金刀比羅宮御神示(平成四年正月)

金刀比羅宮御神示(平成四年正月)

人生に船の帆足の遅き人と早き人あり。
その理由を、今一度知るべし。
改めよ。心とあり方。
のあり方おさめて、
天と神に生くる素直なる民
日の本の、人の素状のよき道へ帰せ。

琴平別


人々への訓示

天にみことのりあるを地に伝えしろしめすべし。

人々の幸とは、神に知られ、
神にめでられ、神に加護受けて、
生涯おのじし安寧あんねいなるを言うなり。

*註:「おのがじし」(古語) めいめいに。


さわぎなくて人の世は、
夕なぎのさやることなく、
人の心をなごませて、
見通しのきく温順の、
景色楽しむ船人の楽
ごとくにありてぞ幸という。

心の安きを得られずに、
富と宝と名聞みょうもん
得たりと言えど、
何すれど
幸の人とや言われけむ。

心和み、胸の内安く楽しく心地よく、
営み暮す内にこそ、
まことの民の幸がある。
ひとひと日をこのしあわせ
かみしめながら気をそろえ、
確かめて送れ、その生涯。

先行く船も後くる船も、
梶取る人の心根の、
うちなる調べは乗り合いの、
人に伝わり広がりて、
心豊かな船乗りの、
人の集いとなるものぞ。

人よ未来を安ずるな。
神とわれゆく安き日の、
喜び常に確かめて、
心うきたち暮すべし。

よきこと来たりて流れくる、
潮の流れもうち変わり、
われらの得手の潮流れ、
苦労もせずに船漕ぎて、
潮が助けて船進む。

金比羅、船々、シュラシュシュシュ
潮が助けて船走る。
潮は運なり、神の風、
添いて助ける印なり。
我力でこげばこぐ程に、
潮の流れは逆にゆく。

良く考えて進めども、
今日の風向き潮の様、
刻々変わるを知らないか。
先を考え悩む人、
いろいろ考え知恵絞る人、
船は思うに進まざり。
まず、北向がよきものと、

だれが一体決めたやら。
神のさだめのままに知れ。
東西南北風吹けど、
季節によりて様がある。
その流れくる道ぞしり、
船梶ふなかじ向ければ、風はらみ、
船は難なく早くゆく。

金比羅、船々、早くゆく。
道ゆくさきの嵐きて、
船襲う前にしるしあり。
それ受けとめてゆくならば、
台風時化しけ/rt>も何のその、
備えあれば憂いなし。

帆を皆おろし、自重して、
風にさからうこともなく、
一人ひとりが用心し、
転覆せぬよう帆柱ほばしら
ささえて荷物を軽くして、
余計なことを思わずに、 こぎ手こぎ手の力こぶ、
力の限り出しゆけば、
波の静まる頃となり、
風の静まる頃となる。

静かにわれを見るならば、
嵐を越えた知恵残り、
力のこぶの雄々しさが、

偉丈夫ますらおぶりを高むなり。
人よ自然にさからわず、楽しく生きて、天然の、
教ゆることを学ぶべし。

心は安く、夢広く、
神に語れる日々送れ。
さすれば何でも物事は、 遅き早きの差はあれど、
一切万事調うぞ。

それが自然に宿る神、
まことに生きてあるあかし。 神います国日の本の、
功徳なりけり日の本の、
国の民たち、均しうし
この神のの/rt>りをうけとれよ。

かくすれば、国安くして人は幸に、
道は神徳運あふれ、一切の事調うぞ。
万事万端夢のごと、
さし昇る日の如くにて、
成功成就のことばかり

迷うな人よ、神ありて
生きてあること忘るるな。
ひたすら祈り信心を、
堅固にもちて努めして、
怠ることなくわれみがけ。

それで功徳は取り放題。

幸せ、富と宝物、
得て得て損うことのなき、
神とともなる幸の人の、
極まりなるべしうれしきや。
神もことほぐめでたさよ
金比羅船船めでたしや

船依彦

※この御神示の詳しい解説は、たちばな出版刊の「金比羅様の大神示」というビデオに収録されています。