第四章 「星に祈る」ことの本当の意味は
古代から星が幸運を象徴していた
三層構造になっていた星
昔から、「占星術」といわれるものがあった。夜、命や未来を占ったのである。
今ならさしずめ、ロマンチックな星物語程度で片づけられてしまいそうだが、古代の人々はそれこそ命がけで星を眺め、そこから不思議なパワーを感じ取っていたのだ。
今日のように科学文明が発達していなかった当時は、純真な気持ちで太陽や月、北極星を眺め、自然の息吹きや運命、運勢といったものを敏感にキャッチして、それを生活の中で生かしていたものと思われる。
ところが、二十世紀に入り文明が栄えてくると、古いのたぐいはほとんどが非科学的との理由で、趣味とする他は人々の心から忘れ去られようとしている。
目に見えるものしか信じられない人々にとっては、太陽や月、北極星から神霊波動が地球に降りそそいでいるといっても、オトギ話にしか聞こえないかもしれない。
ましてや、そういった星々に神霊たちが住んでいるとなると、ほとんど信じてはもらえないだろう。
なにしろ、星といっても地球のように空気や水がバランスよく調っているわけではない。太陽は何万度という超高温の世界。
空気も水もないし、夜も昼もない。地球に近い月もほぼ完璧なまでの真空の世界。他の星々も似たりよったりの厳しい自然環境だろう。
そんなところに、わざわざ神霊たちが住む必要などないではないか、と質問されそうだが、星々を不毛の地”とみるのは早計すぎる。
古代の人々が心の耳を澄まして、星々からのメッセージを聞いたように、現代に生き私たちも、キッカケさえつかめば星々の声を聞くことができるのである。
現に、私の主催する星ツアー”に参加していただいた方のほとんどが、星世界を霊のまなこ=奇魂で見聞してきている。
なぜそんなことが可能かといえば、実は星世界は人間の体と同じように、三層構造をしているからだ。
三層構造?初めて耳にする内容かもしれないが、ちょっと聞いていただきたい。人間の体は一番外側”に肉体があり、その内側に霊が存在し、中心部分には魂がある。
この場合の外側、内側というのは三次元的な内外ではなく、より次元が高まっていく度合を示している。
つまり、肉体は三次元的存在だが、霊は四次元的存在で、魂はさらに上級のランクに存在しているというわけである。
ところが、星世界も同じような構造になっている。望遠鏡で見える星の姿というのは、人間でいうとちょうど肉体の部分。つまり表面というわけだ。
しかしその内部には、霊や魂の部分があり、これは残念ながらどんな高性能な望遠鏡でも見ることができない。
唯一、見ることのできるものはといえば、目ではなく人間の霊、あるいは魂しかない。
星々の詳しい内容については次の節で説明するが、肉体を脱いだ人間、つまり霊たちは、生前の行いに応じたレベルの星々に住んでいて、そこで何百年か修業したのち、人間として生まれ変わったり、あるいは次のレベルの星へと移住することになっている。
まるで、サン・テグジュペリの「星の王子様」のようだ。このあたりの詳しい話は、別の機会に譲ることとして、ここは、とにかく、星が人間の体と同じように三層構造になっているんだ、ということを覚えておいてほしい。
星の世界を体験する星ツアーとは
人間と星の霊的部分が激しくスパークすると、信じられないような大運勢がやってくる。そのことはすでに述べた。
また、霊をスパークさせる方法としては、パワーコール、志の高さ、守護霊の導きなどがあることも説明したが、それらを実践するにしても、星々の霊の世界が実際にどうなっているのかを知っているか否かで、星世界からの神霊パワーの受け止め方も違ってくるものだ。
一番手っ取り早いのは、一時死んで星世界をのぞいてくることだが、誰でもそれが可能なわけではなく、神霊世界から特別に許された者だけが、星世界へトリップできる。
過去、星世界へ自由にトリップできた者たちは、人々から予言者”とか“神の使い”とかあがめられた人物が多い。
ノストラダムス、スウェーデンボルグ、出口王仁三郎などがそうである。
