワーで身を守る。

前にも説明した「守護霊軍団の図」を見ながら念を集中させれば、なお一層効果的だ。

好きな人と仲よくなる

「あのコが好きなんだけど、恥ずかしくて話もできない」という純情な人は、守護霊にお願いしよう。必ず、好きなコと話ができるチャンスを与えられる。

たとえば、急に時間を聞かれたり、人生の相談を受けたりする。あるいは、「食事を一緒にどう?」とか、帰宅の時間がバッチリ一緒になったりする。

こういううれしいチャンスを得るには、守護霊と密接なコンタクトを持つためのパワーコール「センテン ナム フルホビル」が必要となろう。

これを唱えたあと、自分の気持ちを「守護霊軍団の図」に向かって、ありったけ告白するようにするとよい。本人の前では言えないが、自分の守護霊軍団にならなんでも言えるはずである。

「自分は○○さんが好きです。ところが、○○さんは自分のことが好きなのかどうかわかりません。もし嫌でないのなら、仲よくなれるように導いてください。きっと○○さんのためにも、それはプラスになるよう努力しますから。よろしくお願いします。できれば、今週中にチャンスを与えてください」

なるべく期限をきちんと区切るのがいいだろう。たいてい期限内にはチャンスが与えられるが、それを逃した場合は、再び期限つきでお願いする。結果があらわれるまで張ることが重要だ。

パワーコールは合計三六回唱える。

「センテン ナム フルホビル」を三三六回だ。そし○○さんのニコニコしている顔を思い浮かべ、「○○さんの守護霊さん守護神さんもよろしくお願いします」と一〇回唱える。このパワーコールは守護霊を合体させる働きがあるので、相手の守護霊にも影響を与えることができるわけだ。

ただし、くれぐれも注意してもらいたいのは、ヨコシマな考えでパワーコールをしないこと。

具体的には「○○さんを自分のものにしてしまおう」とか「○○さんと街を歩けば、目立つ」といった自分中心の考えを指す。

エゴイズムのパワーコールは神霊界が一番嫌うものだから、願いがかなうどころか、天罰が下ることさえある。

正しいパワーコールならば、チャンスが生まれる確率は九〇パーセント以上。もし、相手が好きでもない、嫌いでもないのなら、一〇〇パーセントの確率で守護霊がチャンスを与えてくれる。

しかし、そのあとは本人の努力にまかされる。

トントン拍子で話が進むか、はたまたシドロモドロになってしまうかは、本人のパワーにかかっている。

緊張のあまりあがってしまい、顔は真っ赤、口もまわらない状態に陥らないためには、潜在能力大爆発の「ハルチウムチツヅチ」をパワーコールしてもいいし、「念力秘法」で、あらかじめ希望のストーリーを演習しておくのもいいだろう。

ともかく、問題は自分の気持ちを正しく、正直に伝えられるかどうかにかかっているわけだから、その場であわてふためかないよう、伝えたい事柄をメモして、いつでも言えるようにしておこう。

