第四章 あなたの守護霊が、何百倍もの霊力を発揮する秘伝! 昭和六十三年三月十三日の講演より
守護霊様は、本人のための願いしか聞かないのか?
守護霊様は、本人のための願いしか聞かないのか?
もう一つの質問にお答えしたいと思います。
Yさん、二十七歳の方からの質問。
「守護霊様は、本人のための願いしか聞いてくださらないのでしょうか。家族、友人、社会のことをお願いするのは、守護霊様ではなく、他の神様なのでしょうか。誰にお願いすればよいか教えてください」
こういう疑問を抱いている方、ほかにもいらっしゃいませんか。いましたら、ちょっと手を挙げてください。ああ、たくさんいらっしゃいますね。やはり、皆さんに共通した疑問のようです。
あるいは、「本人の意志及び、思いの広がりによって、神は感応する」
「本人の意志及び、思いの広がりによって、神の種類は決定する」でも結構ですが、これがYさんの質問に対する答えです。
本人の意志が強かったら、強く神様が感応します。本人の意志及び、思いが広がったら、広い神様が来ます。
家内安全の祈りは、先祖霊で充分
どういうことかと言いますと、たとえば、「とにかく家内安全、家族がみな、この一年を無事に過ごせますように」と祈るとします。
あるいは、恐妻家の人は、「今日一日、家内安全、家内穏やかに過ごせますように」と祈るとします(笑)。
家内安全、家のことばかり考えている人、つまり、せいぜい家までしか心の広がりのない人の場合は、宇宙の創造神がわざわざ来る必要はありません。産土様も来る必要はありません。守護霊軍団を総動員する必要もありません。
そんなことをしなくても、先祖霊が二~三人いたら、それで充分です。まあ、五人ぐらい有力な先祖霊がいたら、願いは叶えられます。
もちろん、祈っている方は必死です。
「願わくば、わが息子の入学の件に関して、そして家の安全に関して、宇宙の創造神よ、何とぞ守りたまえ」「箱根権現、守りたまえ」「白山本宮の神、守りたまえ」
「住吉の大神、守りたまえ」と、絶えず一心不乱に祈りますね。
「いや、箱根権現より、ヤーヴェの方が強そうだ。海を真っ二つに割ってモーゼを導いた神だから、子どもだって守ってくれるに違いない。ヤーヴェの神よ、どうぞ家族を守りたまえ」というように、いつもいつも、大神霊を呼んで祈っているわけです。
でも、その呼んでいる人の意志と思いは、「家族を幸せにしたまえ」という祈りですね。決して、国や社会という大きさはなく、家族という小さい祈りです。
熱心に祈れば通じますから、その祈りに応えてヤーヴェの神がやってきました。
熱心に祈れば、天之御中主神様でも、国常立神様でも聞いてくれます。
「ああ、家内安全ね……。うん、わかった。家内安全だな?」と言って、ヤーヴェの神様は、たとえば、ミカエル大天使長に命令します。「ミカエル、ああいうふうに言っているから、ちょっと頼むよ」
これを受けてミカエル大天使長も、「はい、わかりました」と返事をして、次の天使に命令します。内心は「ああ、家内安全ね……」です。
「家内安全の願いが届いているんだけれど、ちょっと頼むよ。あの人の守護霊のところに行って、やるように言ってください」と命令します。
こうやって、次から次へと「ちょっと頼む」と伝わっていって、最終的には、本人の守護霊のところに伝達されるのです。
「あなたが守護している人、家内安全を熱心にお願いしているから、しっかり守ってやってください」
「わかりました」
家内安全を願ってはいけない、という意味ではありませんが、最高神に家内安全をお願いしても、最高神が自ら動かれることは滅多にありません。
普通は、最高神から徐々に降りてきて、最終的には本人の系統の先祖霊に伝えられ、
「はい、もう充分に承っております」と確認するだけです。
「わかりました、わかりました。十二分に承っております」
この先祖霊さんは、うるさくて守護ができないですね(笑)。