彼らは自由に星世界へ行って、人類の過去や未来をかい間見、それを人々に紹介したにすぎないのだが、一般の人々の目には、彼らの言葉は予言や神の声と映ったのだ。
つまり、星世界へ行くと大運勢を受けられるばかりか、過去や未来をも知ることができるのだ。
なんとかして、星の霊的世界を見てみたいと願っても、先ほど説明したように、許された者しか行くことができない。
だが、一部の者だけがそうした恩恵に浴すというのは、なんとなく不公平である。誰でも運勢をよくしたいと願っているし、過去や未来も見られるものなら見てみたいと願っている。
そこで、私は特別に神霊世界に許可をもらい、誰でも行ける無害の”星ツアー”なるものを実施している。
これによって、普通の人でも、ノストラダムスや出口王仁三郎のように過去や未来、あるいは霊界をかい間見ることができるようになったわけだが、現在のところ、この”星ツアー”へは限られた人数の人しか参加することができない。
というのは、星霊界へそのままの状態で行けるのは、当方へ来て、私が直接指導する方のみだからである。
しかし、星世界を見ることができないからといって落胆するのはまだ早い。
要するに、星には霊的パワーがあり、それが私たちの霊や運勢に影響を与えていることを悟りさえすればいいのである。
また、次の節で星の様子をイメージではあるが紹介してあるので、これをもとに頭の中で自分なりの星世界を描いていただいてもいいだろう。
さて、星ツアーの実際の様子をここでちょっと紹介しておこう。星世界へ旅立つのは、人間の四つの霊魂のうち、最も中心的存在の奇魂だ。
この奇魂が出入りしているのは、ちょうど眉と眉の間、ヨガでいえば「アージャーニー」と呼ばれるチャクラ(肉体と霊を結ぶ部位)だ。奇魂については後でで紹介する。
ツアーはだいたい一〇人前後で出発だ。とはいっても、ただ椅子にリラックスした状態で腰かけ、軽く目を閉じればよい。手は胸の前で合わせる。部屋は気が散らないように、静かにそして薄暗くする。
私が念を集中し、一人一人の奇魂を頭の中から引っぱり出す。いろんな雑念で頭がこり固まっている人は、奇魂が飛び出そうとしても”穀”が硬くてなかなか外へ出ない。
そこで、私はノミやカンナ、時にはでっかいハンマーなどで、硬い殻を打ち破る。もちろん、実際のハンマーでやるわけではなく、神霊的に見た場合の話である。
「おでこのあたりが、すごく熱くなりました」と感じる人が多い。霊的パワーが微妙に肉体にも影響を及ぼしているのである。
ツアーの時間は長くても二〇分。その間、頭の中に自分自身が考え出したものではない、なにか別の”意識”の産物であるような映像がボンヤリと浮かんでくる。
実は、その映像こそが奇魂が見ている星世界の姿なのだ。
慣れてくると即座に星世界へ入ることができる。中には星の主宰神(その星を司っている一番ランクの高い神)と自由に未来のことを話したりする人もいる。
こうなると、ノストラダムスや出口王仁三郎と感覚的には同じだ。
すでに、これまで何百人という人々が星ツアーを体験されている。最初の飛行”ではなにも見えなくても、二回、三回と回を重ねてくるとやがて、明瞭な映像が脳に浮かんでくるようになる。
一回に行く星の数は三~四。たいていは月からスタートし、水星、木星と進んでいく。たいてい最後の星になると見えるようだ。
統計をとったわけではないが、九五パーセン以上の人が、なんらかの共通する映像を星世界の実相として見ている。
そして、星ツアーの直後、急に幸運が訪れたり芸術的直感が鋭くなったりしている。ミュージシャンが参加者に多いのはそのためだろう。
誰でもつかめる幸運の星
ここでは、星ツアーに参加しない読者のために、星霊界の様子を伝えるとともに、幸運をつかむための星に祈る場合の心構えを示したい。
この心構えがしっかりできていないと、星から降り注いでくる幸運のパワーを十分浴びることができない。
だから、まず、幸運の星を自分のものにするための、大事な心構えからお話ししよう。
