まえがき
芸術の世界であれ、実業の世界であれ、成功を収めた人は、その原因を「努力」という言葉で表現する。全力を傾注したからこそ、結果として報われたというのである。
だが、果たして努力だけが、成功の扉を開く鍵なのであろうか。世の中を広く見渡せば、人知れず努力をしながら認められることなく、人知れず世を去っていく人も少なくない。努力=成功という公式が通用しないことも多々あるのである。
なぜ通用しないのか。この世の成り立ちは人間だけによるものではない。私たちの世界は、霊界、さらに神界によって保護されており、その中で人は、はじめて生きていけるのだ。このことを認識せず「何がなんでも自力で努力」と考える人に対して、神は成功を約束されないのである。
神霊界の成り立ちの法則を知り、そこに住する霊たちに対する愛情を感じ、その愛に応える努力をする人が、成功者となり得るのだ。また、自分の目の前の問題が、神界、霊界、現実界と三つの世界から割って見え、次にそれらを融合させて生きる人は強い。あらゆる手法で今を改善できるからだ。
言葉を換えれば、運の成り立ちをよく知って、正しく運を創ることである。あなたが人と比べて運がないとすれば、私たちを取り巻く温かい視線とその法則性を意識することができないためなのだ。
また、仮に、目に見えない温かい視線、神の恩寵(おんちょう)を知りえたにしろ、それをどのように受け取り、どのように活用するかを知らなければ、あなたは運を得ることができず、幸せな人生を送ることはできない。
ところで、人の幸せとは何なのだろうか。世に存在する多くの宗教は、現世は不幸を生むところとし、来世を幸せの場と考える。所詮人間の一生は宇宙の悠久たる時の流れから考えれば、瞬間にしか過ぎない。その瞬間に、幸せを味わっても、はじまらないというわけだ。
本当にそうだろうか。瞬間を幸せに、しかも、次の瞬間へプラスαを残しつつ生きてこそ、未来永劫の幸せを得ることができると私は考えている。もちろん、瞬間とは刹那的ということではない。
一人ひとりの、人生のことであり、それを充実した時とするという意味である。ただいま現在を有効に過ごすことが、人間の幸せの原点であるのだ。そしてプラスのαは運勢幸運波動の余勢である。この余りが、次の幸運の種となるので、連続性をもって幸福の波が続いていくのである。
そしてまた、ただいま現在というものを神界、霊界、現界の三局面から分析し、三局面から改善し、三局面に福徳をもとめたら、常識という一局面だけで見る人の三倍強く、広く、磐石にあなたは運を創り、また把むことができるのである。その方法をここに書いたつもりである。
この本は、私の一連の著作の第七作になる。なるべく、従来の本と内容が重複しないように配慮しているが、基本はどうしても反復せざるを得ない。だが、必ずやその基礎に対しては、別な角度からスポットをあて直してあるので、面白く読んでいただけるものと思う。
この本が私の初めての著書である人にも、七冊目である人にも面白いよう、誠意をもって書いたつもりである。人間にとって、運とは何か、その運を自分のものとするにはどうしたらよいのか、この基本的テーマに関して、新たなる心で平明に記したものである。
これからの自分の将来を考える人は、この本を読み、積極的に運を創ることを学んでいただきたい。神はあなたに大きな恩恵をもたらしてくれるに違いない。
ご多幸をお祈り申し上げる。
深見東州
目次

【第一章】運を創るのはあなただ
【第二章】守護霊が、創運を助ける
【第三章】守護霊を味方にする法
【第四章】不運を嘆く前に
□ 竹下元総理と安倍・宮沢・中曽根さんの前世と運(竹下登氏/安倍晋太郎氏/宮沢喜一氏/中曾根康弘氏)
【第五章】こんな時、どうすればいいのか~項目別・創運のテクニック~
□ 【そして星に祈る】 太陽/水星/金星/火星/木星/土星/天王星/海王星/冥王星/月/北極星
【特別付録】
各ページ
大創運(VOL.1)