そのたびに、「それにしても、お前はずいぶんとしつこい子孫だなあ。わしらが守っておるじゃないか」と(笑)。
そう言っているそばから、今日もまた次々と使者がやってくる。
「ヤーヴェの使者でございます。ぜひ、家内安全を・・・・・・」
「御中主の使者でございます。ぜひ、家内安全を……」
「国常立の使者でございます。ぜひ、家内安全を……………」
「はい、わかっております。その件に関しては、あちこちから承っております」と、挨拶しなければいけないわけですから、大変です。
使者はいつも来ますが、そのたびに、みんなこの五人に「お願いしますよ」と言うだけで、この先祖霊はうるさくて、忙しくて、いつも挨拶ばかりしております(笑)。
「私たちが守っております」と。大変ですよ、こういう人の守護霊は。
家内安全のために実際に動いている霊は、だいたい先祖霊が五人ぐらい。家のことを守ればいいわけですから、それで充分です。
ヤーヴェに祈ろうと、少名彦に祈ろうと、御中主に祈ろうと、国常立へ祈ろうと、四方八方に祈ったとしても、やって来るのは先祖霊が五人程度です。
もちろん、宇宙の神に祈りましても通じることがあります。しかし、回り回って、最終的に本人の先祖霊に伝えられますね。
松下幸之助が家電の修理にやって来るか?!?!?
現実界の例を引き合いにした方が、もっとわかりやすいかもしれません。
たとえば、家の電気冷蔵庫が故障したとしましょう。
このとき、「あっ、電気冷蔵庫が故障した。何とか直さなければ。そうだ、これは製造元に言った方がいい。
この冷蔵庫の製造元は松下電器だから、松下電器に連絡しよう」ということで、松下電器の本社に電話をかけます。
「もしもし、松下幸之助さんにお取り次ぎいただきたいんですが」
「えっ、PHPの方ですか」
「いや、そうじゃございません。ある重大な事柄について、松下幸之助さんにぜひお話ししなければならないことがあって、お電話したのですが」
「どのようなご用件ですか」
「電話では説明できないくらい大変なことなんです。松下電器の将来に関わる重大な用件なのです」
「どういうことですか」
「とにかく松下さんを出してください」
あまりにしつこく言うものだから、とうとう松下幸之助さんが電話口に出てきました。実際にはそんなことないでしょうが、とにかく松下幸之助さんが出てきました。
「ああ、もしもし、松下でございますが……」
「松下さんですか。あなたの伝記や、経営者の心得に関する本を読んで感動しまして、家の電化製品は全部、御社の製品にしております。
東芝の製品を買わず、シャープの製品を買わず、松下電器一色にしております。なのに、買って三日で冷蔵庫が故障するなんて、ショックです。何とか直してください」
これを聞いて松下幸之助は、「それはまことに申しわけございません。係の者に申しつけ、さっそく修理に伺わせます」と言うでしょう。
もし、電話口に出るようなことがあったら、
「まことに申しわけございませんでした。今後は気をつけます」と、お詫びはするでしょう、立派な方だから。
しかし、松下幸之助さんご自身がわざわざ駆けつけて来ることなんか、絶対にありません。
では、どうするか。
松下さんは、まず、秘書に命令します。命令を受けた秘書は、営業本部長か誰かに連絡します。
次に、営業本部長は地域のサービスセンターに連絡し、そこからさらに近所の電器屋さん、冷蔵庫を売った電器屋さんに連絡が行き、電器屋のお兄さんが急いでやってきます。
「あのう、本社から電話があったんですが、電気冷蔵庫が故障したらしいですね」
「そうなんだよ。買ったばかりなのに故障しちゃったんだ。それで、松下幸之助さんに修理のお願いをしたんだけれど、なぜ彼は来ないんだ?」
「私どもからお買い求めいただきましたので、私が修理に参りました」
結局、一番上のトップにお願いしても、やって来るのは近所の電器屋さん。回り回って近所の電器屋さんが来るわけです。