たとえば、あの太陽。キラキラと輝いていて、まともに直視すると目が痛いほど光パワーを放っている。
そして、光と一緒に熱や放射線みたいなものも地上に届けてくれる。太陽の光の下にいるとポカポカ体が温まり、「ああ、今日は一日ノンビリしたい」などと思う。
ツキを今一歩のところでいつも逃しているような人は、この太陽を物理的な側面からしかとらえようとしない。
ところが、ツキのある人間、運勢の強い人間はそうではない。物理的側面プラス神霊的側面を加味して見ている場合が多い。
ここでいう神霊的側面とは、別段本人がそのように自覚しているとか、していないというのではない。
要するに太陽の光パワー以外の、もうひとつを感じているということなのだ。
わかりやすく説明しよう。
太陽の光を浴びると「よし頑張るぞ」という気持ちになるとか、思わず手を合わせてみたり、辛くて嫌な考えを吹き飛ばして前向きに物事を捉えるようになれば、太陽の幸運パワーを感じているといっていいだろう。
太陽には物理的太陽の空間の他に太陽四次元霊界、太陽五次元霊界があり、太陽系惑星の霊界、神界を統括する中央政府があるのである。
朝日を見ると心臓が高鳴ってくるが、あれなどもそこから発する太陽の幸運パワーが目から口から鼻から耳から、つまりあらゆるところから注ぎ込まれているからなのだ。
清々しい気持ちになって活力が、みなぎってくるのは、みんな太陽の「光」以外のもうひとつの力のせいなのだ。
もちろん、この力は日中も、そして夜でさえも地球を貫いて、私たちの体に届いている。ツキのある人というのは、実に絶えずこの幸運パワーを無意識のうちに感じているわけなのである。
太陽は物理的な光も強いので、一例として説明したが、同じような幸運パワーは、月からも金星からも、いろんな星々からも地球へ届いているのだ。
天賦の才能として、こうした星々からの幸運パワーを感じ取る事のできる人間が、いわゆる運勢の強い人という事になるわけだ。
逆に何も感ぜず、ただボヤーッとしていると、星から来るツキに見放され、何をやってもうまくいなかないというハメに陥る。
幸運の星をつかむ心構えとは、つまり太陽や月などを漠然と眺めるのではなく、「何かがあるぞ、パワーや幸運波動が来ているぞ」と信じて見ることだ。
こうすることによって、それを認識し、吸収する霊界が自己意識の内部に形成されるため、幸運の星は本当に霊力を発揮して、自分のものになるのである。
こんなある星の”ご利益”
それではまず、それぞれの星の幸運パワーの種類を紹介しよう。なお、これは神霊界の許しを受けて発表するが、これが全部ではない。
許しを受けたごく一部だけであるが、日常の生活の中で、この程度の役割を知っていれば十分というランクまで公表することにした。
太陽/水星/金星/月/火星/木星/土星/冥王星/北極星
【太陽】
太陽は見ればわかるとおり、非常に明るく、躍動的だ。地上の植物、動物は太陽の光がないと生きてゆけないものが多い。文字どおり生命の源のような存在だが、神霊的にみても、やはりエネルギー・活力源となっている。
「よーし、一丁頑張るか」というときは、太陽の存在感を体の中に呼び起こしたらいいだろう。情熱が心の中からフツフツと湧きあがってくるはずだ。
太陽は地球も含めた太陽系の中心にあるので、ちょうど惑星に対して中央政府”的な役割をはたしている。
またここには六四のコミュニティー(地域社会)が形成されていて、ちょうど地球上のあらゆる民衆と国家の聖なる場所の雛形となっている。
つまり、天界のもろもろの決まりごとは、太陽の聖なるコミュニティーの決定を通じてこの地上に反映されるといっていい。
「アマテラスオオミカミ」とは、これらの働きを総称して言うのである。太陽の主宰神様は「アマテラスオオヒルメムチ」で、六四のコミュニティーを取り仕切っておられる。
漢字で書けば、「天照大霊女貴之大神」で、女性神である。出雲の日御崎神社のご祭神はこの方である。
通常は深紅の色をした雅な着物を着ておられるが、それは“大和の国というコミュニティーでの話。アテネにあるパルテノン神殿そのままの宮殿に行けば、真っ白で優雅なドレスを着ておられる。