なお、この方法を応用すると、異性関係はもちろんのこと、同性の友だちとも仲よくなれる。

友だちが少ない人は、今日からでもパワーコールして、友だちの輪を広げよう。

振られた傷心を癒す

不幸にして、相手に振られたらどうするか。

「クヤシーイ。のろってやる~。守護霊さんに頼んで、病気にしてやる~」

これはペケ。そう言いたい気持ちはわからないでもないが、人をのろったりすると、その念が「生霊」となって相手に災いをもたらすか、自分も不幸になる。

生霊というのは、生きた人間が出す霊で、非常に強い霊力を持ち、実際に人を殺してしまうこともある。

わたしの大学時代の友人は、婚約した女性を捨てたためにうらまれ、女性の生霊にとりつかれて、若い命を落としてしまった。それほど怖い存在だ。

生霊を出したほうも、自分の霊の一部分が欠けた状態になり、ひどい場合はやはり死ぬ。

だから、生霊を出してもいけないし、受けてもいけない。ただし、例外はある。よ思いの念が生霊になる場合だ。

恋の執着心からではなく、純粋に「あの人を幸せにしてほしい。守ってあげたい」という思いは生霊となって、本当に相手を守り幸せにする。

さて、振られた場合の最善の方法だが、はっきりいって、あきらめるしかない。しかし、タダであきらめてはなんにもならないので、こういう方法をとる。

①お互いの性格が合わなかった。このまま交際を続けていたら、二人とも不幸になっていただろう、と考える。未練がましく、相手からのラブレターなんか読まない。

②ちゃんと誠意は尽くした。守護霊もそれを知っている。誠意は善徳として天に預金したと考える。そして相手の幸せを祈願する(すると、もっといい人を見つけようという気に守護霊がなってくれる)。

③青春の日のよき思い出として、心のアルバムに貼る。そして、すでに過去の出来事と考え、明日からの新しい人生に思いをめぐらす。

以上、三つの方法で失恋の心の痛手を癒す。

とまあ、言ったり書いたりするのは簡単だが、本人はさぞつらいことだろう。「そんな気持ちになれない」と思ったら、しかたがない、大声で泣こう。

二時間くらい必死で泣けば、涙も出なくなり、意外とスッキリするものだ。ウソだと思ったら、失恋のとき実際にやってみるとよい。

ポイントは、大声でワンワン泣くこと。シクシクではいけない。また、月の神霊界の主宰神「ツキテルヒコノオオカミ」に向かって泣いてもよい。心が安らかになるからだ。

失恋をバネにして運をつかむ

好きな人に夢中になっているときは、よほど運勢の悪い相手でないかぎり、気持ちが積極的になり運勢もある程度向上する。

恋愛に限らずなにかに熱中すれば、幸福は向こうからやってくるものなのだ。

だが、問題は挫折したとき。幸運の女神にソッポを向かれると誰でも落ち込むものなのだが、そこをどうクリアーするかによって、その後の運勢は大きく影響される。

失恋の場合は、先ほど説明した三つの方法で心の痛手を癒せばよい。相手をうらまず、運命に失望しなければ、守護霊は別の幸福を用意してくれる。

具体的には、テストの点数があがったり、もっとすばらしい相手とめぐり会ったりする。あるいは別の人が「あなたのこと、好き!」などと告白してくれたりする。

傷つき落ち込んだ心も、一瞬のうちに癒されるだろう。そして、前にも増して元気が湧いてくる。これが守護霊の「失恋痛手一〇倍回復法」なのだ。

これは、すべてのことについていえる。

試験に失敗したり、友だちとケンカした場合など、クヨクヨせずに前向きでいると、守護霊が幸運の女神を連れて来てくれるのだ。

だから、失恋したときこそが、本当の意味で運命の分かれ道。

「前向き」のベクトルのほうへ行けば女神様が、ごちそうを用意して待っていてくれるが、「後悔、うらみ」のベクトルへ向かうと運勢を食べてしまう悪霊たちが待っている。

守護霊も悪霊も「こっちへおいで」と旅館の客引きのように、人間の袖を引っぱり合いしているが、どちらの道を行くかは本人しか決められない。

人をうらむと運が遠のく

先ほど生霊の話をしたが、生霊を生み出すと、どうして運勢が下がってしまうのかを説明しよう。つまり、運命の分かれ道で「後悔、うらみ」へ向かった場合である。

人をうらむと、自分自身の霊波動が乱れ、荒れすさぶため怒りっぽくなる。するとイライラが昂じていちじるしく集中力が欠如する。情緒不安定な状態で、急に不安になったり、陽気になったりする。