「まあ、誰が来ようといいよ。とにかく早く修理してくれよ。このままじゃジャージー牛乳が飲めないじゃないか。飲むヨーグルトも入っているんだ。飲むヨーグルトがダメになってしまうじゃないか」
「ちょっと見てください。コンセントが入ってません・・・・・・」で、終わりです(笑)。
守護霊と産土神との関係
こういう話をすると、皆さんは笑いますけれど、神霊世界では実際に行われているわけです。
「本人の意志と思いの広がり」は、家族のこと、子どもの入学試験まで。その程度のことを宇宙の創造神までお願いする。
それだけではまだ足りないということで、強そうな神様、先ほど言いましたように、ヤーヴェの神様にお願いする。
「創世記」を見たら、海を真っ二つに割っただとか、イナゴの大群を呼び寄せただとか、いろいろ書いてあります。それで、これはすごい神様だ、この神様なら叶えてくれるだろうというので、ヤーヴェの神にもお願いする。
そのほか、御中主だとか国常立だとか八大龍王だとか、とにかく強そうな神様に片っ端から祈る。
しかし、どんなに祈っても、来るのは結局ご先祖様です。家族をいつも守るという役割を持っている方が、守っているわけでありまして、家のことはご先祖で充分です。
それから、自分の仕事だけを考えている人には、守護霊だけで充分です。ご自分の守護霊だったら、一身上のことはみんな面倒見てくれます。
ところが、守護霊だけでは手に負えない場合もあります。
たとえば、冷蔵庫の調子がまた悪くなったとしましょう。前回のことがあったので、今度は直接、近所の電器屋さんを呼んで、直してもらうことにした。ところが、電器屋さんがいくらやっても直らない。
「うーん、これはちょっと部品が悪くなっているかもしれません。少々お待ちくださいませ」と言って、サービスセンターの技術のあるおじさんを連れてきまして、二人で真剣にやった。そして、
「ああ、これは内部の配線盤が傷んでいますね。これを交換すれば大丈夫ですよ」と、一発で直してくれた。
このサービスセンターの技術のあるおじさんが、神霊世界でいうと産土神様です。
産土の神様、すなわち鎮守様は、私たちの生活に即した神様で、入学、結婚、亡くなったときなど、人生の重要なポイントで動かれている、大変ありがたい神様です。
赤ちゃんを運んでくるという、コウノトリの話をご存じだと思いますが、赤ちゃんは産土様が運んでくるのです。オギャーと生まれると、お宮参りに行きますね。
あれはなぜかというと、御魂が生まれてくるときの媒介を、産土様がなさっているからです。
そのほか、私たちの日常生活に根ざしていることは、オールマイティーにしてくださる。それが鎮守様、地元の産土様なのです。
関東のお勧め産土神社
ところが最近は、鎮守様もだいぶ荒れてきました。鎮守様といえば、昔はきれいな森に囲まれていたものですが、近ごろは駐車場ができたり、結婚式場ができたり、ずいぶんと殺伐としてきました。
とくに都会の鎮守様は、森厳とした神域が失われつつあり、神様が帰られてしまった鎮守様も増えております。
私たちにとって一番身近な神様なのですが、必ずいらっしゃるとはかぎらない。いない方が多いといっても差し支えありません。
ですから、関東では箱根神社を、私はお勧めしております。
それぞれの地域に、お勧めの神社がありますけれども、全部の神社を推薦することはできませんので、関東の一の宮だったら無難だということで、箱根神社を勧めているわけです。
※全国の一の宮は、「全国の開運神社案内」(たちばな出版刊)をご参照ください。
箱根神社の宮司さんとは、親しくしていただいておりますけれども、箱根の宮司さんが、「最近、ワールドメイト(著者主宰の会)の参詣者が増えまして、ありがと「うございました」と言って、ワカサギをくださいました(笑)。皆様のおかげで、私もワカサギを賞味することができましたので、お礼を申し上げておきます。
守護霊様と普段から仲良くしよう