ダイヤモンドとルビーをちりばめた王冠や杖は、地上のどんなものより美しく、そのお姿は絶世の美女に気品と優雅と高貴さを凝縮させたようである。
私はこのお姿が大好きで、太陽神界に行けば必ずここにお伺いする。それはともかく、太陽神界の主宰神は全部でご三体である。
女性神が中心であり、あと二神は男神。一柱は、天常立之神と申され、もう一柱は、国治立之神と申される。前者は、神典に名前はあっても、どこにいらっしゃるかわからなかったが、白ヒゲ豊かで厳然としたアポロンである。
後者は、「生命」を司る神様で、紫のサファイアのような「命の種」を、太陽神界から地球へ送っておられるのをよく拝見する。
ところで、拙著「神界からの神通力」(たちばな出版刊)でも紹介した、日本が誇る世界的ミュージシャン、カシオペアの野呂一生氏を以前、星ツアーで太陽神界に案内したことがある。
そのとき、野呂一生氏は、「太陽神界の神様に「これが三次元の太陽、これが四次元の太陽、これが五次元、即ち太陽の神界です」と次元別に説明を受け、詳細に見せていただきました。
最も感動したのは、ある場所に案内され、なんだか細胞組織の図を大きく立体化したような幾何学物体で、これが「命」です、と説明されたときです。
こことここをつないでいるこれが、実は「愛」なのです、と説明されました。そのとき、(そうか……)とぼくはえらく納得して、深い感動を覚えたのです。
それから、ガルーダの背に乗せられて、いろいろなすばらしいコミュニティーの上空を遊覧飛行して見てきました。まさに、崇高でみごとな景色でした」と感想を述べておられた。
この中に語られた「命」の世界を、国治立之神は統括しておられるのである。
三次元的な目で太陽を見ると、何万度という高熱を持った燃えさかる恒星。
とても、生物などは生きられる状態ではないが、すでに説明したように星は三層構造になっていて、ギラギラ燃えているのは、三次元的世界のみ。
人間にも目に見える体の他に、自分の目には見えない心と魂の部分があるように、太陽にも心と魂に匹敵する部分があるのだ。
今、説明した太陽世界は、もちろん後者の目に見えない世界のほうである。太陽の光を感じたら、必ず、こういった高次元世界からの霊的エネルギーも降りそそいでいるのだ、と思うようにすれば、強い運勢を得ることができるはずである。
その際のポイントは、先に説明したご三体の神様の名前を正確に唱えることである。
神名の音はその働きをすべてあらわし、正しく誠を込めて唱えれば、そのお働きを自分に招き入れることができるのである。
太陽神界の画像をもっと具体的にイメージすれば、もっと強く受けられるが、詳説すればそれだけで一冊の本になってしまう。
紙面の都合上、これだけでお許しいただきたい。
また、前述のごとく、太陽神界すべての働きを総称して「アマテラスオオミカミ」と申し上げるが、一音一音を大切に発音して、十一回唱えるパワーコールのことを、「言の神咒」ともいう。この際でも、ご三神の存在を意識の奥から離さないことである。やや宗教っぽく、次の歌。
三主神余りある身の光より
幸とめぐみの道ふらすかな
千萬の天津御神の働きを統べ治むかな
日の三柱は
仰ぎつつ励み励みて祈るなら
天津日神は善照らしたもう
深見東州
【水星】
水星は位置的にも太陽に近いので日差しが強く、人々は日よけのために大きな帽子をかぶっている。人口は約一〇億人。主宰神からそう伺った。
神霊レベルでいうと、ここは中有霊界の上に当たり、地上において善良で常識的な生き方をした人々が、死後行く世界だ。
太陽系惑星群を人の生涯にたとえると、水星は三歳から五歳前後の子どもの心になるだろう。
非常にみずみずしい感性を持ち、ちょうどこの年齢の子どもがなんにでも興味を示して「ナゼ?ナゼ?」と質問をするように、水星は真理を探求するエネルギー波地上へ送り出している。
余談だが、スティービー・ワンダーの曲は、この星のメロディー波を受けているものが多い。