その理由は、うらみの想念が悪霊を呼んでしまうからだ。また、自分の霊の一部分も悪霊化してしまうことさえある。

これはちょうど、ハエが白い御飯にたかっているようなもの。こんなものを誰も食べたいと思わないように、守護霊も悪霊がいっぱいついている人を嫌う。

嫌われると、とたんに運勢は悪くなる。

ただし、本人が深く反省し、気持ちを入れかえれば、その瞬間に悪霊バエ”はどこかへ飛んでいってしまう。

強く人をうらめばうらむほど、悪霊はどんどん増え、やがてそれが巨大化して一つの独立した生霊となるわけだ。

うらみの量と運勢は反比例する、というのが神霊界の法則だ。

面白半分で祈るようでは成功はおぼつかない

パワーコールで運勢が実際によくなると、ついつい他人にもパワーコールしてやりたくなる。それが人情というものだろうが、決して霊がついたと確信して、面白半分で、唱えたり教えてはいけない。

というのは、パワーコールの精神を完全に伝えないと災いが来ることがあるからである。

たとえば、守護霊合体の「センテン ナム フルホビル」や、金しばり解除の「ホンボラ ソモビル フルフルフル」のパワーコールで、悪霊を追い祓い運勢が爆発的によくなったので、友だちを自分の部屋に呼んで、運勢向上をやってあげる、ということはタブーだ。

パワーコールは本人が自覚してやるならいいが、他人がその人の運勢をよくしようと思ってやると、相手の悪霊がとりついてしまうことがある。

なぜなら、本人の念の強さが、まだ悪霊に打ち勝つほど強くないからだ。

しかも、よくなった運勢は神霊界から、いわばもらったもの。そのあたりを勘違いして、「俺はすごいんだ」と天狗にならないようにしたい。

あくまでも、パワーコールは善の心で、感謝の気持ちを失わないでやることだ。

遊び半分、面白半分でパワーコールするとどうなるか。

たとえ、他人の悪霊を呼び込まなかったとしても、死後苦しむことになる。それは、神霊世界のものを、自分のオモチャとして使ったからだ。

正しいパワーコールのやり方

【心構え】
①疑いの心を捨て、「絶対効果がある」と確信する。②悪い目的で使用してはいけない。必ず天罰が下る。
③自分のやるべき努力を怠ってはいけない。
④効果が現れるまで、何度でもチャレンジする精神でやる。


【環境】
①周囲が騒がしい場所は、精神が統一できないので避ける。
②部屋の中のテレビ、ラジオ等のスイッチは必ず切る。できれば電話もはずす。
③部屋を真っ暗にしない。悪霊がやってくるから。
④丑三つ時、つまり午前三時前後にはやらない。この時間帯は悪霊が横行しているから。
⑤部屋をきれいに整頓して、すがすがしい雰囲気にする。


【態度】
①目は開けても閉じてもかまわない。
②手は顔の前で合わせたほうがいいが、絶対ではない。やりやすい方法でやればいい。
③願いごとは具体的に声に出して、願いがかなったら、必ず感謝すること。

【超マル秘・神霊界を動かすパワーコール】

⭐︎センテン ナム フルホビル
★効果…守護霊を中心に他にいい霊がたくさん集まり合体する。天地自然の善なる霊気がなびく。


⭐︎ノーマクサーマンダ、バーザラダンセンダ、マカロシャーダ、ソワタヤ、ウンタラ、タカンマン
※短く言う場合「ノーマクサマンダ バザラダンカン」
★効果… 強い意志と力を持った不動明王様が、守護霊団の中心に入る。これより、合体守護霊団のパワーは、三倍確実にアップする。


⭐︎ウンテン、トーボー、エータート
★効果… 神界幸運ロゴマークを見ながら唱えると、災いが転じて福となる。


⭐︎ハルチ、ウムチ、ツヅチ
★効果… 潜在能力が驚くほど発揮される。


⭐︎ホンボラ、ソモビル、フルフルフル
効果… 簡単な悪魔祓い。金縛りの絶対の効果あり。


⭐︎アマテラスオオミカミ(十言の神咒という)
効果… 十一回唱えると、太陽のパワーを全身に浴びることができる。