家族、友人に関する事柄は、ご先祖様と守護霊様。守護霊様、ご先祖様、産土様で結構です。
ただし、「わしが守ってやるぞ$301C」という、浮遊霊みたいなご先祖も中にはいますから、お願いするときには、「尊きご先祖様」と呼びかける。
それをやらずにお願いしたら、あとあと具合が悪くなったという人もいます。ですから、ご先祖様にお願いするときには、「素晴らしきよき背後霊となっているご先祖様」と呼びかけることを忘れないようにしたいものです。
家族、友人に関する事柄は、産土様、守護霊様、素晴らしきよき背後霊となっているご先祖様。この方々で充分です。
ご先祖様や守護霊様が、受付の窓口となって取り次いでくれますので、神様に片っ端から祈り、遠回りしていちいち挨拶をしなくても、「よしよし」ということで、受けてくれます。
電器屋さんでもそうです。日ごろお世話になっている電器屋さんが来たら、夏だったら冷やしそうめんや冷麺、あるいは、ざるそばなどをご馳走したりすると喜んで修理してくれますよね。
やはり、松下電器の本社より、近くの電器屋さんと仲良くしていた方が、故障したときには便利です。
松下電器の本社に知り合いがいるよりも、一番近い電器屋さんと仲良くなればなるほど、何か問題が起きたときには、すぐに処理してくれますので安心です。
一番近いところの人と仲良くなればなるほど、現実の事柄の問題点というのは、すぐに処理してくれます。そういう人間関係が大事です。
同じように、私たちの家族や仕事の事柄に関しては、守護霊様が窓口になっておりますから、この方と絶えず仲良くしておいた方が絶対にいい。何かあったらすぐに処理してくれます。
守護霊様、もしくは産土様。身の回りのことで何か起きたら、すぐに守護霊様や産土様にお願いするのが一番です。
ただし、日本の国に関するお願いごとや、社会全般のことになりますと、天照大御神様が一番。
国家のことを扱いますから、国や社会のことをお祈りするときは、伊勢に坐す天照大御神様にお願いすべきです。
国家のことは、守護霊様や産土様にはあまり期待できません。
最高神が動かれるとき
「本人の意志及び、思いの広がりによって神は感応する」ということの解説をしてきましたが、では、「最高神である
神に対してはどうなのか。
どういうふうにすれば直結し、動かれるのか。どういうふうに祈れば、その気になって動いていただけるのか」
これを説明しなければなりません。
それに対する答えを、ひと言で申しますと、
「最高神である
神は、人類の救済及び、自己の御魂の錬磨と確立」ということになります。
御魂が確立するということは、どういうことかといいますと、自分の天命に目覚めてしっかりと生きること。あるいは、その方向性。ひと言で表現すれば、道に関するすべてです。
「道に関するすべての願い」が、すなわち、「自己の御魂の錬磨と確立」です。
道がビシッと立つ。揺るぎない道を体得成就する。道に関する願いは、すべて
神一本でやってください。
私たちは、「御魂を磨き、道を成就するため」に生まれてきているわけです。
「文学的、宗教的、哲学的、芸術的な最高の御魂の完成成就及び、錬磨と確立」、そのために私たちは生まれてきているのです。
それを別の言葉で言うと、「神人合一の道を体得する」ということになりますが、これに関する事柄は、すべて最高神である
の神様一本で貫いていただきたい。道の成就、あるいは御魂の錬磨、完成というのは永遠のテーマです。だから、祈相手も永遠の存在でなければダメなのです。
最高神、
神に心を向けながら、どこまでも広がっていく最高のものを目指す。
絶対極に向かって、絶えず進歩向上していく。そういう姿勢を貫いて、初めて謙虚な自分自身を保つ事ができるわけです。
学業成就、家内安全などをお願いする場合は、守護霊や産土様で結構です。
しかし、自分の魂の帰結するところは、道に関する願いは、神一本でなければいけません。