こういうわけで、なんにでも興味のある人、胸に希望をいっぱいつめている人、またはつめたいと思う人は、水星に向かってそのエネルギーを受けるようにしたらいい。
それから、まあここだけの話だが、この水星はバストを大きくする作用もある。子どもが胸をふくらませて「ナゼ?ナゼ?」と質問するのと同じで、肉体的にも胸が大きくなるのだろう。
その他、経済的な知恵を得たいと思ったら、水星に祈るといいだろう。知恵の他に、商売のヤル気も出てくる。
大黒様が住んでいるのもこの星なのである。バストと経済に関しては、主宰神の妻神「トヨタマヒメノカミ」様の神名を唱えればよい。
この神様の名前は神典にも出ているが、水星でこういう役割(他にもあるが)をはたしていることを明かすのは、私が初めてであろう。「商売で運が向いてきた」などというのも、その女神が動かれていると考えてよい。
【金星】
宗教関係のいろいろな読物の中に、ちょくちょく顔を出すのがこの金星。人生の年齢でいうと、ちょうど十八歳から二五歳ぐらいまで、いわば最もパワーが出て、かつ重要なころだ。
しかも、いろいろな種類のパワー波を出しており、その数ざっと七八。金融対策から学術的なもの、あるいは宗教的なものまであり、それぞれの分野で行き詰まりを感じたら、金星に祈りを込めるといいだろう。
ちょうど、十八歳から二五歳というと、なんにでもチャレンジして、それを乗り越えていこうとする活力がみなぎっている。
そして、人生の基礎作り、人格形成をこの時期に成す。
思春期とは、人間が木星や金星の影響を受けて精神的な面を形成する時期であるともいえるのであり、一生の進路もだいたい金星の働きで、このころ決まる。守護霊交替の最も多い時期だ。
ところで、女性は十七歳ごろから金星の影響を強く受け始める。というのは、男性に比べて一、二年早熟だからだ。
金星を神界レベルから見ると上級霊界の部類に入り、太陽神界のすぐ下あたりである。
宗教的な成功者クラスがここへ行く。成功者といっても、名をあげたり信者が多いということではなく、ドグマに陥らず、広く宗教的に人々を愛し、道を説き法を極めた人物を指す。
神霊界のパワーや具体的な宗教教義、指針は、この金星を通じて人間界に届くので、いわゆるミラクルパワーを発揮することができる。
かつて、お釈迦様に「天上天下唯我独尊」の悟りを与えた「明星」も、この星である。
モーゼのエジプト脱出を導いたり、ユダヤ教理などを教え導いたのも、主神を顕現させ金星の働きなくしては語れない。
モーゼの奇跡の七割は、金星秘法といわれるものである。私は実際に金星に行って、モーゼの神霊から直接聞いたのであるから間違いない。ユダヤの予言者を導いていたのも、たいていこのミラクルパワーによるものだ。
暁の明星として知られる金星。あるいは一番星”として、だれでも一度はゆび指したことがある金星には、人智を超えた力が潜んでいることを知って、行き詰まり打破のここ一発のとき、祈りを込めよう。
ユダヤの予言者ほどでなくても、ユダヤの成功者ぐらいにはなってほしい。
【月】
ご存じ、地球の衛星として、最も私たちには馴染みのある星。太陽を腸とすれば、月は陰にあたるが、影響力は太陽に匹敵するほど大だ。
月は「ツキ」と読むが、これはそのまま「ツキ、運」につながっている。つまり「ツキがある」とか「ツキに見放された」というときの、あのツキだ。
また、月ヘンの漢字には「腰」「肝」「臓」というような体と健康に関するものが多いが、これは偶然ではない。
漢字を創造した古代の人々は、ちゃんと月の霊波動が健康に大きく作用していたことを知っていたのだ。だから、わざわざ月ヘンをつけて漢字をつくったのだ。
月のほのぐらく明るい雰囲気は、ちょうどインド世界の仏教に相当している。
実際、月の主宰神「ツキテルヒコノオオカミ」様は、仏教に多大な影響を与えておられる。お釈迦様の守護神であったからだ。
太陽のように、あまり隅々まで明るく照らし過ぎず、適当に煩悩や悪さを容認して、手を替え品を替えて説教し、少しずつ衆生を本来の道へと導かれる。
まさに、満月、半三日月と姿を変えて、夜空に輝く月のようではないか。また、インドは灼熱の国。太陽は嫌われ、月が安らぎを与える象徴として貴ばれ慕われたということもある。
もうひとつ大事なことがあった。月は文学、ロマン、恋といった分野にも力を発揮するという点だ。
いい恋人とめぐり逢いたい、彼あるいは彼女の心を自分のほうへ向かせたいという場合は、月への祈りを込めるべきだ。無骨な男性は、徐々に歯の浮くようなことも言えるようになるのである。
このように、地球は太陽の周りを回り、月は地球の周りを回るという図式は、それぞれが切っても切れない関係であることを示していて興味深い。
太陽は、人間の精神的な世界(魂の世界)ヘパワーを送り、月は肉体と物質世界および神霊の世界へパワーを送り出している。
人間はこのふたつの星の影響を大きく受けながら、悲喜交々の人生を過ごしているわけだ。
しかし、このふたつの星の神霊的存在を知るだけでも、その人の一生はかなりよくなってくるだろう。
とくに、月はツキを呼び込める星なので、金もうけや恋人探し家探しに勝負ごとまで、直接的ご利益をもたらしてくれる。
文章が上手になれるのも、月の霊波動がカギを握っている。もちろん「月のもの」である生理不順も、ピタリとレギュラーになる。
そして、失恋の傷心を癒してくれるのも月なのである。失恋したら「太陽に向かってほえろ」ではなく、「月に向かって泣こう」なのである。自然と心が安らいで、心がなぐさめられる。
勇気が湧いて、次の男性、女性のイメージもチラホラ・・・・・。それから、決して「月に向かってほえる」ことがないように。
オオカミ男になるからである。いや、これは冗談。
霊界レベルでいうと、月は中有霊界の中段から下段にかけて、可もなく不可もなく生きた人々が死後行く世界だ。
【火星】
火星はその名のとおり、火の星。つまり、熱狂的な情熱と闘争の世界だ。赤龍、火炎龍、黒龍等が住んでいて、いつも激しく争っている。
まるで戦場であり、モタモタしているとすぐにやられてしまう。種々の兵器やミサイルなども、この星に貯蔵されている。
ノストラダムスの予言の争いの部分に関しては、この神霊界を予言詩として表したものなのである。
また、この星は非常に単純明快な雰囲気があり、人生の年齢からいうと二歳から三歳までの年頃。そのほか、水子の霊などもこの星の世界の天国界に住んでいる。
二、三歳というと疲れを知らない世代。自分の好きなものは、泣きじゃくってでも手に入れようとする。
なんにでも興味を示し、手にとって投げたりぶつけたり、食べてみたり、とにかく見ているだけではことが終わらない。必ず、活発なアクションがともなう。そして、すぐに夢中になってしまう。
火星とは、こうした霊波動に満ち満ちている世界だ。どうもここ一発の情熱が不足しているというような人は、火星の霊波動を浴びるようにしたらいいだろう。
闘魂がムラムラと湧きあがってくるに違いない。力と技の男のロマン。プロレスラーにお勧めの星である。
【木星】
木星は地上の願いごとが聞き入れられ結実する星だ。金星が、天界の願いを反映して地上に影響を与えるのに対して、木星は地上の願いを天に反映させるのだ。
そういうわけで、「○○をお願いします」と願いを立てると、かなり効果的に聞き入れられる。
人生の年齢からいうと、十一歳から十七歳ぐらいまで。思春期の明るくのびのびとしみずみずしい発展の気運に満ちている。
そして人生に対する一途な思いなどがごちゃまぜになった、変化に富んだ霊的波動にあふれる世界だ。ディズニーランドの原型も、ここにある。夜景がきれいなことでも定評のある星である。
言い忘れたが、仏教界の胎蔵界は金星にあり、金剛界はこの木星にある。もちろんそれぞれの上部神霊界にある。
そして木星は神霊ランクでは一般的にいって、中有霊界の上級、つまり、人生の道を明るく極め、善徳をたくさん積んだ人が死後行く世界である。
非常に美しい世界が開けており、人々はそこでのんびりと、あるいは活発に生活している。それで、ここをちょっとのぞいた人は帰るのが嫌になるのである。