道心に基づいて絶えず魂を錬磨する人は、自ずから心をの神様に向けるはずです。
そういう人が、たとえば、ご先祖に祈り、産土様に祈り、箱根の神様に祈り、天照大御神様に祈ったら、一般の崇敬者が百回、二百回お願いしたよりも早く成就させてくれます。
五分の祈りで最高にご守護してくれます。最高の神力と叡智を与えてくれます。
皆さんが
の神様だったら、そうなさいませんか。
どんな人の願いでも叶えてあげたいとは思いますけれど、人生の本質と魂の原点と生まれてきた目的、そして◎神の大御心をよく踏まえて、絶対者に対して謙虚に学びながら進んでいく人がいたら、より強く、より大きく応援してやりたいという気持ちになりますでしょう。
実は、私たちの守護霊様も、大守護霊や守護神に対しては、そのような謙虚な姿勢で向かっているのです。
また、産土の守護神様も天照大御神様も、宇宙の神には謙虚に道を学んでいらっしゃる。天照大御神様も
神に帰依しているのです。
神に帰依する。
そういう神々様と同じき心になれば、私たちも神々様と同じき存在になるわけでありまして、ここに「神人合一の道」の最も基本的な姿勢があることを知らなければなりません。
根源神、絶対者、無限絶対無始無終、宇宙創造の神という中で、絶えず向かっていく。
すると、先ほどの松下電器の話では、最高神から回り回って守護霊のところにまで連絡が来ましたが、この場合は、守護霊や産土様の方から、最高神に報告が行き、特別な任務を帯びた守護霊が派遣されたりいたします。
守護霊様や産土様は、本人の日ごろの行状をちゃんと見ていて、どのような志で生きているか、すべてわかっているわけです。
それで、「いつもよく頑張っておりますので、特別なご加護を増やしてやってくださいますようにお願いします」
と、の神様にお願いに行ってくれます。高級な霊だったら直接行きます。「うん、たしかによく頑張っているようだ。
だったら、もうちょっと大きな力を持っている守護霊に替えてやろう。それから、六十歳で死ぬところを六十八歳ぐらいにとりあえずしてやろうか」と言って寿命を変え、天命を変え、道を変え、不可能を可能にするような方向に導いてくださるのです。
何年何月に死ぬという寿命や本来の性格、そして、家のカルマや劫などは、「天の仕組」とか「天の命数」と言います。この「天の命数」は、本来変えられないものなのですが、絶対者が動きますと、そういうものでも変わるわけです。
道に関することは最高神に祈る
私の著書では、道心があるとは限らない、世間一般の人を読者対象にしておりますので、守護霊様の話にしても神様の話にしても、現実生活に即応した形で表現しております。
しかし、今日ここにお集まりのワールドメイトの会員の皆様は、あくまで道を学び研鑽していこうという人たちなのですから、守護霊よりも何よりも、神に帰依をしなければいけません。
宇宙創造神である
神。これをまず中心に置いて祈り、道を心がけていく。家のことや仕事のことは、この後にこなければいけません。
そうすると、
の覚えめでたく、守護霊もどんどん替わります。
産土様からも特別なご守護をいただきますから、家族のことなども知らないうちに解決します。「仕事なんかもういい、お金なんかもういい。もういい、もういい」と言っても、またお金が入ってしまった、と(笑)。
冷蔵庫を開けても札束が飛び出してくるし(笑)、水屋を開けても札束だし、江戸むらさきの蓋を開けても一万円札が詰まっている、と(笑)。もういいと言っても、お金が入ってきます。
そのお金を活用して、社会のために有用してくれよ、というのが神様の願いなのです。
神様が財を渡すのは、お金を通し、地位や名誉を通して、
神の御心を社会に顕現成就してほしいからなのであって、そこを見忘れて我利我欲に走ったら、これはもう道心を失ったも同然です。
お金は、追い求めている間は逃げていきますけど、要らない、要らないと言ったら来ます。
一回、うそでも言ってみましょうか(笑)。そうしたら来ますよ、本当に(笑)。