木星に対しては願いを立てて祈るほかに、思春期の人生に対するういういしさを取り戻したいときなど、その霊波動を受けるといいだろう。
特に若々しさや家内安全、楽し豊かな活発さが戻ってくる。
また、思春期にある青少年たちは、今もっとも木星の影響を受けているわけだから、苦しいときや悲しいとき、辛いときがあったら、迷わず木星へ祈りを込めるようにしたい。
とくに木星には「願立て神社」があって、どんな願いでも聞いてくれる。考えてもみるがいい。
伊勢や出雲など著名な神社を慕って詣でた場合、「よくぞ遠路はるばる参ったな」とご祭神も格別なご加護を与えてくださるもの。
それが、地球を飛び出して、魂だけではあるが、わざわざ木星まで詣で、しかも「願立て神社」にお参りするとなれば、「もうなんでも聞いてやるぞ」と木星の神々も聞いてくださるのである。
現在、地球人では私が星ツアーで案内した数千人程度しか、ここで直接願を立てた人はいないはずである。
「願立て神社」は正確には三カ所あって、「黄金宮」「楽豐宮」「神仙宮」とあり、この「黄金宮」に「黄金姫」様がいらっしゃる。
たいへんふくよかな美人で、ファッションもみごとだ。
この黄金姫が本当に微笑むと、一生涯お金に困らない。豊
臣秀吉の時代に佐渡から金が豊富に出たり、聖武天皇のとき、陸奥国金華山から黄金が出て、大仏建立がなったのもみんなこのお姫様が大いに働かれたからであった。
ところで、木星は太陽系の中では非常に巨大な惑星で、もう少し質量があったら重力星そのものが輝き出すところだったといわれている。
つまり、太陽のようになれたのだ。これはとりもなおさず、大きな希望を秘めた星ということができるだろう。
ちょうど、十一歳から十七歳ぐらいの青少年の胸の中に、大きな夢と希望がぎっしりと詰まって、いつでもキラキラと輝き出せる、そんな可能性を秘めているのと同じだ。
【土星】
ここにはエンマ大王さんがいる。実際ここで何度もエンマ大王に親しくお目にかかっている。
地上で人殺しなど悪いことをした人間は、土星に行って、エンマ大王さんのご厄介になるのだ。土星は地獄界があることから考えても、そんなに甘い世界ではないことがわかるだろう。
「七難八苦」という言葉があるが、まさにそのとおり。苦しくて辛い霊波動で充満している。だからといって、土星には祈りを込められないかというとそうでもない。
たとえば、自分の子どもを厳しく、辛苦に負けない立派な人に育てたい場合などは、この星に祈ればいい。ビシビシ鍛えてくれるだろう。忍耐と辛抱する力をつけることができるのだ。
エンマ大王さんのような、強烈な善悪基準を求められるときも、やはり土星に祈りを込め、自分自身の姿勢を正すことができる。
夢とか希望という世界からは遠くかけ離れた存在だが、こういった善悪のパワーについては強烈なものがあるので、ここ一番というとき必ず役立つだろう。
残念ながら、星ツアーではまだ誰も土星へは連れていったことがない。というのも、間違って地獄界に入り込んだら危険だからである。また「天王星」「海王星」についても、神様のお許しが現時点ではくだっていないので、連れていけないし紹介もできない。ご了承ください。
【冥王星】
海王星との関係で太陽系の一番外側になったり二番目になったりしているが、神霊界から見ると、最も外側に位置している。
人生の年齢からいくと、還暦を過ぎれば冥王星の影響下に入るといえるだろう。
太陽が新しいものをどんどん生み出す立場だとすると、冥王星は古きよきものを残したり発見したりする立場。
アンティークロマンがある星だ。非常にノンビリしていて、心の平安がそこにはある。ちょうど山陰地方のローカル的雰囲気がいっぱいで、水墨画の世界や山紫水明の世界にも通じ、わびさびの世界もあって、茶室などもある。
そして、時間の経つのは遅い。有意義な老後を過ごしたいと思うなら、冥王星に祈りを託せばいい。
また、心静かに真理を探究する星でもあるので、本格的に古典学問に打ち込みたい人も、やはり冥王星だ。
余談ではあるが、ラクダとアラブ人が住んでいるのを見たことがある。イスラムの世界もあるのだ。
もうひとつ、人は還暦過ぎると童心に返るという。まさにそのとおりで、ここにはメルヘンの世界が広がっている。
ちょうど、おばあちゃんが、小さな子どもに物語を読んで聞かせているといった世界だ。映画「ネバーエンディングストーリー」の中に出てくる夢の世界ファンタジアはもしかしたら、冥王星を指しているのかもしれない。
白雪姫と七人の小人たちの森とそっくりな森があり、実際、私は小人を見ている。木霊の化身であろう。人間の子どもの顔ではなかったからだ。
ここは、太陽系最遠の星らしく、人生の審判をくだす場所でもある。
もちろん、土星のエンマ大王さんのような善悪基準ではなく、むしろ人生の生き様、心の持ち方、満足度といった、その人の本心、良心に照らし合わせた審判といえるだろう。
この冥王星で勉強を積み重ねると、いよいよ太陽系外の星「北極星」へ行く権利が与えられる。
【北極星】
地球の地軸は北極星を向くようになっている。人類がこの地上に誕生したときから、北極星はすでに地軸の中心として位置し、地球に多大な影響を及ぼしてきた。
一生の願いをかけるなら北極星、毎日の願いなら太陽、特定の願いなら木星となっているが、北極星には生まれる子への願いを母親なり父親なりが託すといいだろう。
北極星の主宰神はとても子ども思いの好々爺だからだ。
宇宙真理の叡智とスーパー・ミラクルメルヘンの世界がそこにはあり、強烈な運勢の霊波動が渦巻いている。
この星とコンタクトを持ち、霊波動をいつまでも感じることができるようになれば、百万人力のパワーを得たにも等しい。
頭脳明晰、カンは冴え、芸術性は高められ、不幸なできごとも未然に防ぐことができる。よき人々にめぐり逢うことができ、学業も事業もうまくいくといった具合だ。
最終的には、やはり北極星への祈りに到着することが望ましい。北極星はいつでもたやすく見つけることができる星なので、積極的に祈ろう。
これが、古代中国人が崇敬してやまなかった最高神「天帝」の真の住居であり、太乙、太極、天の枢府、極真など、みなこの北極星の有様を述べているからである。
人類社会のドラマの原作をつくる北極青玄宮には、太乙老人や霊母が住んでおられる。難解な本を読んで分からない時はここへ行って教えてもらうことにしている。
【星の運勢・ご利益一覧表】
★北極星
叡知と運勢のすべてのものがつまっている。胎児のときの局面を司り、先天の域を形成している。その意味で、その人のすべての運勢をにぎっている。
また、災いや不幸も無形のうち、先天のうちになくしてしまう最高の救済力を発揮する。地震、台風も未然に防ぐことができる。百年先の地球の姿。
★太陽
太陽系における中央政府的存在。躍動、名誉、栄達、出世、活力を司る。
★水星
三~五歳前後の霊的波動。なんでも興味をもつ、真理探究の星。「哀愁」の音楽と理財の働きがある。
★金星
神界の願いを地上へ映し出すときの中継点。宗教、霊学問の星。モーゼや釈迦もこの星に導かれた。十八~二五歳までの霊的波動。
★月
仏教の世界が広がる、金星の胎蔵界、木星の金剛界もここを通して顕現される。健康やツキを司る。ご利益が多い星。恋愛運も OK。
★火星
争いが絶えない星だが、反面、ガッツとエネルギーに満ちている。二~三歳の霊的波動。
★木星
地上の願いを映し出す星。万能円満の星。「黄金姫」様がいらっしゃる。十一~十七歳の思春期の霊的波動。
★土星
地獄界があるが、善悪に厳しい星。忍耐と辛抱を得ることができる。どういうわけか腎臓の病気にもいい。
★冥王星
静かなメルヘンの世界。アンティークロマンの源流がある。六十歳以降の霊的波動。北極星への「入口」にもなっている。
★その他
海王星は、六〜九歳ぐらいの霊的波動。エ七宗教家、占者らが行く地獄がある。天王星は、国家経綸の機密をにぎっているため公開できない。精神的な生涯の型を司っている。九~十二歳の霊波動。自我を自覚し、人生の雛形がみられる。また革新の星でもある。