それだけ道心が究まってきたら、地位も名誉も、財産も、その気になれば守護霊もどんどん交替するし、産土様も交替するし、守護神も替わります。絶対者が動けば何でもできるのです。
その御心は、「道に関するすべての願い」と「人類の救済」。
この二つを
神に祈れば、「よろしい」と聞いてくれます。この二つは
神でなければダメです。道に関することを守護霊に聞いても、教えてはくれますが、守護霊以上の自分にはなれません。
守護霊様に、何百倍もの霊力で動いていただく方法
守護霊様はメッセンジャーですから、神から許可を得たら、守護霊様も普段の何百倍も何千倍もの霊力で動くことができます。
たとえば、古い話をしますが、日本が国際連盟を脱退したときの全権大使は、松岡洋右という人でした。松岡洋右は、外交官や外務大臣として政治活動をしていた人で、日本が国際連盟を脱退するに際して、全権大使として国際連盟に赴いたわけです。
その全権大使とは、どのような役職かといいますと、国家を代表して外交を決断し、決定する、文字どおり全権を付託された大使なわけです。
そこが、全権大使松岡洋右と、個人の松岡洋右との違いです。
それと同様、
神が守護霊に対して「よろしい」と許可すれば、全権大使何々という守護霊となって、普段の百倍も千倍も強い霊力を持って守護霊も動くことができる。神の権威と神徳をゆだねられていますので、ものすごい力を発揮するわけです。
ですから、「人類の救済」と「道に関するすべての願い」を
神に祈り、それを「よろしい」と
神が受けてくださったら、守護霊もガラリと変わるのです。
それまで鷹揚に構えていた守護霊様でも、衣冠束帯にピシッと改めまして、紫のベールに包まれながらいらっしゃいます。普段の守護霊様と同じ顔ではあっても、「本日は全権大使として守りに来ました」と、厳かな声でおっしゃいます。
同じ守護霊ではありましても、神からの直接命令を受けて来たときには、全権大使としての守護霊になるわけです。
衣装も厳かな衣装ですし、特別な何かをお持ちになっている。これは、神様からいただいたご神徳、あるいは神権で、目に見えない無形の宝やノウハウです。それを手に持って、衣装を改めて、お色直しをしていらっしゃいます。
今日も、私はスーツ姿で講義をしておりますけれど、ご祈願祭のときになりますと衣装を替えます。あまりばかなことは言いません(笑)。
厳かな気分で祝詞をあげないと、ご神霊も来なくなりますから、衣装を改めて、慎み深く祭事を執り行います。
同じ私でありますけれども、神様に向かうとき、あるいは神様を取り次ぐ神主として祭事を行うときには、そのように衣装も改め、声も改めて、厳かな言霊を奏上いたします。それとまったく同じです。
同じ守護霊様ではありましても、そのように神から受けた権限どれだけいただくかわかりませんが、権限をいただいたら、まったく違うわけです。
産土の神様も、守護神様も、皆さんそうです。
ですから、私たちはまず、「人類の救済」と「自己の御魂の錬磨と確立」の二つの願いを持つようにしなければなりません。
それから、自分の家族があり、仕事があり、というふうな考え方でしたら、守護霊の働きも普段の何百倍、産土様も特別扱い、箱根の神様でも「よしよし」と言って、皆さんにもワカサギがプレゼントされるかもしれません(笑)。
これが基礎です。この基礎をお忘れにならないでください。
そのように、「神様というのは、本人の意志と思いの広がりによって感応する」わけですから、自分なりに意志と思いの広がりをお持ちになっていただきたい。
そして、「生業緩むことなく、家門高く富み栄えて」と祝詞にありますように、家族、生業ともどもに富み栄えていっていただきたい。
家庭なんか犠牲にせよ、とは言いませんが、本質はこれでなければいけません。
そうすると、自ずから家業も繁栄し、家族も安泰で、健康で、長寿で幸せな人生が送れるはずです。
